気候も日に日に暖かくなり、鳥のさえずりがいっそうにぎやかに聞こえてきますね。
今回のかんたんイラストのテーマは、鳥の描き方になります!
●鳥のイラストを描こう
鳥と言えば、くちばしや羽根、細い足などが特徴的で、他の動物よりも描きやすそうなイメージですが、いざイラストにしてみようとすると、それぞれのバランスが難しく、思い通りに描けないことがよくあります。
本記事では、最初に大まかなシルエットをとらえ、そこから細かい特徴を描き加えていく方法で挑戦していきます。
まずは小鳥のイラストを描いてみましょう。
メインで使用する画材は水性マーカーペンの『プレイカラー』シリーズ。太芯・細芯のツインタイプで、太芯のしっかりした線はイラストの主線に、細芯は羽根やくちばしなどの細部を描くのにもとても便利。
↑写真上側は『プレイカラー2』(細芯0.4mm、太芯1.2mm)、下側は『プレイカラーK』(極細芯0.3mm、太芯0.8mm)。
本編作例ではプレイカラーKを使用しています。
●小鳥の描き方
小鳥は丸味を帯びたふわっとした姿がかわいらしいですよね。
よく見ていると、体のシルエットは、頭と胴体の大小2つの楕円が組み合わさった形に近いことがわかります。この楕円を元に下絵を描き、ペンで清書する手順で描いていきます。
次の項ではこの描き方を応用しながら、いろいろな鳥のイラストに挑戦していきます!
●身近な鳥を描いてみよう
スズメやハトなど、普段見かける鳥たちを中心に描いてみました。
見慣れた鳥たちもじっくり見ると、本当に個性豊かですね!
下図の様なステップで描いています。
●野山の鳥を描いてみよう
野山には本当にたくさんの鳥がいますね。冠を持つ鳥や、尾の長い鳥などを選んで描いてみました。
枝や幹などと合わせて描いて、野生の雰囲気を出してみるのもよいですね。
●水辺の鳥を描いてみよう
長い足や水かき以外にも、個性豊かなくちばしをもつ鳥たちも多いですね。
●大きな鳥を描いてみよう
猛禽類や大きな鳥にも挑戦。特徴ある爪や目などの細かい部分の描き込みには、極細芯が活躍します。
●エキゾチックな鳥を描いてみよう
鮮やかな色彩の鳥も多いですね!
プレイカラーは各シリーズに36の色を備えているので、羽毛や羽根のイメージに近い色で描いてみるのも。
●オウムやブンチョウを描いてみよう
ペットでもお馴染みの鳥たち。飼っている人は、間近で観察しながら似顔絵を描いてみるのも楽しそうですね!
●色鉛筆で彩色
描けた線画に着色を施してみましょう。水性マーカーのイラストの着色には色鉛筆が相性バッチリです。
作例で使用している色鉛筆は『色辞典』。収録されているカラーは大自然の色彩を再現したものになっていて、鳥のイラストの彩色にもぴったりな色鉛筆です。
羽根の彩色に活躍しそうな深みのある色以外にも、ベージュ系やグレー系の色なども豊富なので、羽毛の微妙な色合いも幅広く再現できます。
●ペールカラーとフローレセンスカラー
色辞典「第三集」にはフローレセンス(蛍光)カラーというユニークな色も収録されています。インコやオウムの鮮やかな色合いの再現にも最適です。また、ペールトーンも多く備えているので、ブンチョウなどの優しいの色合いもしっかり塗ることができます。
●鳥をイメージした色たち
色辞典では「カワセミ色」といった鳥にちなんだ色も数多く収録されています。
色名リストからどんな鳥の名前があるのか探してみるのも楽しいですよ!
※左上から時計回りに、鶯色、パロットグリーン、真鴨色、鳥の子色、川蝉色、鳩羽色、ピーコックブルー
●他のペンと組み合わせて作品作り
主役の鳥たちを描くのに慣れてきたら、背景やモチーフを組み合わせた作品作りにも挑戦してみましょう。
プレイカラーシリーズの『プレイカラードット』や、水性アートマーカーの『ABT』などと併せて使えば、より凝った作品に仕上げることもできます。2つのペンを使って描く簡単イラスト技法などもたくさんあるので、サイト内のアーティストさんによる記事や、画材の特設サイトをチェックしてみて下さいね!