2022.6.22
【DLできる型紙付き】IROJITENで描く「ふんわりフラワーのガーランド」の作り方
minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
kopfkino さん
足元の植物から空想の欠片まで、日々の中で採取したイメージをモチーフに空間をささやかに彩る紙の装飾品を制作。
https://minne.com/@kopfkino55
IROJITENで描く「ふんわりフラワーのガーランド」の作り方
今回は、自然界の色を再現した繊細なカラーバリエーションの色鉛筆【IROJITEN】を使用して、色鉛筆ならではの色の重なりやタッチを活かしたペーパーフラワーのガーランドを作っていきます。お祝いの飾りやウエディングのアイテムとしても使える、ふんわりと可愛らしいガーランドですよ。
それでは作り方をご紹介します。
用意するものはこちら
・IROJITEN(今回は36色セットを使用しています)
・ピットマルチ2
・グラシンカップ 9号サイズ 29枚(ラッピング用のグラシン紙でも綺麗にできます)
・針金 10cm 9本 ※茎用(今回は地巻きワイヤー白#24をカットして使用しています)
・フローラルテープ 白(白のマスキングテープでもOKです)
・ゴールドのワイヤー #30 12cm 11本 ※花芯用
・ゴールドのビーズ 丸小 33粒 ※花芯用
・型紙用の厚紙8cm×15cm(牛乳パックでもOKです)
・はさみ
・ニッパー
・ペンチ
・シャープペンシル
・細い紐 1m
・マスキングテープ(壁に貼る用)
・リボン(お好みでご用意ください)
1、お花の型紙を作る
お花型の型紙をダウンロードしてA4の紙に印刷し、のりで厚紙に貼ります。
次に、型紙のAとBをそれぞれ線に沿って切りましょう。Aのお花よりもBのお花の方が少し大きい型になっています。
2、花型をとって色を塗る
グラシンカップにAの花型を20枚、Bの花型を9枚、型をとります。
グラシンカップを広げて、A、Bそれぞれの型紙を当て、シャープペンシルで輪郭をなぞって型をとってください。
Bで型をとった9枚だけ、線に沿ってはさみで切り取ってください。
Bの型の花は色を塗らずに、そのまま使います。
Aで型をとった20枚はまだはさみで切り取らずに、そのまま【IROJITEN】で色を塗っていきます。
今回使用する色は、D-12( 蘇芳色)/D-1( 臙脂色)/P-2( 珊瑚色)/D-14( 枯竹色)/D-11( 李色)/
EX-8( 小豆色)/LG-1( 小鹿色)/LG-2( 渋紙色)/EX-10( 銀鼠) です。暖色系を使いました。
まず、グラシンカップの周りに数か所の切り込みを入れます。
周りに切り込みを入れることで、平らに広げやすくなりますよ。
D-12( 蘇芳色)/D-1( 臙脂色)/D-11( 李色) などの濃い色で花の真ん中を塗ります。中心から放射状に塗っていきましょう。強弱を付けて模様を描いてみました。
次に、EX-8( 小豆色)/LG-1( 小鹿色)/LG-2( 渋紙色)/EX-10( 銀鼠) などの薄めの色でその周りを塗っていきます。透かしたような柄をイメージして塗り、白が残っている部分には他の色を塗ります。
全色を一気に塗るのではなく、ひとつのお花に2色〜4色ほど使用します。
お花によって、色の組み合わせを変えてみましょう。色を重ねるうちに、次第に色がなじんでいき、ふんわりとした印象になってきます。色鉛筆ならではの色の混ざり方を楽しんでみてくださいね。
Aの花型でとった型の20枚全てを塗り終えたら、線に沿って切り取ります。
3、ワイヤーとビーズで花芯を作る
次は、花芯を作っていきます。
12cmにカットしたゴールドのワイヤーと丸小のゴールドのビーズを使用します。
ワイヤーを5cmのところで一度折り曲げて、そこから1cmの箇所にビーズを通します。
