
2025.3.18
春はもうすぐそこ♪
ピクニックを楽しむハンドメイドアイデア
Craftie Homeのアンバサダーさんに教わる、ハンドメイドアイディア
「FUN ART STUDIO」と「Craftie」の連載企画! Craftie Homeのアンバサダーさんにハンドメイドレシピや暮らしの中にハンドメイドを取り入れるアイデアをご紹介いただきます。
こんにちは! Craftie(クラフティ)です。
Craftieは、ハンドメイドを通じて、毎日の暮らしをちょっとだけ豊かにするモノやコトをお届けしています。そんな私たちの活動を一緒に盛り上げてくれるのが、ハンドメイドキットブランドCraftie Home のアンバサダーのみなさんです。ものづくりが大好きな彼女たちは、同時に暮らしづくりの達人!今回は、その中の一人、Mariさんに春のピクニックにぴったりなハンドメイドアイデアを提案してもらいました。
Craftie Homeアンバサダー。
暮らしの一コマ、子供との日常をInstagramに投稿。
日々の暮らしのなかで趣味のハンドメイドを楽しむ。
https://www.instagram.com/m.cesta/

お出かけがもっと楽しみになる、あたたかい季節にぴったりなハンドメイド
寒い冬が終わり、いよいよ春の到来。あたたかい季節が待ち遠しかった方も多いのではないでしょうか。日々、お子様との暮らしを楽しまれているmariさんもその一人。
「外で過ごすことが好きなので、春の陽気を心待ちにしていました。私も子供たちもピクニックが大好きで、春になると毎週のように楽しんでいます。普段と同じ料理でも、外で食べると特別感がありますね」と、mariさん。今回はそんなmariさんに、春のピクニックがさらに楽しくなるハンドメイドを教わります。
ハンドメイドレシピ1.
ロゼット風のモチーフがポイント「たんぽぽのカトラリーケース」

ピクニックに欠かせないカトラリー類やおしぼりなどを収納できる、手作りのカトラリーケースです。今回は春らしく、たんぽぽのロゼット風モチーフをつけて、明るい色合いに仕上げました。カトラリー以外にも、ナフキンやカード類などの収納にも使えます。
カトラリーケースの作り方
【材料】
・画用紙
【道具】
・ABT(カラー筆ペン)055、192、020
・筆之助しなやか仕立て ライトグリーン
・筆之助しっかり仕立て 墨
・ピットマルチ2
・マスキングテープ
・定規
・ハサミ
【作り方】
1. 画用紙を30cm×10cmにカットし、
端から12cmの位置までチェック柄を描きます。ABT020の筆芯で、縦横1cm間隔で両端と上下にちょんちょんと目印をつけて、目印と目印を繋ぐように線を引いていきましょう。
「今回は柔らかい雰囲気になるよう、定規を使わずあえてフリーハンドで線を引きました」
続いて筆之助ライトグリーンで緑色の線を引きます。先ほど引いたオレンジ色の線の真ん中を通るように引いていきましょう。こちらも目印をつけておくと、線を引きやすくなります。
「ABTは色々な太さの線が描けて、交差部分の色の重なりが綺麗なので、他にも色々なチェック柄を描いてみたいなと思いました」
2. チェック柄を描いた12cmの位置で折り、ケースの形にします。表から見える面に、ABT020の筆芯で色づけをしす。ペン先を倒し、左右の向きで幅広に塗るときれいに仕上がります。
「隙間ができないように、少しずつ重ねながら塗ってみてください」
3. チェック柄の上側をなみ線にカットします。チェック柄の1cm幅ごとに山形にカットするように切ると、等間隔のなみ線にカットできます。
4. ケースの横側に、マスキングテープを貼りつけます。今回はABT192の色に似た、薄いグリーンのものを使いました。
5. たんぽぽのロゼット風モチーフを作ります。画用紙を27cm×1.5cmにカットし、片面にABT055の筆芯で色づけをします。下に汚れても良い紙を敷くと、テーブルを汚さずきれいに塗れます。
6. 色を塗っていない方の面にピットマルチ2を塗り、乾くまで待ちます。乾いたら1cmくらいの間隔で、少しずつずらしながら蛇腹のように折り、たんぽぽの形に仕上げていきます。
