minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
FUN ART STUDIOとminneの特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
gokigen textileさん
宍戸傘子によるオリジナルテキスタイルのブランド。
カラフル&ごきげんなアイテムを発表しています。趣味は食べ歩き。
https://minne.com/@gokigen-tex
手帳に自分だけのフードダイアリーを描こう
スマホのカメラロールに、食べ物の写真のストックはありませんか?
せっかくの記録、自分だけの絵日記に残してみましょう!
それでは、さっそく作り方をご紹介します。
<用意するもの>
・食べ物の写真
・手帳
・ペーパーパレット又はクリアファイル
・ABT(使用カラー:N65/905/565/912/977/947/837/879)
・水筆
・シャープペンシル又は鉛筆
・消しゴム
・ボールペン
最近食べて美味しかったパンオレザンを手帳に描いていきます。
1.下書き
シャープペンシルを使います。
線が後で残らないように力を抜いて、ラフを描きます。
しっかり描き込まなくても、大体の大きさがわかるくらいで大丈夫です。
2.線画を描く
線画をボールペンで描いていきます。
今回は0.38mm の細芯を使用しました。
線を少し揺らしたり、重ねたりしながら、食べ物の質感を表現していきます。
3.線画の完成
影やトッピングの質感も足して、線画の完成です。
消しゴムをかけ、下書きの線を消していきます。
4.インクを出す
ペーパーパレットにABT のインクを出していきます。
5.インクの調色
インクを水筆で混ぜながら使用していきます。
6.影を描く
グレーとベージュを混ぜた水筆で影を先に描きます。
7.パンの影部分を塗る
パンに色を塗っていきます。
影になっている濃い色から塗っていくと失敗しにくいです!
8.パンの明るい部分を塗る
影の色に合わせて明るい部分の色も塗っていきます。
一度で狙った色を表現するのは難しいので、乾いたところにさらに色を重ねていきます。
今回のパンはオレンジっぽい色味だったので、パレットでオレンジを多めに混ぜながら描きました。
9.メリハリをつける
さらに濃い色を足してメリハリをつけていきます。
茶色に紫色を混ぜながらレーズンらしい色味を塗っていきます。
10.完成
パンオレザンの完成です!
食べたパンを同じページにまとめたり、ひと月に食べたものをまとめたりしてみました。
味の感想やその時の気持ちをもりもり描き込んで、何度も見返したくなるページになりました!
番外編 フードイラストを使って手描きのカレンダーを作ろう
インテリアのアクセントにも、絵葉書としても使える気軽なカレンダーを作ってみよう
<用意するもの>
・食べ物の写真
・水彩紙ポストカード
・ペーパーパレット又はクリアファイル
・ABT(使用カラー:020/912/977/947/933/569/676)
・水筆
・シャープペンシル又は鉛筆
・消しゴム
・ボールペン
・筆之助しっかり仕立て
・定規
去年の8月に作ったブルーベリーのパンケーキの写真を元に、8月のカレンダーを作っていきます。
1.下準備
ポストカードの中心にシャープペンシルで薄くあたりをつけます。
2.カレンダー部分の下書き
スマホのカレンダーを見ながら、文字を書いていきます。
中心線に合わせて水曜日の” WED” と水曜日の日付を書き、あとは等間隔に文字と数字を書いていきます。
ラフに書いても可愛くなるので、綺麗に書こうとしすぎなくて大丈夫です!
3.カレンダー部分のペン入れ
筆之助しっかり仕立てで文字部分をなぞっていきます。
バランスの悪い箇所はこの段階で直しながら文字部分を書きます。
4.線画を描く
食べ物の部分はボールペンでなぞり、線画の完成です。
消しゴムをかけ、シャープペンシルで描いた下書きを消していきます。
5.色を塗る
食べ物を描いていきます。
こちらも濃い色の部分から塗っていきます。
6.色を重ねる
ブルーベリーの部分は、青みの紫と赤みの紫を重ねて表現していきます。
7.塗りの完成
8.質感をプラスする
修正液を使うとツヤっとした質感を表現することができます。
9.完成です!
100 円ショップで買った額に入れてみました。
季節を感じるカレンダーが出来上がりました。
お子さんと一緒に作っても可愛くなりそうです。
ぜひ楽しみながら描いてみてくださいね。
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