
Craftie Homeのアンバサダーさんに教わる、ハンドメイドアイディア
「FUN ART STUDIO」と「Craftie」の連載企画! Craftie Homeのアンバサダーさんにハンドメイドレシピや暮らしの中にハンドメイドを取り入れるアイデアをご紹介いただきます。
こんにちは! Craftie(クラフティ)です。
Craftieは、ハンドメイドを通じて、毎日の暮らしをちょっとだけ豊かにするモノやコトをお届けしています。そんな私たちの活動を一緒に盛り上げてくれるのが、ハンドメイドキットブランドCraftie Homeの アンバサダーのみなさんです。ものづくりが大好きな彼女たちは、同時に暮らしづくりの達人!今回は、その中の一人、comiriさんに、梅雨の季節にぴったりなハンドメイドアイデアを提案してもらいました。
Craftie Homeアンバサダー。おうちインテリア、簡単リメイク&DIY、日々のことを発信中。山善アンバサダー 、BRUNOサポーターズ。整理収納アドバイザー2級
https://www.instagram.com/comiri752/

憂鬱な梅雨が楽しみになる、今だけのハンドメイド
今年もやってきた梅雨の季節。雨の日が増えて憂鬱な気持ちになりがちですが、今だから楽しめるハンドメイドを取り入れてみるのもおすすめです。
「普段、ハンドメイドしよう!と思うのは誕生日や季節の行事のとき。いつもイメージカラーを決めてから動き出します」と、お話ししてくれたのは、普段から暮らしのなかでハンドメイドを楽しんでいるcomoriさん。今回はそんなcomiriさんに、梅雨らしいカラーを取り入れたハンドメイドアイデアを教わります。
ハンドメイドレシピ1.
季節の色を描く「しずくのミニキャンバス」

梅雨のモチーフと聞いて思い浮かぶのが、“しずく”ではないでしょうか。そんなしずくをミニキャンバスに描けば、季節にぴったりな作品に仕上がります。ミニキャンバスは文具店や100円ショップなどで手に入るので、ぜひお好きなサイズでお楽しみください。
しずくのミニキャンバスの作り方
【材料】
・ミニキャンバス(今回は名刺サイズを使用)
【道具】
・ABT(カラー筆ペン)620、673、526、553
・水筆(中筆)
・ボールペン
・クリアファイル
【作り方】
1.お好きなABTを3〜4色ほどを出して、色を作りましょう。今回は620、673、526、553を使用しました。
クリアファイルに白い紙を挟んでパレット代わりにして、水筆でABTの色を混ぜ合わせ、キャンバスにしずくを描いていきます。しずくは水筆を寝かせるようにするときれいに描けます。
「水筆はとても万能で、ABTを使う幅も広がります。水筆やABTを使うようになってから、絵の具を出すことがなくなりました」
しずくは同じ色が一箇所に偏らないよう、全体を見ながらバランスよく描いてみてください。
「所々、しずく同士を重ねて描くと色が滲んで、雰囲気が出ます」
2. 色が乾いたら、キャンバスの中央にボールペンでお好きなフレーズを書きます。今回は“Rainy days make cozy moments(雨の日こそほっこりする時間が生まれる)”と書きました。
「梅雨の毎日をポジティブに過ごせる言葉や、前向きになるフレーズを探してみるのも楽しいですよ」
3. フレーズを書けたら完成です。フレーズを書く位置は中央以外にも、右下や左下など、お好みでアレンジしてみてください。
「水筆で描くしずくは雨の日にぴったりです。ポジティブな言葉を添えることで、お気に入りのアイテムになりました」
4.お好きな場所に立てかけるだけで、季節を感じるおしゃれなコーナーを演出できます。
ハンドメイドレシピ2.
季節の色で作りたい「ペーパーフラワー」
梅雨らしい色合いが素敵なペーパーフラワーは、本物のお花とはまた違った魅力を楽しめるアイテムです。トレーシングペーパーを使うことで、今の季節にぴったりな色合いに仕上がります。お好きなカラーで制作を楽しんでください。
ペーパーフラワーの作り方
【材料】
・トレーシングペーパー
・地巻きワイヤー(グリーン)
・マスキングテープ
【道具】
・ABT(カラー筆ペン)401、N52、623、491
・ハサミ
【作り方】
1.トレーシングペーパーにABTで色を塗ります。あえて濃淡が出るように色のムラを作りながら塗りましょう。色は単色でも、お好みで何色か混ぜても大丈夫です。下に白い紙を敷くと、色の出方がよく見えます。
2. 1枚の花びらの大きさをイメージしながら、トレーシングペーパーを折ります。このあと折ったまままとめてカットするので、ひとつの面の大きさが1枚の花びらの大きさになります。1本のお花で4~5枚使用するため、四つ折りや八つ折りなど、お好みで調整してみてください。
3. 折ったまま花びらをまとめてカットします。しずくのような形に、下書きなしのフリーハンドでハサミを使って切っていきましょう。
「あえて下書きをせずフリーハンドでカットすることで、自然な花びららしく仕上がります」
4. カットできたらお花の形を作ります。しずくの下の部分約1/3を谷折り、山折りと折り目をつけて、4〜5枚をまとめ、折った部分を掴み持ちます。
そのままお花の形に整えながら、半分に折った地巻きワイヤーの先部分に4で折ったところを重ね合わせて、マスキングテープを貼りまとめます。
「今回は雰囲気を統一したかったので、他の作品に合わせた色合いにしました。他にもお好みで、そのときの季節やテーマで色を変えて作っても、楽しんでいただけます」
5.完成です。一輪刺しにしたり、フラワーベースに何本かまとめて飾ったり、お好みのスタイリングでお楽しみください。
ハンドメイドレシピ3.
お好きなスペースに季節を呼び込む「しずくのガーランド」

