
こんにちは、櫻井志保です。
夏の暑さを忘れさせてくれる爽やかなレモンのカードを描いてみませんか?
幼い印象になりがちなフルーツモチーフも、色の塗り方を工夫すれば立体感や大人っぽい雰囲気を表現することができます。
基本の描き方をマスターしたら、カード作りにも挑戦しましょう。
テンプレートもご用意しましたので塗り絵感覚で楽しんでいただけるはずです。
それではさっそく始めていきましょう!
レモンのイラストを練習しよう
【準備するもの】
・ABT イエロー系、グリーン系(画像は025,249を使用)
・水筆
・水彩紙
最初にレモンの実の部分を描いてみましょう。
①ABT(イエロー系)のブラッシュ芯でレモンの形を描きます。
フリーハンドで描くことが難しいと感じたら薄く下書きを入れてもOK。
② ①の下側1/3~1/2に色を重ねます。
③水筆で輪郭の下側から色をのばすように塗り広げます。
ペンで描いてから時間が経つと色がのびづらくなるので注意。
④上側の輪郭からも色をのばして全体を塗っていきます。
このとき画像のように少し余白を残して立体感を表現します。
⑤ ④が完全に乾いたら、ABT(イエロー系)の細芯で表面のディテールを描き入れます。
ペンを立てて点々を描く要領で進めましょう。
次はレモンの葉を描いてみよう!
①ABT(グリーン系)のブラッシュ芯で葉っぱの輪郭線を描きます。

②水筆で①の色をのばすように葉の半分だけ塗り広げます。
③葉の中央に細く余白を残して、もう半分も同様に色をのばします。
実と葉を組み合わせる
①レモンの実の色が完全に乾いたことを確認し、ABTで葉の輪郭を描きます。

②水筆で色をのばします。
実と重なった部分も色がなじむので心配いりません。
③葉を増やしたり茎を伸ばしても良いでしょう。
カードを作ろう
上手に描けるようになったらカード作りに挑戦してみましょう。
テンプレートを使う場合はこちらからダウンロードしてはがきサイズの水彩紙にプリントアウトしてください。

横デザインのカードBは事前にマスキングテープで中央を覆っておくと仕上がりがきれいです。
①最初に全てのレモンを描きます。
② ①が完全に乾いたら葉と茎を描きます。
茎はABTのブラッシュ芯で描くと雰囲気が出ますが、細い線を描くのが難しい場合は細芯を使うと良いでしょう。
③お好きなペンでメッセージを書き入れたら完成です。
(カードBはマスキングを剥がしてから文字を入れます。)
いかがでしたか?
今回はABTと水筆で描くレモンイラストと、その応用をご紹介しました。
練習したモチーフは1種類だけですが、レイアウト次第でこんなに華やかに見せることができます。
なんだかレモンの香りがしてきそうですよね。
毎日暑い日が続きますがレモンのカードを描いて、贈って、元気に楽しい夏を過ごしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。