水性マーカーABTをつかってプラパンで作るピアスの作り方をご紹介します。
プラバンの着色にABT、
意外かもしれませんが発色がよく素敵なアクセサリーに仕上がります。
用意する材料は少し多いですが、ぜひ挑戦してみてください。
用意するもの
・ABT(好きな色の組み合わせで4本程度)
・フロストタイプのプラバン(ざらざらした面に描くと水性マーカーでも弾かず描けます)
・透明のクリアファイル(パレット代わりに使用します)
・筆
・水入れ
・ピットタックC(仮止めタイプのテープのり)
・ピアスの型紙
・穴あけ用ポンチ(直径2.5mm程度)
・金槌
・ピアス用金具
・ラジオペンチ
・オーブントースター(プラバンを焼くために使います)
・UVライト
・UVレジン
・金箔やホログラムなど(レジンに封じ込める素材)
・ピンセット(細かい作業に使います)
1.型紙作成
ピアスの型紙を最初に作ります。
プラバンは焼くと縮むので大きめに作成します。失敗を防ぐためには、試し焼きして、だいたいの収縮率を確認するのをオススメします。
今回使用するプラバンは大体40%前後の収縮率なので加味したサイズで型紙を用意しています。
この時穴あけ位置も忘れずに配置しましょう。
2.プラバンに着色
ABTは108色も色数があるので、お好みの色もきっとあります!好きな色の組み合わせを見つけて着色してみましょう。
色数が多いので好きな色をつくるために混色する手間もいりません。
大体4色くらいで塗っていくとまとまりやすいです。
型紙より大きめのサイズになるようにプラバンに着色していきます。
プラバンは焼くと色が濃くなりますので、完成品でイメージする濃さより薄めに水で調節しながら描くのもポイントです。
クリアファイルにABTで書いてインクをのせます。
水を含ませた筆でそのインクをとり、プラバンのフロストの面(ザラザラした側)に色を乗せていきます。
※バランスよく配置していきましょう。
着色が終わったら、よく乾かしてください。
3.プラバンを切り抜き、穴をあける
用意した型紙にピットタック(仮止め用テープのり)で糊付けします。
※着色したプラバンのツルツルの面に貼り付けていきます。
仕上がりの柄のイメージをしながらバランスよく型紙を配置してください。
型紙を貼り付けたらハサミでラインに沿って切っていきます。(仮止め用テープのり「ピットタック」は、接着面がしっかり付いているので切り取りも容易です。)
切り取ったプラバンにポンチで穴を開けていきます。
※穴あけするときはポンチで机に傷がつかないよう下敷きを忘れずに引いて穴あけしましょう。
ここまでの行程でこのように仕上がりました。
裏に貼り付けてあった型紙を剥がして焼いていきます。
※ピットタックは仮止めの“のり”なので跡が残らずキレイにはがせて、プラバンで工作する時の型紙に使うととても便利です。
4.プラバンを焼く
オーブントースターでプラバンを焼いていきます。
使用するプラバンの説明書に従って焼いてください。
焼き縮んだら取り出して、厚い本などで挟んで冷ますとプラバンの“そり”もとれ、まっすぐきれいに仕上がります。
※写真のように焼き縮みます、色も塗ったときより焼き上がりはだいぶ濃くなっています。
5.プラバンにUVレジンを乗せて硬化させる
焼きあがったプラバンにUVレジンを乗せ、UVライトを照射して硬化させていきます。
※このときにホログラムや金箔、スパンコールなどをのせても良いと思います。
気泡が入らないように注意して全面にのせていきます。
インクで着色した面(フロストの側)にも満遍なくUVレジンをのせて“ぷっくり”させて硬化させていきます。
※インクで着色した面はコーティングしないと色落ちしてくるので忘れずコーティングしてください。
6.金具を取り付ける
ピアスの金具を取り付けたら完成です。
ABTの発色の良さを活かした世界に一つのオリジナルアクセサリー✨
プラバンなので着け心地も軽く、耳元を華やかにしてくれます。
紙以外の素材にABTを使うオリジナルなアクセサリー作り、やってみると簡単なのでぜひ試してみてください。
※ABTは水性染料インクの為、色によっては日光や紫外線の影響で退色する場合がございます。
※弊社製品以外の材料や道具の品質や安全性につきましては各メーカーの情報をご確認ください。
(byトンボ編集室)