みなさまこんにちは!Masaki Nakamuraです。ずいぶんと涼しくなって過ごしやすくなりましたね。芸術の秋、楽しんでますか?
さて、本日は「イメージ作り」のお話です。何かをデザインするとき、可愛くしたいのか、かっこよくキメたいのかなど、演出したい雰囲気があると思います。今回は「配色と文字」でどうイメージを作るかをご紹介します!
①Fun
1つ目は『Fun』です。アクティブで楽しい、元気な印象を与えるにはやはりビビットなカラーを選ぶといいでしょう。ABTの色番号の末尾が「5」のものは原色に近い鮮やかなトーンになりますので、ここに注目して選ぶのがおすすめ!特にキッズ向けのデザインにしたい場合はピッタリですね。ただそのぶん主張が強く、色数を増やしすぎると少しうるさい画面になってしまいますので注意は必要です。
合わせる文字はある程度太さのある、シンプルな形の文字を。角が丸まっている文字も可愛らしさが出て良いと思います!文字を傾けるなど、動きをつけるのも良いですね。
②Cool
2つ目は『Cool』です。涼しいという意味もありますが、カッコいいというイメージもありますね。Funとは対象的に落ち着いたトーンの寒色(青等)を使うとCoolな印象を与えられますので、『569』をチョイスしました。残りはグレーでシンプルに!
文字はやはりカッコいいブラシレタリングがぴったり。Coolな雰囲気が好きな方は是非練習しましょう!グラフィックソフトが使える方は、手描きの文字を写真に重ねるなどしてもかなりカッコいい作品ができますし、何より描いている姿そのものがカッコいいです(笑)
③Sweet
3つ目は『Sweet』です。甘くてガーリーな雰囲気を演出する時は、やはりピンクがおすすめ。今回は『723』をメインに、『679』でシャドウをつけました。これだけだと少し甘すぎる…と思った場合は青緑なんかをアクセントにするのがオススメで、僕は『373』を入れてみました。これでPOPな印象も演出できますね!もちろんピンク系でまとめてとことん甘くするのもOK!
文字は丸みのあるスタイルにしました。特にスイーツなどに関連するグラフィックを作る場合はオススメです。(お菓子って丸みのあるものが多い!)筆記体にも丸みをつければ可愛い印象になるので、アレンジとしてオススメですよ。
④Gorgeous
4つ目は『Gorgeous』です。高級感のある大人っぽい印象を与える場合は、ゴールドイエローや茶系がおすすめ。特に『026』は僕も大好きな色で、落ち着いたイメージだけじゃなく様々なところで取り入れています。今回は026と相性の良い『526』を相棒に。背景は『942』をスプラッシュアレンジで背景色として取り入れました。ランダムでかすれた感じがカッコいい!
文字は「セリフ体」と呼ばれる形がおすすめです。セリフとは飾りという意味で、文字の端に飾りのようなものが付いているのが由来。比較的落ち着いた印象を与えるので、覚えておくといいでしょう!
⑤Autumn
最後は季節の配色『Autumn』をご紹介。やはりオレンジや茶色は秋を連想させるので外せませんね。今回は『757』と『912』で木の実をイメージしたイラストを添えて、『N35』でレタリングしました。N35は黒に比べてほんの少し明るく、その絶妙さが好きで黒の代わりによく使います!
文字は少しバランスを崩した筆記体にしてみましたが、ここは好みによって変えてみてください。例えば④でご紹介したようなセリフ体を選べば大人っぽいイメージに変わりますよ!
色はもちろん、文字の形にもそれぞれイメージがあります。シーンにあったデザインを作るには、このようなカラーリングや書体の知識は必要不可欠ですが、ハンドレタリングだけではなくイラストレーションやグラフィックデザインにも通ずるものです。普段目にするグラフィックやアートも、色の組み合わせや書体に注目してみるとまた違った捉え方になると思いますよ!
それでは皆様、素敵な秋をお過ごしください。ありがとうございました!