ギラギラしていた太陽がほんの少し穏やかになり、朝晩涼しい風が心地よい季節まであともう少しですね。
ラベンダーで一足先に恋しい秋に浸りたいと思います。
今回はいつものワンポイントに使える簡単ラベンダーと、線画の下絵を使ってABTとIROJITEN(色辞典)で塗り分けをしてみたいと思います。
まずはABT2色で描ける簡単ラベンダーの描き方です。
難しそうなラベンダーですが、特徴をとらえて描くことで意外と失敗しにくい花ですので、覚えて是非手帳やお手紙にお使いくださいね。
1. 603で一番上の花びら3枚を描きます。
2. 水筆で下半分を軽くなでておきます。上から下に薄くなるようにイメージしてください。乾いたら、描いた花びらの上に2枚描き足します。
3. 133で茎を描き、水筆で今度は上半分をなでておきます。
花びらとは逆に茎は下から上に薄くなるように仕上げてください。
これで1つ分の花が描けました。
4. 続けてもう1つ花を描きます。603で花びらを3枚、その下に133で茎です。
上の花より少しボリュームを小さめに描くとバランスがいいですよ。
花の塊を3~4つ程描くと可愛いラベンダーのできあがりです!
続いて今度はABTとIROJITEN(色辞典)を使って、同じ線画でもどのくらい違いが出るか見てみたいと思います。
線画はダウンロードできますのでよかったら塗り絵に挑戦してみてください。
まずはABTから。
パレットにABTを塗ります。
…パレットがなければ、クリアファイルやお皿でも◎
569、603、636の3色を混ぜながら塗っていきます。
下塗りなので603を多めに花全体に薄くのばす感じで。
花の上部分にだけちょんちょんと色を足していきます。
636や569を多めに混ぜてコントラストをつけてましょう。
茎は混色せず、133を下塗り、177で葉っぱの上半分だけコントラストをつけたら完成です。
では色辞典IROJITENでも塗ってみましょう。
下塗りなので、薄い色を選びました。真ん中2本をP-19で、両脇をP-20で塗っています。
P-20の上にV-9を、P-19の上にV-8を、それぞれ重ねていきます。
茎は下塗りをP-15、その上にD-16を重ねて、できあがりです。
いかがでしたか?上手く描けたら飾ってみたくなりますね^^
ABTは水彩風で柔らかな印象に、IROJITEN(色辞典)はポップで鮮やかなイメージですね。
同じ線画でも画材が違うと異なった雰囲気になるのでいろいろ試してお気に入りを見つけてみるのも楽しいですよ!
※ABTは水性染料インクの為、色によっては日光や紫外線の影響で退色する場合がございます。