2021.4.26
ABTとプレイカラーKと筆之助でつくる「透け感がたのしい、動くギフトタグ」
minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
yura2chicuさん
ドライフラワーや多肉植物など、自然に存在するものをモチーフに描いたイラストをもとに作品を制作。
https://minne.com/@yura2chicu
ABTとプレイカラーKと筆之助でつくる「透け感がたのしい、動くギフトタグ」
トレーシングペーパーを袋状にし、中にオリジナルのパーツを入れて、見てたのしい、もらってうれしいギフトタグを制作してみませんか。
今回メインで使用する画材は、豊かな色数、発色のデュアルブラッシュペン「ABT」と、極細文字も
太字も描けるツインタイプの水彩ペン「プレイカラーK」、筆タッチのサインペン「筆之助」です。
ずっと飾っておきたくなるような、かわいいギフトタグを目指して、いっしょにつくっていきましょう。
用意するものはこちらです
・ABT
・プレイカラーK
・筆之助
・水筆
・テープのり
・はさみ
・カッター
・カッターマット
・マスキングテープ
・定規
・目打ち
・穴あけパンチ
・ティッシュペーパー
・画用紙
・ひも(パンチの穴に通る太さのもの)
・トレーシングペーパー(A4)
トレーシングペーパーはラッピングアイテムとしても使いやすい厚口を準備しましょう。
(100円ショップや文具店で手に入ります)
1、タグの袋部分をつくる
まずは、タグの袋部分をつくります。
A4サイズのトレーシングペーパー1枚から、3枚分作れる展開図のテンプレートをご用意しましたので、A4サイズのコピー用紙に印刷してご使用ください。
▷テンプレートのダウンロードはこちら
印刷したテンプレートの上にトレーシングペーパーを重ね、2枚がずれないよう四隅をマスキングテープで留めます。
テンプレートの破線を目打ちと定規を使ってなぞり、折れ線を付けていきます。
パンチ穴の基準点も写しましょう。
テンプレートの直線をカッターと定規を使って、展開図の形に切り出します。
2、筆之助でメッセージを書く
切り出したトレーシングペーパーを裏返します。画像の斜線部分は自由にメッセージを書けるスペースです。
今回は、強弱もつけやすくはっきりとした色の出る筆之助を使って書きます。
メッセージではなく、贈る方のお名前やイラストを書いてもOKです。
どのように書いたらいいか分からない…という方のためにメッセージやイラスト(模様)のテンプレートをご用意しました。A4サイズのコピー用紙に印刷してご使用ください。
▷テンプレートのダウンロードはこちら
印刷したテンプレートの上に、切り出したトレーシングペーパーを重ねて、お好みのメッセージ・イラスト(模様)を写してください。
描き終わったら裏返して、画像を参考に袋状にしていきましょう。
まず、左右の部分を谷折りにして、次に、画像の斜線部分にテープのりを引きます。
さいごに、下部分を谷折りにして貼り合わせます。
袋状になったら、先ほど写しておいた基準点を目安にして、穴あけパンチで穴を開けます。
これでタグのベースが完成しました。
3、ABTとプレイカラーKで動くパーツをつくる
続いて、袋状のタグの中に入れるパーツをつくりましょう。
今回は、春らしさと大人っぽい雰囲気を掛け合わせたカラーでまとめてみたいと思います。
まず、約100mm×50mmの面積を目安に、ABTで画用紙に色を塗ります。
広い面を塗るときは筆先を寝かせると塗りやすいです。同じように上からもう一度塗り、2度塗りをします。
塗った部分が乾いたのを確認してから、水筆で色を抜いて模様を付けていきます。
水筆の筆先をくるくると何周か動かし、円を描きます。このとき、水を出しすぎないのがコツです。
円のふちが少し濃くなってきたら、素早くティッシュで押さえて水を吸い取ります。
ティッシュをめくると、円状に色が抜けて模様が現れました。
同じ要領で「水筆で描いてはティッシュで押さえ」を繰り返して、ドット模様をつくります。
ドット以外にも、直線などで色を抜いてみました。
もっと色を抜いて濃淡をつけたい場合は、乾いたのを確認してから同じ作業を繰り返してください。
強い力で何度も繰り返すと、画用紙を痛めてしまうのでご注意を。
次に細かな表現のパーツも制作します。細い線はプレイカラーKを使用します。
メッセージや絵柄の例として使用したテンプレートのイラストを参考に描いてみました。
自由にお好きな柄を描いてみてくださいね。
パーツの下準備が整いました。
それぞれ、はさみで好きな形・サイズにカットします。
タグの大きさは91mm×55mmなので、それよりも小さなサイズにしましょう。
形・サイズ共にバリエーションがあると、より立体感が出てたのしい雰囲気に仕上がりますよ。
4、タグの中にパーツを入れる
カットしたパーツを、タグの袋の中に入れていきます。
全体のバランスを見ながら、振ってパーツがどのように動くか確認しながら入れましょう。
パーツを入れ終わったらタグを裏返し、画像の斜線部分にテープのりを引き、封をします。
穴にひもを通したら、ギフトタグの完成です!
ひもの長さは、ギフトタグを添える贈りものに合わせて調整してください。
いろいろなパーツを準備してストックしておくと便利です。
贈る相手を想いながらパーツを調合する時間はたのしいものですよ。
動くパーツの形や色味で、さまざまなテイストを演出できるギフトタグ。
贈りものを選ぶときと同じくらいじっくりと時間をかけて、ぜひつくってみませんか。