ビーズを通したらワイヤーを折り曲げ、ペンチを10回ほどねじってビーズを固定してください。
ねじったワイヤーの片方に、1cmの間隔をあけて、ビーズを通します。
先ほどと同じように、ワイヤーを折り曲げて、ねじり、ビーズを固定してください。
残っている短いワイヤー部分に、1cmの間隔をあけて、3つ目のビーズを通します。
これまでと同じように、ワイヤーを折り曲げて、ねじってビーズを固定してください。ワイヤーの残った部分は長い部分に巻き付けます。このビーズ3粒の花芯を11本作っていきます。
11本のうち4本は、2本ずつねじって組み合わせ、ビーズ6粒の花芯を2本作ります。
今回は小さなビーズを使用しましたが、大き目のビーズをひとつだけ使用して作るのもおすすめです。作るお花の雰囲気や色に合わせて、ビーズもお好みの物を使ってアレンジしてみてくださいね。
4、お花を組み立てる
いよいよ次はお花を組み立てていきます。ビーズ3粒の花芯のお花を7本と、ビーズ6粒の花芯のお花を2本作ります。
ビーズ3粒のお花はAの花びら2枚とBの花びら1枚、ビーズ6粒のお花は、Aの花びら3枚とBの花びら1枚を組み合わせて作ります。
花芯にAの花びらを1枚通します。紙が薄いので、そのままワイヤーで穴をあけて通すことができます。
花芯のねじった根本に花びらが来るように固定して、穴を開けた部分にのりを付けます。
のりを付けたら、花びらの下をつまみ、写真のようにひとひねりします。
2枚目の花びらも先ほどと同じようにワイヤーに通します。2枚目の花びらの穴部分にのりを付けて、1枚目に寄せたら、こちらも同じようにひとひねりしてください。
ビーズ6粒の花芯の方には、Aの花びらを3枚貼ります。
Aの花びらを貼り終えたら、次にBの花びらをワイヤーに通してのりを付けます。Bの花びらは通した後ひねらずに、そのままAの花びらに寄せて貼り付けます。このようにして、ビーズ3粒のお花7本、ビーズ6粒のお花2本を作ります。
次に10cmに切った針金と花芯の付いたお花を合わせて、フローラルテープで巻きましょう。茎の部分になる針金に、花芯のゴールドのワイヤーを巻き付けます。
次に花の根本からフローラルテープを巻いていきます。巻き始めにのりを塗り、針金全体をきつく巻きます。巻き終わりの部分にものりを塗って外れないように固定しましょう。
9本すべてを同じように巻きます。
9本のお花ができあがったら、そのうちの6本を組み合わせて3輪のお花を2本作ります。
3つのお花が縦に並ぶように持ち、フローラルテープを巻いてまとめてください。巻き始めと巻き終わりはのりを塗ってとめましょう。3輪の花が2本、1輪の花が3本の計5本ができます。
それぞれの長さはニッパーで針金を切って揃えます。3輪の方は一番長いお花から10cmのところで切り、1輪の方はお花から5cmのところで切ります。今回は飾る前に切りましたが、紐に付けて飾った様子を見て、調節しながら切っても良いでしょう。
※切った部分のフローラルテープが剥がれるようでしたら再度のりを塗ってとめましょう。
5、紐にとりつける
紐に引っ掛けられるように、針金を曲げます。
1輪の方はお花から3cmのところで曲げ、3輪の方は短いお花から3cmほどのところで曲げます。
バランスを見ながら、折り曲げた針金の部分を紐に引っ掛けていきます。
1輪、3輪、1輪、3輪、1輪の順番で等間隔で引っ掛けると写真のようになりますよ。
この時、針金を曲げてお花の向きなども調整しましょう。
最後にお好みでリボンを付けたら完成です。
優しいふんわりとした雰囲気のガーランドになりました。今回は柔らかい印象になるように色鉛筆を寝かせて塗りましたが、水玉やチェック、縞模様などの柄を描きこむのもおすすめ。お子様と一緒に楽しめそうですね。サイズや色、ビーズを自由に変えて、ぜひオリジナルのフラワーガーランドを作ってみてください。
6、おまけ
ガーランドにせず、そのままケーキなどに刺してもかわいく仕上がりますよ♪