みなさんこんにちは!
水彩レタリングアーティストのほんぶさとこです。
突然ですが・・・和柄って可愛くないですか?
インターネットで「和柄」で検索するとすごい可愛い柄がたくさん出てきて、しかも名前も全部あるんです。今日はそんな和柄をABTと水筆を使って描いていきたいと思います!
<材料>
まずは本日使った道具をご紹介。
・ABT:755/933/055/443/665
・水筆:小筆
・筆之助 グレー
・鉛筆(もしくは水彩色鉛筆)
・マスキングテープ
・ハサミ
・消しゴム
・クリアファイルを切ったもの(パレットとして使用)
・画用紙
<和柄1:七宝繋ぎ>
同じ大きさの円、または楕円を四分の一ずつ重ねる文様のことを「七宝文」と呼び、この文様を上下左右、規則正しく連続させたものが「七宝繋ぎ」と呼ばれるそうです。ちなみに円形が永遠に連鎖して繋がる柄なので、円満、調和、ご縁などの願いが込められた縁起も最高な柄!
ただ、この文様を描く時、円を描いてたらめちゃくちゃ大変!!
面倒くさがりの私はきっと下書きさえ終わらずに断念すること間違いなしでしょう。
なので今回は、この七宝繋ぎを簡単可愛く描く方法をお伝えします♡
①まず描きたい箇所に斜めに線を等間隔で描いていきます。
私は水彩色鉛筆を使っていますが、下書きを描く際は基本的に自分にだけ見えるくらいの薄い線で描くのがオススメ。
▷ポイント
私はタグの端に模様を描きたいので、まずマスキングテープを貼ってから描いています。マスキングテープを紙に貼る時は一度ご自分の腕や服等に貼り付けてから粘着力を弱くして、その後に紙に貼るのをお勧めします。そうすることで、描き終わった後マスキングテープを剥がす際に、紙がビリっとなることを防ぎます。
② ①で描いた線に交差するように斜めの線を描きます。①で描いた線と同じ等間隔になるように描くのがポイント。
③ 好きな色のABTをパレットに出します。私が使ったのは755と055の2色。
④ 線の上をこんな感じで塗っていきます。あとはこれを繰り返していくだけ!!めちゃくちゃ簡単じゃないですか?!塗る際は少しずつ色を変えるのがオススメ。
⑤ 描き終わったらマスキングテープを剥がしましょう。
⑥今回はthank youのタグにしたいので筆之助 グレーでthank youとブラッシュレタリングで書いたら完成!
⑦こんな感じで色を変えるだけで雰囲気もガラッと変わります!(使用色:933, 055)
⑧文字も日本語で書いても可愛い!
⑨最後に紐を通してタグにしました。一番右の小さなタグは755一色で描きましたが、水筆を使うことで色の濃淡を出せるので、一色でも可愛いですよね。
<和柄2:市松模様>
市松模様は格子柄の一種で、2色の四角形を交互に配した模様のこと。市松模様もその柄が途切れることなく続いていくので、繁栄の意味が込められていて、子孫繁栄や事業拡大などの縁起の良い模様として知られています。
最近はアニメでよく見る機会も多かった市松模様!これも描くのはとっても簡単です!
① 今度はミニカードを作っていきたいので、柄を描きたい部分の境目に先ほど同様にマスキングテープをまず貼ります。
② まずは薄く縦に線を等間隔で書きます。
③ 次に②の線に対して垂直になるように同じく等間隔で線を書きましょう。
④ ABT2色を準備して、パレットに色を乗せます(今回私が使用したのは443, 665)。水筆も準備しておきましょう。
⑤ あとは色を塗っていくだけ!四角をひたすら塗っていきますが、色を滲ませたりと楽しみながら塗っていきましょう!
⑥ 塗れたら、最後にマスキングテープを剥がしましょう。
⑦ マスキングテープを剥がした部分に、細く線を書いていきます。この線も市松模様で使った2色をブレンドしながら描くと素敵です。
⑧ 柄を描いていない反対側にも、⑦同様に線を描いたら完成!
これは、443と055を使用して、下に斜めに柄を入れました。また全然違う雰囲気になりますよね。
例えば左下の小さなカードのように少しだけ市松模様を入れるのも面白いと思いますよ!
***
いかがでしたでしょうか?
今回は下書きは同じでも塗る場所を変えるだけで違う和柄になる(気付きました?!)、そんな2つの柄をご紹介させていただきました。
色を変えるだけでも全く雰囲気は変わりますし、このほかにも沢山素敵な柄がありますので是非ご自身で調べて色んな柄を描いてみてくださいね!