minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
紙のかんづめさん
ステーショナリーをはじめ、アクセサリー、オブジェまで。紙を使った幅広い作品を制作。
https://minne.com/@kamican
ABTと水筆でカラフルに「夢色花火のブックマーク」
カラフルに彩った紙をカットして花火のように見立てた、オリジナルブックマークの作り方をご紹介します。
今回メインで使用する画材は、発色豊かなデュアルブラッシュペン「ABT」と、水彩表現のぼかしや混色に便利な「水筆」です。
手作りブックマークで読書の時間をより素敵に演出してみませんか。
用意するものはこちらです
・ABT
・水筆(中筆,平筆)
・コピー用紙など薄手の紙(60mm×70mm)
・厚手の紙(はがきサイズ:縦が148mm〜150mm)100円ショップでも入手可能です。
・A4コピー用紙(汚れないようにするためのもの)
・鉛筆
・牛乳パック(パレットとして使用)
・カッター
・はさみ
・消えいろPit(スティックのり)
・PiTパワーC(テープのり)
・定規
・カッターマット
・本 (重しとして使用)
1、火花の部分をつくる
コピー用紙など薄手の紙(60mm×70mm)の上から30mmの位置に(図参照)カッターの「背」で力を入れすぎないよう折り目をつけ、前後に折ります。
2、火花の部分を着色する
ABTで色を塗っていきます。牛乳パックのパレットに5色を乗せ、水筆(中筆)を使いグラデーションをつくるように下部40mmを着色します。
(ABT:055、245、476、636、845を使用)
ポイントは濃すぎず淡すぎない濃度でランダムに塗ること。隣り合う色相環を意識して塗りましょう。上の方を黄色で塗ると火花の風合いが生まれますよ。
ABTは色の発色が良く濁りにくいので境界線は水筆でぼかすと大抵馴染みます。裏面も同様に塗っていきましょう。
花火部分の上部30mmの表面のみに赤を水筆で薄めて塗ります。
紙の波打ちを軽減するため、紙が湿っているうちに本などの重しを置いて乾燥させましょう。このとき着色時に下に敷いていた紙を折って挟むと色移りを防げます。
3、持ち手の部分をつくる
火花の部分を乾かしているうちに持ち手部分をつくりましょう。
はがきサイズの厚紙の端から20mmをカッターでカットします。カットした紙の片面にテープのりを全面に隙間なく塗布し、残った厚紙に短辺の両端を揃えるよう意識して、ピッタリと張り合わせます。長辺はズレてもカットすればOKです。
厚紙の重ねた部分を端から4mm、鉛筆で上下に薄く印を付けて定規を当ててカットします。厚紙を切るときは定規を動かないようしっかりと押さえ、カッターにはあまり力を入れず刃は寝かせ気味で何度も同じところに刃を入れてカットするのが綺麗に切るコツです。
4、持ち手の部分を着色する
着色していきます。青を水筆(平筆)で薄めて端から中心に向かって塗り、同じように反対側から中心に向かって緑も塗ります。側面も忘れないように塗りましょう。
2色塗れたらパレットで青と緑を混ぜ、それを中心部に塗り馴染ませグラデーションにしていきます。裏面も同様に着色しましょう。
仕上がったらこちらも重しを置いて紙の反りを軽減します。
5、火花の部分をカットする
火花の着色が乾いたらいよいよ下部をカットしていきます。幅1.5mm以内を目指して根気よく一本ずつ丁寧に。カット幅が細かいのでフリーハンドです。途中で切れる箇所があっても大丈夫、それもまた花火の「遊び」になります。
カットが終わったら持ち手に巻いていきます。巻き寿司をつくるように緩すぎないようクルクルと巻きます。巻き終わったら持ち手を一旦抜き、上部左右端を少し斜めにカットします。
一度巻いた紙を開き、上部の両端にスティックのりを塗ります。再び折り目に沿って巻き直し、火花
の部分を開くと夢色花火のブックマーク完成です!
読書の時間がよりたのしくなりそうな、カラフルでキュートなブックマーク。
手軽につくることができるので、お好みのカラーでぜひみなさんもチャレンジしてみてくださいね。
紙のかんづめ さん の作品は、minneでご覧いただけます。
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