「ピットマルチ2を塗って乾かすと程よい接着力になり、折った面を貼りつけながら作れるので便利でした」
7. たんぽぽの葉の部分(ロゼットのリボン部分)を作ります。画用紙を1.5cm×10cmにカットして「へ」の字になるよう折り、ABT192の筆芯で色を塗ります。
リボンの先に見立てて、両端に切り込みを入れましょう。
8. ケースのお好きな位置に、葉の部分→お花部分の順にピットマルチ2で貼りつけ、お好みで筆之助を使いフレーズを書いたら完成です。
文字を書く際は、インクが滲まないようにチェック柄が完全に乾いてから書きましょう。
今回は「Spring is just around the corner!(春はもうすぐそこ)」と書きました。鉛筆で薄く下書きしてからなぞると安心です。
「筆之助はしなやかで筆滑りがいいので、筆記体も書きやすいです。力の入れ具合で太さを調整できるのも良いですね」
カトラリーケース以外にも、
手紙を入れて封筒にしたり、小物を入れて贈り物にしたりするのもおすすめです。
「チェック柄と色の組み合わせが気に入っています。やや大きめサイズなので、お手拭きやコーヒーシュガーなどをまとめられるところもお気に入りです」
ハンドメイドレシピ2.
春を連れてきてくれる「ちょうちょのピック」

かわいらしいピックは、お弁当のデコレーションに欠かせないアイテム。せっかくなら手作りのピックで、オリジナル感たっぷりなピクニックを演出してみませんか?ちょうちょは2種類の作り方をご紹介するので、お好みの作り方で制作してみてください。
ピックの作り方
【材料】
・画用紙
・つまようじ
・ペップ(手芸店や100円ショップなどで購入できます)
・マスキングテープ
・両面テープ
・ハサミ
【道具】
・ABT(カラー筆ペン)192、020、055、991、076、850、062、969、N79
・水筆(小筆)
・筆之助しなやか仕立て グリーン、ホワイト、ペールイエロー
・筆之助しっかり仕立て 墨
・スティックのり 消えいろピット ほそみ
・鉛筆もしくはシャープペンシル
【作り方】
1. 画用紙にちょうちょと旗の形を下書きします。サイズは使用するつまようじの大きさを目安にしてください。ちょうちょは1匹ごとに上下の羽を1枚ずつ作ります。
2. ABTと水筆で色づけをします。旗のひとつはABT192と水筆で塗り、もうひとつはABT020と筆之助グリーンでドット柄を描きました。つまようじに張りつける根本部分は少しあけておきましょう。
模様のないちょうちょは、それぞれABT850、991、055、076と水筆で塗りました。このあと大きい方と小さい方を貼りひとつのちょうちょに仕上げるので、お好きな色の組み合わせで作ってみてください。
模様のあるちょうちょはモンシロチョウです。筆之助ペールイエローとホワイトで外側から内側に向かって色を塗り、ABT062、969、N79で模様を描いてから水筆でぼかします。
「絵の具を準備するのは大変ですが、ABTと水筆を使えば気軽に水彩風の柔らかいタッチを楽しめるのが嬉しいです」
3. 色が乾いたらカットします。スティックのりで小さい羽が下になるように重ねて貼り、ちょうちょの形に仕上げましょう。
「ちょうちょは上下の配色や模様を考えながら作るのが楽しいので、ぜひお好きなカラーやデザインで楽しんでみてください」
4. ピックの形に仕上げていきます。マスキングテープの上に半分に折ったペップを置き、つまようじの端を置いて巻きつけます。
巻きつけたマスキングテープの上にピットマルチ2を塗り、ちょうちょの中央線上に乗せて貼りつけます。そのまま乾くまで動かさないようにしましょう。
「ピットマルチ2は強力接着で、爪楊枝の細い部分でもしっかりくっついてくれました」
5. 旗も色が乾いたらカットして、お好みのフレーズを筆之助で書きます。今回は「Enjoy spring picnic」と書きました。
旗は両面テープでつまようじに貼りつけます。
6. のりが乾いたらすべてのピックが完成です。お弁当やお菓子など、お好きなシーンでお楽しみください。
ハンドメイドレシピ3.
