こんにちは。
デザイン書道家のあゆあゆです。

今回は、手書きをする際の『色の組み合わせ方と文字のデコレーション』について紹介したいと思います。

色は無限にあるので、いざ書くときにどの色を選んでいいかわからなかったり好きな色をなんとなく使ってしまってどうしてもおしゃれにまとまらない…など感じたことありませんか？

ただなんとなく色を選ぶのではなく、テーマを決めて色を選ぶので普段カラーペンをあまり使わない方でもわかりやすいのではと思っています。
アイデアの参考になれば嬉しいです。

まず、テーマを決める前に２つ覚えていてもらいたいことがあります。

①１度に使う色は3色までにすること。
4色になってくるとまとまりがなくなってきやすく、なるべくなら２〜３色だと慣れない方でも安心です。

②トーンを合わせること。

聞き慣れない言葉かもしれませんが、わかりやすく言うと濃さです。
淡い、濃い、ビビットなど…色にも濃さのグループがあります。
これを揃えるとどの色かだけ目立つと言うこともなくなり、見やすい手書きができます。

また、使用するペンはこちらのPLAY COLOR Kです。

サインペンとしてカラー豊富で２WAY。
またかなりの細字と少し太めの線もかき分けが綺麗に描けるというところが私自身も大好きでサインペンを探している方にもおすすめしたい、私の愛用ペンなんです。

今回は皆さんの一番身近な四季のイメージカラーを使って紹介していきますので、参考になれば嬉しいです。

SPRING

桜のイメージでピンク系を選びましたが、差し色のライムグリーンが爽やかな印象を与えます。
目立たせたい予定は濃い目のカラーで書き、文字色も3色で偏らせないことでメリハリがつき、優先順位も見た目からつけられるようになります。

使用カラーはこちらです。
■さくらいろ
■ライムグリーン
■ももいろ

春っぽいサクッと描ける書き方を紹介します。

クローバーフレーム

1. ハートを４つ十字になるように集合させる
2. 茎をフレームのように伸ばす
3. 茎におさまるように予定を書き込む
【POINT】茎をくるっと囲まないようにすると余白が大きくなるので文字数が多い場合にも使いやすいです。

ドットライン

1. 1色だけを他カラーのドット分の空白をかけて書く
2. 間に2色目のカラーで埋めていくのを上下繰り返す
3. LINEの中に予定を書く
【POINT】ドットの大きさに強弱をつけると動きがでて面白いです。

やじるしライン

1. 先をクルンとさせたやじるしの先を両サイドに書く
2. その間を線で繋ぐ
3. 英文字でPOINTになるように縦線の太い文字を書くと目立ちます。(時間、場所、予定を端的に)
【POINT】太字は手帳ではなかなか難しいかもですが単語を選ぶと目立ってわかりやすくもなります。

桜の花吹雪

1. 文字を一番に書いて場所を決める
2. 本線を引いて1枚の花びらを作り桜をポイントに数箇所入れる
3. 余白を見ながら散りばめる
【POINT】花びらやお花の傾き、間隔をバラバラにすると自然です

SUMMER

元気で海と太陽をイメージした色を選びました。
爽やかさの中に暑い印象も与え、イラストも大胆に使っています。

使用カラーはこちらです。
■だいだいいろ
■ミントグリーン
■そらいろ

あわあわフレーム

1. 時計回りに1色ずつ内側に入りすぎない程度に丸を書いていく
2. 真ん中に予定を書き込む
【POINT】丸の大きさや間隔をバラバラにして動きを出す

大きなひまわりフレーム

1. スペースのしたから覗き込むように上半分のひまわりのタネ部分を先にかく
2. 花びらを書き込む(難しい時は一番上の真ん中を最初にかく)
3. 予定を書き込む
【POINT】予定の期間やボリュームに合わせて大きさや高さを変えてみてね

シンプルフレーム

1. 四隅にまるを書く
2. まる同士をつなぐように太い直線を間に書く
3. 丸線の内側に細線で点線を書きいれる
【POINT】丸で先に位置を決めると直線がよろけずに書きやすいです。
 

AUTUMN

ハロウィンや紅葉をイメージした色を選びました。
全てトーンが濃い色なので秋にぴったりな組み合わせです。

使用するカラーは
■ショコラ
■キャロットオレンジ
■すみれいろ

ガーランド

1. 日にちをまたぐように細字でガーランドをかいて文字を入れる
2. 上下に文字を入れる時は一番目立たせたいものを大きく太く書く
3. 余白をみながら吹き出しや地名など入れてみよう
【POINT】文字の書き方にも違いを出すと周りと差がついて可愛くなります

スケッチブックフレーム

1. 日にちを避けて四角でかこむ
2. 右下のみ斜めにして三角で折れた面を作る
3. 予定を書き込む
【POINT】日にちをあえてカーブで避けることで日程がわかりやすくなります

紅葉フレーム

1. 後から顔を入れる真ん中の葉っぱを一番にかく
2. 両サイドの葉っぱをスペースいっぱいに書き込む
3. 予定を書き込んだ後に余白に音符などを入れる
【POINT】線の太さの違いを出すことでメリハリがついて可愛くなります

しましまライン

1. 3色を順番にした短めのラインを上下にかく
2. 文字をいつも通りに書き込む
3. 文字の縦線を太くして目立たせる
【POINT】上下の３色ラインは間を開けすぎないようにすると一体感がでます。

WINTER

雪のイメージを色で表現しながら
冷たい印象を与えすぎないように青系は1色でまとめました。

使用するカラーは
■サックスブルー
■ふじいろ
■はいいろ

雪の結晶マーク

1. 日にちを丸で囲み８本の長短の直線を放射状にかく
2. 直線の両サイドに横線、くの字の線を書き込む
3. 線の先に丸を入れてポイントを持たせる
【POINT】線の書き込み方で色んな結晶ができるのでアレンジしてみてください

つぶつぶフレーム

1. 上下に大きさの違う丸をかく
2. 両サイドは直線で締める
3. 予定は文字の長さをみて少し縦長にするとおしゃれ
【POINT】上下のつぶつぶは大きい方から書くとその後の小さい粒が書きやすいよ

三角ライン

1. 2本ずつ同色のラインをかく
2. 予定を書いたらポイントになるようにドットをつける
【POINT】三角ラインの向きを途中で変えても動きが出て面白い線になります

雪だるま

1. なるべく端に寄せて雪だるまを書く
2. 余白に予定を書き込む
【POINT】雪だるまを大きくして予定を書き込んでもかわいいです

 
テーマを決めて色選びをする手書きの方法はどうだったでしょうか？

好きな色を選ぶのもいいんですが、何かテーマを決めて選ぶと悩みすぎずに、また、トーンも合わせやすくなるので頑張ったのにダサい…なんてこともなくなります。

また、今回紹介したカラーで手帳以外にも役立つアイデアを最後に紹介したいと思います。

サイズや形を変えてカードやシールも可愛くデコレーションできます。

カラーを２〜３色にまとめて、季節のイラストを入れると飽きずに年中色んな手書きが楽しめます。
ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。

手書きはなかなか難しくて、やってみたいけど…と言う方も多いですが、初めに色を決めて書いてみると安心して書き進めることができると思います。
モノクロも素敵ですが、カラーで季節やイベントを感じるのも楽しむ１つのキッカケです。
色選びも楽しみながら、より一層手書きの幅が広がると嬉しいです。

あゆあゆ