minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
秋山洋子さん
大好きな「パン」をモチーフにした作品を制作するイラストレーター。パンの絵教室も開催。
https://minne.com/@yoko-akiyama
「パンのイラスト入り紙袋とメッセージカード」のつくり方
手作りのパンやお菓子、ちょっとしたお礼の品を贈るときにもぴったり。
かわいいパンのイラストを添えた紙袋とメッセージカードもつくってみませんか?
今回メインで使用する画材は、タッチの強弱がつけやすい「筆之助」と、繊細な色合いが揃っている色鉛筆「色辞典/IROJITEN」です。
いっしょにたのしくつくっていきましょう。
用意するものはこちらです
まずは、パンのイラスト入り紙袋をつくります。
1、クラフト袋に筆之助でイラストを描く
クラフト袋に、鉛筆でお好みのパンのイラストを簡単に下書きします。
上から筆之助(墨)で線を描きます。縁は細すぎず、ある程度しっかりした線を描くことがポイントです。食パンの耳は太さに強弱をつけて二重線にし、パン生地の気泡や割れ目などの表現は、点々を描くようにするといいですよ。
よく乾いたら、下書きの線を消しゴムできれいに消します。バランスを見て、気泡など足りないところは描き足しましょう。
2、色辞典/IROJITENで色付けをする
色辞典/IROJITENを使い、パンに色を塗っていきます。筆圧の違いで、同じ色でもここまで濃淡の表現ができますよ。さらに違う色を重ねることにより、多色が手軽に再現できるのが魅力です。
まずは、色辞典/IROJITENの第1巻vol.3より、D-2を使い、「カンパーニュ」や「ミッシュブロート」などを色付けします。力を込めたり、軽いタッチでも色を重ねたりして、濃淡をつけましょう。同じ色のパンは、まとめて塗っておくと早く仕上がります。
D-4で「クロワッサン」や「ベーグル」、「グリッシーニ」、「バゲット」などを塗り、D-3を重ねて表情を付けます。
黄色いパンはD-4、D-3。こげ茶のパンはD-2、D-1をメインに塗ってみました。
ふんわりしたところは優しいタッチで、焼き色が強い所は力強く塗るとパンの質感が表現できますよ。
おいしそうな、パンのイラスト入り紙袋の完成です。D-1、D-2、D-3、D-4の4色のみで仕上げました。色味の加減など、参考にしてみてくださいね。
次に、メッセージカードをつくりましょう。
1、筆之助でレタリングをする
鉛筆でレタリングの下書きをします。筆記体で縦の線を太くするのがポイントです。
全体の文字の大きさや太さを調整し、文字を囲むように、麦のイラストを描きます。
上から筆之助(墨)で線を描きます。
インクが乾いたら、消しゴムをかけます。
2、色辞典/IROJITENで色付けをする
色辞典/IROJITENのvol.5より、D-19とD-18を使い、1文字ずつ交互に色を変えて塗りつぶします。
麦はD-15、葉はD-17で塗ります。
文字は似た色味の2色を使うことで、落ち着いた印象ながら単調ではない仕上がりになります。
今回は、パンの絵柄とは反対色のグリーン・ブルー系を使ってみました。
※色辞典/IROJITENの使用色は、D-15、D-17、D-18、D-19です
3、クリップをつくる
木のミニ洗濯バサミに柄を描き、メッセージカードを留めるクリップをつくりましょう。
先ほどのカードに使った色辞典/IROJITENのvol.5より、D-19で木の部分に斜めのストライプ線を描きます。力強く何度もなぞると濃く描けますよ。
ストライプ線は全面に描かず、1/3くらいにすると、抜け感が生まれておしゃれに仕上がります。
「パンのイラスト入り紙袋とメッセージカード」の完成です。
大切な方へのちょっとしたプレゼントに。手描きのイラスト入り紙袋&メッセージカードをつけるとよろこんでいただけると思います。ぜひ、お好きなイラストでつくってみてくださいね。
秋山洋子さんの作品は、minneでご覧いただけます。
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