
こんにちは、櫻井志保です。
やっと秋らしい気候になってきましたね。過ごしやすいこの季節、じっくりアートに取り組みたくなる方も多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは、新発売の「木物語 色鉛筆 12色セット」を使って、塗り絵やイラストを上手に仕上げるためのポイントをご紹介したいと思います。
パッケージを開けると爽やかな木の香りがふわり。
木物語のシリーズは「林認証製品」。適切な森林管理がされていると認証された森林から産出された木材が使用されています。森林認証の鉛筆を選ぶことで世界の森林保全に貢献することができる商品です。
軸は木の模様が透けて見える表面仕上げで、あたたかな木目と木の優しい肌触りが特徴です。
カラーはこちらの12色。ベーシックカラーのセットは一つは持っていたいですね。お子様の初めての色鉛筆にも良さそう!
柔らかな芯のため、ひと塗りでもとても発色が良いと感じました。
それでは塗り絵を使って塗り方のコツをいくつかご紹介していきたいと思います。
塗り絵のダウンロードはこちらから
【白い花を塗る】
まずはすずらんの花から塗っていきます。白い花を塗るときは、ほんのりと色味を感じる程度にして紙の白を活かしながら塗ります。
薄く色を塗りたいときは軸を長めに持つと良いでしょう。長めに持つことで筆圧を抑えることができます。
また、色鉛筆を少し寝かせるようにするのもポイントです。今回は花の根本側だけに色をのせました。
【重ね塗り】
クリスマスローズの花はピンクとパープルをずらして重ねながら、グラデーションになるように塗っていきます。
1.花びらの先から1/2をピンクで塗ります。
2.1で塗った範囲の1/2にパープルを重ねます。
3.2で塗った範囲の1/2に、さらにパープルを重ねます。
4.色の境目を綿棒などでぼかすと簡単に滑らかなグラデーションができます。
一度で思い通りの色にしようとせずに、薄く重ねると仕上がりがきれいです。順番は、薄い色から塗ったほうが色が濁りにくいのでおすすめですが、濃い色を強調したいときはこの限りではありません。
エキナセアの花びらはイエローとオレンジ、コスモスの花びらはイエロー、ピンク、レッドを重ねました。
【筆圧に変化をつける】
葉っぱは筆圧に変化をつけて塗ってみましょう。
1.輪郭の中をライトグリーンで塗ります。
2.グリーンで葉脈の線をなぞり描きするように塗ります。このとき色鉛筆の軸は短く持ち、少し立てるようにすると筆圧が強くなりくっきりとした色で塗ることができます。
スズランの葉は同様の塗り方で、グリーンにライトブルーを重ねました。
塗り絵が完成しました!
単色塗りはもちろん、色を重ねたりグラデーションで塗ることで色幅が増え、表現を広げることできます。
今回は木物語 色鉛筆 12色セットをご紹介させていただきました。環境に優しく木目の風合いを大切にした色鉛筆は、木が持つ優しさを感じながら描く時間を楽しめますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。