2025.12.18
【DLできる下絵付き】色辞典で描くクリスマスケーキのメッセージカードをつくろう!
minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
FUN ART STUDIOとminneの特別企画。
毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
sakurabaさん
埼玉県出身。関東を拠点に活動する手書きの色鉛筆で描くフードイラストレーター。日本大学芸術学部デザイン学科卒業。カフェの癒される時間をおうちで楽しんでもらいたいという思いで、ホッとするスイーツの店をコンセプトにした『sakurabaCAFE』というブランドを手掛け、ハンドメイドの文具を中心としたグッズの制作・販売をしています。
https://lit.link/sakurabaCAFE
https://minne.com/@sakuraba16

はじめに
今回は、トンボ色鉛筆の『色辞典』を使ったメッセージカードの作り方をご紹介します。
メッセージカードのキーデザインとなるクリスマスケーキを魅力的に描くポイントは、「① トッピングのイチゴを瑞々しく艶やかに描く」、そして 「② スポンジ生地と生クリームをふわっと描き立体感を出すこと」です。
以下、具体的に塗り方を順に説明していきます。

1. 下絵の描かれたメッセージカードを印刷する
まずは下絵が描かれたPDFをインクジェット専用のポストカードサイズの画用紙に印刷し、クリスマスケーキの下絵に色を塗っていく準備をします。
塗り絵のダウンロードはこちらから

2. トッピングのイチゴの下地を塗る
まず最初はトッピングのイチゴの下地を塗ります。黄系のV-3(蒲公英)でハイライト以外を塗っていきます。色を重ねていくため、薄く塗っていくことがポイントです。
イチゴのリアルなツヤ感を表現するために、ハイライトは塗らずに白く残します。

3. トッピングのイチゴの細部を塗る
下地の上から、粒々とハイライト以外をV-2(蜜柑色)でやや濃く塗った後、V-1(チェリー)でさらに濃く塗り重ねます。

4. 側面のイチゴの断面を塗る
ケーキ側面のイチゴの断面は実をP2(珊瑚色)で薄く塗ります。次に、V-1(チェリー)でイチゴの外側と実の筋を斜めに濃く塗ります。

5. チョコレートプレートを塗る
まずはチョコレートプレートに『Merry Chistmas』や好きな言葉をD-2(栗色)で型取り、V-3で(蒲公英)濃く塗ります。プレート部分は上部のハイライト部分と文字以外をD-2(栗色)で濃く塗ることで光沢のあるチョコレートプレートが出来上がります。

6. ケーキのスポンジを塗る
スポンジはハイライト以外、P-12(杏色)で濃淡をつけて下地を塗ります。
スポンジの影はV-2(蜜柑色)でやや濃く塗り、適宜気泡を入れて質感を出します。

7. 生クリームを塗って仕上げる
ケーキ上部と生クリームの影をP-12(杏色)で塗ります。ポイントは下地を多めに残しましょう。
仕上げにP-10(鳩羽色)で生クリームのふわっとした質感を出してクリスマスケーキの完成です。

8. リボンを塗る
クリスマスケーキが塗り終わったら、背景のリボンを塗っていきましょう。
チョコレートプレート同様に好きな言葉をV-3(蒲公英)で濃く塗ります。
ハイライトと文字以外を薄くV-2(蜜柑色)で塗った後、V-1(チェリー)でさらに文字とハイライト以外を濃淡をつけて塗り重ねます。
また背景にV-1(チェリー)で薄くボーダーの様に塗るとプレゼント感が増します。

さいごに
クリスマスのメッセージカードのレシピ、いかがでしたか。
今回は色辞典を活用しクリスマスケーキの色塗りの工程を説明致しました。
活用した下絵は、自由に文字を書き込めるので、クリスマスだけではなく、「Happy Birthday」や、「おめでとう」など、シーンに応じて使い分けることができます。
ご家族ご友人にオリジナルのケーキイラストを描いたメッセージカードを是非作ってみてください。