minne の人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
hiishさん
眺めても身に着けてもたのしめる、“思い出”を絵日記のように描きおこして形にしたブローチを制作しています。
https://minne.com/@hiish
「紫陽花のブローチ」のつくり方
色の移ろいが美しい、紫陽花の花びらをモチーフにしたブローチを手づくりしてみませんか。これからの季節のワンポイントにもぴったりですよ。
発色のいいデュアルブラッシュペン「ABT」と水性画材のぼかしや混色に便利な「水筆」を使った「紫陽花のブローチ」のつくり方をご紹介します。
用意するものはこちらです
<材料>
・UVレジン液(ソフト+ハードタイプ)
・LED/UVライト
・ブローチ金具、パール等
<その他道具>
・アクリル絵の具、刷毛
・レジン用の筆または、つまようじ
・はさみ
・クリアファイル
1、色柄をつくる
つくりたい紫陽花の色味を思い浮かべながら、ABTで画用紙に自由に色を重ねて塗っていきます。同色のみではなく、反対色などを取り入れると、個性的に仕上がるのでおすすめです。
使用カラー:ABT452、553、603、665、673、676、985
水筆(平筆タイプ)で色をぼかし、色ムラをつくります。濃淡をつけるように意識しましょう。
紫陽花の花びら部分の土台になる色ができました。
2、花びらをつくる
画用紙の裏面に、刷毛でアクリル絵の具を塗ります。色はお好みで構いません。今回はブローチの金具と色味を合わせてゴールドのアクリル絵の具を使いました。
こうすることで、レジンが染みた場合の色ムラや濁りを防ぐことができます。
画用紙を1〜1.5cm角に切ります。
切った画用紙を画像のように角を落とし、花びらのかたちに切り抜きます。
いろいろな濃淡の花びらができました。ここから4枚を選び、組み合わせていきます。なるべく色の変化がある部分を使うと、花の表情が豊かになりますよ。
3、レジンで硬化させる
4枚の花びらを、中心部分がすこし重なるようにクリアファイルに並べ、中心にUVレジン液(ソフトタイプ)を垂らします。
LED/UVライトで硬化します。UVレジン液やライトの種類によって硬化時間は異なります。
<大体の目安>
LEDライト……30〜90秒
UVライト……2〜4分
裏側全体にUVレジン液(ソフトタイプ)を塗り、ライトで硬化させます。
表側もUVレジン液(ソフトタイプ)を全体に塗り、ライトで効果させます。ブローチを厚めに仕上げたいときは、1回目の硬化後にさらにレジン液を重ねます。
表側のレジンが固まったら、上からUVレジン液(ハードタイプ)で全体をコーティングします。筆やつまようじを使って、端まで丁寧にレジン液を伸ばしてください。
中心部分に、穴無しの小粒パールやブリオンを乗せ、ライトで硬化させます。
裏側にもUVレジン液(ハードタイプ)を全体に塗り、ライトで硬化させます。
4、ブローチにする
裏側のレジンが固まったら、接着剤でブローチ金具を付ければ、完成です。
これからのシーズン、おしゃれのワンポイントにもぴったりな紫陽花のブローチ。ぜひお好みの色でつくってみてくださいね。
(※ABTは水性染料インクの為、色によっては日光や紫外線の影響で退色する場合がございます。)
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