最後にご紹介するのは、しずくのガーランドです。立体的なので壁に飾るのはもちろん、窓際にも飾っていただけます。お好みでビーズやモチーフなどを飾って、オリジナルのガーランドづくりに挑戦してみてくださいね。
しずくのガーランドの作り方
【材料】
・画用紙(白、水色、薄紫色)
・お好みのビーズ
・テグス
【道具】
・色辞典 第二集 vol.4 ( pale tone Ⅱ )
・のり
・針
【作り方】
1. 白い画用紙でしずくの型紙を作ります。大きさはお好みで大丈夫ですが、今回は縦7~8cm、横5cmくらいの大きさにしました。

2.色辞典vol.4 ( pale tone Ⅱ )で、別の白い画用紙に水玉模様を描いていきます。
「色辞典第二集にセットされているvol.4は、淡いトーン10色が揃っているので、どの色を使用してもトーンが統一されていて、かわいく仕上がります」

3. 1の型紙の大きさで、2の画用紙をカットします。1つのしずくで6枚使うので、お好みの枚数で準備しましょう。
今回は水色と薄紫色の画用紙も使い、薄紫色の画用紙には斜線を引いてストライプ柄にしてみました。

4. カットしたしずくを半分に折っていきます。模様の面が中表になるように折りましょう。

5. のりで6枚を貼り合わせてしずくの形にします。今回はピットマルチ2を使いました。

6. 針にテグスを通し、しずく、ビーズ、しずく、ビーズ…の順に繋げていきます。ビーズはなくても作れますが、しずくの間に入れるとキラキラと仕上がるのでおすすめです。

7. お好みの場所に飾って完成です。立体的なので、どの角度から見ても楽しめます。
「お子様と一緒にてるてる坊主を作ってしずくの間に入れてアレンジしたり、傘のモチーフや少し大きめのビーズを入れたりしても、かわいく仕上がりますよ」

梅雨を楽しむハンドメイドレシピ、いかがでしたか?それぞれの作品の色を統一することで、季節感がまとまり、スタイリングも一層楽しくなりますね。ぜひcomiriさんのアイデアを参考に、お好きなカラーで梅雨のハンドメイドを楽しんでみてはいかがでしょうか。
写真/comiri
文/manami(Craftie Home)