小窓から覗くお花がかわいい「ドリンクホルダー」

最後にご紹介するのは、お出かけ時にあると便利なドリンクホルダーです。カップにドリンクを入れるのはもちろん、お菓子を入れたり、拾ったお花やドングリなどを集めて入れたり、色々なシーンで楽しめます。
「大好きな春のお花であるチューリップとスズランで、春のぽかぽか陽気をイメージしたイエロー系と、優しいピンク系で作ってみました」
ドリンクホルダーの作り方
【材料】
・画用紙
・クラフト紙
・お好みのリボンや紐
・紙コップ
【道具】
・ABT (カラー筆ペン)195、055、025、026、076、850、761、990
・水筆(平筆)
・アクアピット強力ペンタイプ
・ピットハイパワー
・ハサミ
・カッター
・カッターマット
・ホッチキス
・穴あけパンチ
・テープ
・パレット代わりのクリアファイル
【作り方】
1. クラフト紙と画用紙を、サイズ見本を参考にしてホルダーの形にカットします。ホルダー1つにそれぞれ1枚ずつ使用します。テイクアウトのコーヒーについているカップスリーブをお持ちの方は、そちらで型取りをしても大丈夫です。
【サイズ見本】
型紙のダウンロードはこちらから
2. 1でカットした画用紙の中央あたりに、お花が見える小窓部分をくり抜きます。縦4cm横3.2cmの十字を目安に、楕円型やアーチ型など、お好みの形に下書きしてからくり抜いてみてください。
3. 画用紙を色づけしていきます。クリアファイルにお好みのABTを何色か出し、水筆で少しずつ混ぜながら塗っていきます。
今回は淡いイエローとピンクに塗りました。
「深く考えず、思いのまま色を重ねながら塗ってみてください。色の交わりや濃淡が楽しめると思います」
4. 小窓部分から見えるお花を作ります。今回はチューリップとすずらんの作り方をご紹介するので、お好みで制作してください。
2でくり抜いた小窓に収まるサイズで、画用紙にお花部分、クラフト紙に葉っぱ部分を描きます。葉っぱ部分はABT195で塗りましょう。
5. 4の花びらと葉っぱを1枚ずつハサミでカットして、1のクラフト紙の小窓部分にアクアピット強力ペンタイプで貼りつけます。チューリップのお花部分は、中央→左右の順に貼って立体感を出します。
「細かい作業なので、ペンで書くように塗れるアクアピット強力ペンタイプが大活躍でした!」
お花をクラフト紙に貼ったら、3の画用紙の裏面にピットハイパワーをつけてずれないように貼りつけます。
6. のりが乾いたら、ホルダー状にしてホッチキスを止めて形を作ります。抜け落ちないよう、使うカップの口径よりひと回り小さくなるように作るのがおすすめです。大きすぎる場合は端を少しずつ切りながら形を調整してみてください。
7. 左右対称の位置に穴あけパンチで穴を開けて、お好みのリボンを通して結べば完成です。結び目はしっかりめに作り、最後に内側からテープで止めておくと安心です。
「今回は幅広の布製のリボンを使いました。幅が広いものだと安定感があって良いと思います」
ピクニックで子供のおやつ入れや、公園で見つけた葉っぱや木の実などを入れるケースとしてもお楽しみいただけますよ。
※重量のあるものや熱い飲み物等を下げる際には十分ご注意ください。飲み物を下げる際には、紙コップに蓋を付けて持ち歩きください。冷たい飲み物に使用した場合は、水分で紙がふやける可能性があります。
春のピクニックを楽しむハンドメイドレシピ、いかがでしたか?「ABTの優しい色合いや水筆を使った水彩風のタッチが春の雰囲気にぴったりで、ウキウキしながら作りました。手作りアイテムが加わることで、より特別感のあるピクニックを楽しめると思います」と、mariさん。ぜひmariさんのアイデアを参考に、お好きなカラーで春のハンドメイドを楽しんでみてはいかがでしょうか。
写真/mari
文/manami(Craftie Home)