このところ暑い日が続いていますね。
太陽がまぶしくて、早くも日陰を見つけて歩く毎日です。
今回は公園の大きな木の下で見上げた葉っぱの重なりをイメージして奥行きのあるイラストに挑戦してみたいと思います。
と、言ってもそんなにテクニックのいるものではなくて同じ形の葉っぱのモチーフを重ねて描くだけ!
大事なのは色選びなのですが、今回はABTではなく全100色あるIROJITENからチョイスしてみました。
まずは基本の葉っぱの描き方から。
上から下へ軸となる枝を描いて、葉っぱを付ける位置に短い線を描きます。
短い線の先と枝の1番上に葉っぱを描いたら、基本の葉っぱの完成です。
基本の葉っぱを使って早速描いていきましょう。
IROJITENから奥、真ん中、手前にくる色を3色選びます。
パターン1は黒画用紙に描く場合です。
背景が黒いので奥にいくほど暗く、手前に光がある設定で描いていきます。
奥D-6 真ん中V-4、手前VP-6
で選んでみました。
1.
IROJITENのVP-6で画用紙の内側1cmくらいに線を引きます。
2.
IROJITENのD-6でこの線の枠内に基本の葉っぱを描いていくのですが、枠を少しだけはみ出す感じで描いてください。
葉っぱ枠の中をぐるっと描いていくイメージです。
3.
隣にもう1枚、葉っぱを描き足します。
4.
隣、その隣と、どんどん葉っぱを描いていきます。
基本の葉っぱは同じでなくてもOKです。長い葉っぱがあってもいいし、歪んでしまってもOKです。
むしろその方が自然な感じになりますので、気にしないでドンドン描きましょう。
5.
ぐるっと葉っぱが描けました。これで1番奥の層の葉っぱが完成です。
これから真ん中の層、手前の層と葉っぱを重ねていくので、ちょっと隙間があるくらいでやめておきます。
6.
色をIROJITENのV-4に変えて、真ん中の層を描いていきます。
下の葉っぱの間を埋める感じで、少しずつずらして描いていきます。
7.
先程と同じように、隣、その隣と描いていきましょう。
下の葉っぱと少しずらして描くといいですよ◎
8.
真ん中の層の葉っぱも描けました!
2層でも奥行きが出てきたのがわかりますでしょうか。
9.
色をIROJITENのVP-6に変えて、手前の葉っぱを描きます。
先程と同じ、下の葉っぱの間を埋める感じで少しずつずらして描いていきます。
10.
ぐるっと葉っぱが描けました。これで完成です!
黒い背景にグッと入り込むような奥行きが出ました。
11.
このままでも良いのですが、1番最初に書いた枠をカッターやハサミで切り取ってみましょう。
12.
切り取ることで画用紙いっぱいまで葉っぱが広がり、視覚効果でより奥行き感が増します。
続いて、パターン2。
背景が白画用紙に描く場合です。
今度は背景が白いので奥にいくほど明るく、奥に光がある設定で描いていきます。
大きな木を下から見上げるイメージです。
奥LG-6 真ん中LG-7、手前D-7
で選んでみました。
1-2.
IROJITENのLG-6で画用紙の内側1cmくらいに線を引きます。
先程と同じように枠を少しだけはみ出す感じで描いてください。
3.
1番奥の層にぐるっと葉っぱが描けました。
4.
色をIROJITENのLG-7に変えて、真ん中の層の葉っぱも描いていきます。
少しずつずらして描いていってください。
5.
真ん中の層の葉っぱが描けました。
6.
色をIROJITENのD-7に変えて、一番手前の層の葉っぱを重ねていきます。
7-8.
手前の層がぐるっと描けたら、先程同様カッターやハサミでまわりを切り取って完成です。
いかがでしたでしょうか。
IROJITENは中間色が多く、緑だけでもかなり色幅があるので、同系色で遊ぶと楽しいですね。
個人的には黒背景がIROJITENの白濁色と相性が良く幻想的な立体感が気に入ってます。
皆さまも是非試してみてくださいね!