こんにちは!イラストレーターのMasaki Nakamuraです。
今回はABTを使った簡単な似顔絵についてご紹介!
似顔絵は難しい。だからニュアンスだけ。
上手に描こうと思うとどうしても難しくなる似顔絵。今まで何百人と人物のイラストを描いてきた僕も、「似顔絵」となると実は結構苦手です。似顔絵の技術って結構特殊なんです。
でもやっぱり描けると嬉しい。例えば友達へのプレゼントにカードを添える時、かわいい似顔絵が描けると良いですよね。ということで今回は誰でも描ける「ニュアンス似顔絵」を描いてみたいと思います!
難しい部分は思い切って省略しちゃおう
似顔絵のポイントは大きく分けて、「髪型」「輪郭」「目鼻の位置」です。これらがうまく描けるかが重要で、パーツの細かい形とかは意外と重要ではありません。特に最後の「目鼻の位置」は難しく、ちょっとでもずれると別人になってしまいます。だったらもう、描かなくていい!という力技です。
こんな感じで口だけ描いてます。ちゃんと誰かわかりますよね?
そう、モナ・リザ!
これでもかわいい。残りのポイントである髪型と輪郭さえ押さえれば十分なのです。
簡単3Stepで完成!
①まずは輪郭。肌色は「020」がおすすめ。丸顔なのか四角顔なのか、よーく観察してね。首元に影を入れたい場合は「942」あたりの少し濃い色が良いです。
②次は髪型(例ではひげも描いてます)。膨らみ過ぎたりしないように注意してね。実際は青い髪ではないのですが、色で遊ぶのも楽しいです。
③最後は服などを描き足して完了!細かいディティールは気にしないでください。なんとなくで十分!あえて無表情にしたりするのもまた可愛いですよ。
誰かわかりますか?ヒントはお札のデザインにもなったことのある有名な小説家です。
ABTは透明性のあるマーカーなので、「薄い色から塗る」のがポイント。すぐに描けるので沢山練習してみてコツを掴みましょう!
文字を添えてみよう
カードにする場合は、似顔絵だけでは寂しいので文字も添えてみましょう。おすすめのレイアウトは2つ!
上下にレイアウト
オーソドックスな組み合わせです。中央揃えになるようバランスには注意!ちなみにこの例のように髪の毛も2色使うと立体的になりますよ。(ここでは「明:991」と「暗:026」を使用)
文字で挟み込むレイアウト
絵を文字で挟み込むスタイルです。例のようにメッセージと名前で挟むのがおすすめ。上下の文字をアーチ状にしても可愛いと思います!
ニュアンス似顔絵、いかがでしたか?
時間をかけて一生懸命描くのももちろん良いのですが、こうやって短時間で描けるといろんな場所で活躍するので是非練習してみてください!なにより「描いてもらえる」というのは嬉しいことで、言ってしまえばあまり似てなくてもいいのです(笑)
似顔絵を気軽に楽しんでみてね!
それでは、また。
※ABTは水性染料インクの為、色によっては日光や紫外線の影響で退色する場合がございます。