minne の人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
haruka yoshidaさん
染色作家・イラストレーターとして活動。
https://minne.com/@harukaze88
「パンジー柄ラッピングペーパー」のつくり方
バレンタインをはじめ、なにかとラッピングの機会が多くなる季節。今年はラッピングペーパーを手づくりしてみませんか。
発色がよくカラーバリエーションも豊富なデュアルブラッシュペン「ABT」と、水性画材をぼかしたり混色するのに便利な「水筆」を使った、パンジー柄ラッピングペーパーのつくり方をご紹介します。
用意するものはこちらです
・ABT
・鉛筆
・水筆
・ティッシュペーパー
・画用紙
・パレット(またはクリアファイル)
・はさみ
・テープのり
1、ベースのデザインを描く
まず、パレットにABT N45のインクをのせ、水筆(中筆タイプ)で少量をとり、濃淡をつけながら、画用紙にストライプを描きます。
同様に、今度はABT817、ABT772のインクと水筆(中筆タイプ)を使い、濃淡をつけたり混色をしながら、画用紙にハートを描きます。
一面にランダムに描きましょう。
2、パンジーの下絵を描く
画用紙に、鉛筆でパンジーの下絵を描きます。
3、色をぼかす
最初に、ABT055でパンジーを黄色に塗ります。花びらの真ん中は少しあけておきます。
次に、パレットにABT925の色をのせ、水筆(平筆タイプ)の筆先にインクとり、濃い色がパンジーの内側につくように色をのせていきます。
水筆に含まれる水分でぼかしが出来たら、余分な水気をティッシュで拭き取ります。
他のお花も同じようにぼかしをいれていきましょう。
4、色を混ぜる
ABT606を水分多めに塗り、ところどころにABT555を重ねていきます。
黄色のパンジー同様、中心の色が濃くなるよう、ABT555を水筆(平筆タイプ)の筆先に付け、重ねていきます。
紫の花びらが描けました。真ん中にはABT055で色をのせ、花芯を描きます。
5、パンジーの模様を描く
ABT757を水筆(細筆タイプ)でとり、線で模様を描いていきます。
模様のバランスは画像を参考にしてみてください。
紫のパンジーには、ABT569を水筆(中筆タイプ)にとり、模様を描きます。
他のパンジーも同様に色を塗っていきます。
葉は、ABT126を水筆(細筆タイプ)にとり、茎まで全部を塗った後に、ABT346を水筆(中筆タイプ)にとり、葉っぱの部分だけぼかします。
6、コピーをし、はさみでカットする
カラーコピーをし、パンジーと葉をはさみでカットします。
7、ベースのデザインにパンジーを貼る
1、で描いたベースに、お好みでパンジーを配置し、のりで貼っていきます。同じスベースでも配置の仕方でイメージがガラリと変わるので、お好みでアレンジしておたのしみください。
バレンタインシーズンにぴったりなハート柄のベースには、パンジーを一箇所にまとめて配置し、メリハリをつけてみました。
これらをカラーコピーすればできあがりです。
番外編〜テトラ型ラッピングのつくり方〜
完成したラッピングペーパーを使って、実際にラッピングをしてみましょう。
今回はテトラ型ラッピングの方法を合わせてご紹介します。
紙を裏返し、片方の端を折り、テープのりを付けます。
反対側と貼り合わせ、筒状にします。
下の部分を折り、テープのりを付けます。
もう一度折り、封筒のような形にします。
上の部分を縦に開き、三角の面ができるようにします。
2回ほど折り込み、クリップやホチキスなどで留めれば完成です。
手づくりのラッピングペーパーと合わせて、大切な人への贈りものをラッピングする際にぜひ参考にしてみてください。
※ABTは水性染料インクの為、色によっては日光や紫外線の影響で退色する場合がございます。
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