こんにちは。デザイン書道家のあゆあゆです。
名前やお祝いカードや一言メッセージ、メニュー表など…
カタカナも知っていると使える機会は多いよ!
今回はABTのペンの特徴を生かして水彩のような色のつけ方も組み込んでみたので、絵を描くように楽しめると思います。お気に入りのデザインが見つかると嬉しいです。
用意するもの
・ ABT
・ ノートやカード、スケジュール帳など
植物を添えたガーデン風な書体(ア・カ行)
明るく爽やかで女性らしい可愛いデザインです
まずはこの書体の特徴のグラデージョンの説明をします。
ABTのペンは違うカラーをペン先につけて色を染み込ませる事で自然なグラデーションを楽しめます。今回は黄緑にグリーンを染み込ませて描いています。カラーの組み合わせで何通りも楽しめるので、いろんなカラーで試してみてくださいね。
1.ペン先を文字の外側に向けて、ペンを少し寝かせて太めに描く。
少し直線的に文字を書くと、後から絵柄を付ける際に描きやすくなります。
2.それぞれの文字の一番長い線にそって、葉っぱを添えます。
先に真ん中の枝を描いてから先端の葉っぱを描き、下に向かって葉っぱを足します。
この後、木の実をプラスしていくので葉っぱの枚数は少なめにすることをオススメします。
3.最後に葉っぱと葉っぱの間に丸い木の実をプラスします。
小さめの方が文字がしっかり読めるのでオススメです。
4.描きたい文字の全体のバランスを見ながら調整すると綺麗に仕上がります。
【作品例】
文字に使っている葉っぱをアレンジしてフレームにするとさらに華やかになります。
玄関やウェルカムスペースにお気に入りのフレームに入れて飾っても可愛いよ!
宇宙のような惑星っぽい書体(サ・タ行)
丸いモチーフとラインの組み合わせでできる神秘的なデザインです
1. 線が交わる箇所や点に丸を描き、文字を1本線で書きます。
2. 一本線で描いた線の両脇に線をプラスして3本線にします。
※ この時、文字の一番長い線を三本線の部分に選ぶと描きやすいです。
3.グラデーションの一番濃い色を丸の左下に形に沿わせて塗ります。
※ここからは少し素早く描いて欲しいのが一番のポイントかもしれません。
ぼかしペン(ABT N00/カラーレスブレンダー)でぼかすには完全に乾いてからでは滲みにくいのであらかじめ使用するペンのキャップも外しておくことをオススメします。
4.黄緑をちょんちょんと右上に余白を残して書き入れます。
5.ぼかしペンで2色を馴染ませます。
丸の右上に真っ白の余白が残るようにするとより立体的に仕上がって綺麗です。
ABT カラーレスブレンダー(N00)は色のついていない無色のペンで、色同志をなじませる、ぼかす、描くなど多彩な表現を可能にします。
【作品例】
ノートや付箋でもぼかしペンなら、紙もあまりヨレずに仕上げられました!
カラーを変えて雰囲気を変えても可愛いです。
ひとクセあるカラフルな書体(ナ・ハ行)
2色使いの書体が可愛いカラフルなデザイン
1. 文字の上半分を紫で書く
(文字を斜めにカットした場合の左上半分のイメージ)
2. 文字の下半分を青緑で書く
(文字を斜めにカットした場合の右下半分のイメージ)
※ 全部書くとこんな感じになります
3. ぼかしペンで線の淵を内側にぼかしていく。
※ 文字の内側が色づくイメージで真ん中は少し白部分を残してぼかしてください。
4. ぼかし部分が乾いたら文字の1〜2箇所に2色でドットを書き込んでいきます。
5. 文字によってパーツが多い時はドットを入れる部分を増やして、一緒に書く文字とのバランスを見ながら調整することをオススメします。
【作品例】
色の組み合わせを変えても! 線をぼかさなくてももちろん可愛く仕上がります。
ふっくらとした立体的な書体(マ・ヤ行)
2パターンの立体の書き方をペアにしたデザイン
1. 縁取る線で描く部分を決め、書き込みます。
※文字の独立したパーツや丸部分を選ぶと描きやすいです。
2.文字の残ったパーツをベタ塗りにする。
3.ベタ面を塗る時は一定方向にサッと塗ります。
ABTはムラになりにくいので初心者でも塗りやすいです。
4.影になる部分にピンクを入れます。
5.ぼかしペンで境界線を素早くぼかします。
※ 時間が経ちすぎると滲みにくいので1文字ずつ書くことをオススメします。
【作品例】
無地の紙に描いてもパッと目を引く元気カラーなので
ひと文字ずつカラーを変えてギフトに添えても可愛いです。
わたがしのようなふわふわ書体(ラ・ワ行)
ふわふわな雲の部分のぼかしが可愛いデザイン
1. 文字の1箇所をもこもこにして残りの線は1本で描く。
※ 可能なら1本線の最後をクルンとさせると可愛く仕上がります。
2. もこもこの中に2色のカラーで大小サイズ違いの丸を描きます。
※ 明るいカラーを分量多めで先に書き込むと、明るく綺麗な色味に仕上がります。
3.残りのスペースに濃い方のカラーで丸を描きます。
※白い余白を少し残すと滲みの色もよく見えるので透明感も表現できます。
4.一箇所ずつ乾き過ぎないうちに2色をぼかしペンで馴染ませます。
【作品例】
カタカナは画数が少ないのでひらがなより描きやすくもあります。
お名前も可愛くデコレーションできるのでお誕生日会などのイベントでのネームプレートなどにしても盛り上がりそうですね。
ペンの特性をうまく利用できれば、文字だけでもイラストのように可愛く描けるんです。
難しそうに感じるかもしれませんが、ABTは水を使わずに滲ませられるので、道具も少なく手軽に楽しめるのでオススメです。
普通のペンでも滲ませるところ以外はできるので、ぜひ描いてもらえたら嬉しいです。