2021.3.23
ABTと筆之助で描く「ガーベラのトレーシングペーパー&ペーパーバッグ」
minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
yura2chicuさん
ドライフラワーや多肉植物など、自然に存在するものをモチーフに描いたイラストをもとに作品を制作。
https://minne.com/@yura2chicu
ABTと筆之助で描く「ガーベラのトレーシングペーパー&ペーパーバッグ」のつくり方
すりガラスのような上品で繊細な透け感を持つトレーシングペーパーに、美しい花のイラストを描き、印象的なオリジナルのトレーシングペーパーを制作してみませんか。
今回メインで使用する画材は、発色抜群のデュアルブラッシュペン「ABT」と筆タッチのサインペン「筆之助」です。
それではさっそくつくっていきましょう。
用意するものはこちらです
・ABT
・筆之助
・テープのり
・カッター
・マスキングテープ
・定規
・目打ち
・トレーシングペーパー(A4)
※トレーシングペーパーはラッピングアイテムとしても使いやすい厚口を準備しましょう。(100円ショップや文具店で手に入ります)
1、テンプレートをダウンロードする
まずは絵を描くための準備をします。
今回、お花のガーベラをモチーフにしたテンプレートをご用意しましたので、よければA4サイズのコピー用紙に印刷してご使用ください。
トレーシングペーパーの上にテンプレートを敷いて主線を写すことで、より簡単に描くことができます。
▷テンプレートのダウンロードはこちら
2、筆之助でガーベラを描く
線の強弱を付けやすく、色もしっかり出る筆之助(墨)で、ガーベラの中心部分から描いていきましょう。
出来るだけペンを立てて描くと細い線が描きやすいです。
続いて花びらの部分を描いていきます。
ペンを少し寝かせて描くと、中心部分よりも太めの線が描けます。
花びらが描けたら茎の部分も描きます。
残りのガーベラも同じように写します。
線の強弱をつけると、より表情のある主線になりますよ。
3、ABTで色を塗る
全て写し終わったら、四隅のマスキングテープを剥がします。
トレーシングペーパーを裏返し、主線を描いた面とは反対の面に色を塗っていきます。
色はABTの筆先を使って、中心部分から塗っていきます。
作業台が暗い色の場合、塗った部分が分かりづらいので下にコピー用紙などを敷くと塗りやすいです。
続いて、ドーナツ状のモコモコした部分→花びらの順に塗ります。
花びらを全て塗り終わった後、モコモコした部分だけもう一度塗ります。
二度塗りすることで、同じ1色でも濃淡の違いを出すことができますよ。
最後に茎の部分を塗ります。
1本のガーベラが塗り終わりました。
残りのガーベラも同じように塗ります。
今回は春っぽい色のピンク系とイエロー系の2色を選び、上下に分けて塗ってみました。
全て塗り、裏返すと…
「オリジナルトレーシングペーパー」の完成です!
そのままラッピングペーパーとしても楽しめますが、この「オリジナルトレーシングペーパー」を素材にペーパーバッグもつくってみましょう。
4、ペーパーバッグをつくる
ペーパーバッグの展開図のテンプレートもご用意しました。
A4サイズのコピー用紙に印刷してご使用ください。
▷テンプレートをダウンロードする
オリジナルトレーシングペーパーの色を塗った面を上にし、テンプレートをその上に重ねます。
2枚がずれないよう四隅をマスキングテープで留めます。
テンプレートの破線を目打ちと定規を使ってなぞり、折れ線を付けていきます。
続いて、テンプレートの直線をカッターと定規を使ってカットします。
展開図の形に切り抜かれたトレーシングペーパーを取り出します。
画像の①②③の部分を谷折りに一度折ります。
画像の斜線部分にテープのりを引きます。
できるだけ端に引くようにしましょう。
①→②の順に谷折りにして貼り付けると…
オリジナルペーパーバッグの完成です!
トレーシングペーパーはカットして箱の上から帯のように巻いたり、ペーパーバッグは飴など小さなモノを包んだり、さまざまな方法でご活用ください。
大切な方へのプレゼントをじっくり時間をかけて選ぶように、ラッピングアイテムもじっくりと心を込めてつくってみませんか。