2024.10.15
ベビーとの暮らしをいろどるハンドメイドアイデア
Craftie Homeのアンバサダーさんに教わる、ハンドメイドアイディア
「FUN ART STUDIO」と「Craftie」の連載企画! Craftie Homeのアンバサダーさんにハンドメイドレシピや暮らしの中にハンドメイドを取り入れるアイデアをご紹介いただきます。
こんにちは! Craftie(クラフティ)です。
Craftieは、ハンドメイドを通じて、毎日の暮らしをちょっとだけ豊かにするモノやコトをお届けしています。そんな私たちの活動を一緒に盛り上げてくれるのが、ハンドメイドキットブランド Craftie Home のアンバサダーのみなさんです。ものづくりが大好きな彼女たちは、同時に暮らしづくりの達人!今回は、その中の一人、Risaさんに、ベビーとの暮らしをいろどるハンドメイドアイデアを提案してもらいました。
Craftie Home アンバサダー。季節を愉しみながら暮らすなかで、ときめいたモノ、コトをInstagramにキロクしながら発信。ものづくり(料理、お菓子、空間)、花、自然、ピクニック、インテリア、絵画が好き。
ベビーとの貴重な時間を、優しく演出するハンドメイド
ベビーとの時間は慌ただしくもあっという間に過ぎていく、とても貴重な時間。この春出産されたばかりのRisaさんも、お子様との微笑ましい日々を過ごしているようです。「普段はおうちで絵本の読み聞かせをしたり、寝転んで遊んだり、夕方の涼しい時間には近所をお散歩することもあります」。
今回はそんなRisaさんに、ベビーとの暮らしを優しく演出してくれるアイテムづくりを教わります。ベビーと日々を過ごす方はもちろん、そうでない方も楽しめるハンドメイドアイデアが満載です。
ハンドメイドレシピ 1.
毎月の成長を記録する「マンスリーカード」
出産から1ヶ月、2ヶ月…と日々健やかに育っていくベビー。そんな成長を記録するときにおすすめなのが、マンスリーカードです。月齢やメッセージなどをカードに描いて一緒に写真を撮れば、生涯残る思い出の一枚に。もちろん、お好みのメッセージやフレーズを書いて楽しむこともできます。
マンスリーカードの作り方
【材料】
・画用紙
【道具】
・色辞典(オリーブ :LG2 / D6 / D17 / V10、レモン:D17 / EX9 / EX2 / V3 / D14、ニュアンス:LG2 / EX9 / D18)
・筆之助 しっかり仕立て(ブラウン)
・鉛筆
・コンパス
・ハサミ
【作り方】
1. 画用紙に直径7cmの円をコンパスで書いて、ハサミでカットします。今回は合計16枚作ります。
コンパスが無い場合は、コップの底などの丸いものをなぞってもきれいな丸を描くことができます。
2. 左から『オリーブ』『ニュアンス』『レモン』の3つのデザインを描きます。細かい葉っぱやお花を描く『オリーブ』と『レモン』は、1枚ずつ鉛筆で下書きをします。
下書きは薄く書いておくと、最後に消さなくても目立ちません。円の中心に数字を書いて、その下に「month」と書きます。そのあと、周囲を囲うように葉っぱやお花を描いていきます。
『オリーブ』はまず茎を描いてから実や葉っぱを描き、『レモン』はレモンの実から描くとバランスを取りやすいです。
3. 下書きができたら、筆之助ブラウンで中心の数字を書いていきます。
「数字は太く、分かりやすいように書きました。お好きな字体やフォントがあれば、真似をして書くのもおすすめです」
4. 周囲の絵の部分に色辞典で色を塗ります。一度に塗るのではなく、力を入れすぎず優しいタッチで重ね塗りをすると色に深みが出て、色辞典のナチュラルな風合いをさらに楽しめます。
5. 全て塗り終えたら完成です。ベビーの月齢フォトとしてはもちろん、壁に飾ってインテリアとしても楽しめます。
「大切な時間をマンスリーカードと共に残したいという思いから、今回は実のなる植物を描きました。小さな子供が触れても大丈夫なように、角がない丸型にして形にもこだわっています」
『ニュアンス』はまず曲線で輪郭を描いてから中の色を塗ると、バランス良く仕上がります。中央の数字をお好きなフレーズにしてみたり、「month」を書かずに数字遊びやバースデーカードなど月齢カード以外の用途で楽しんだりするのもおすすめです。
ハンドメイドレシピ 2.
ボタニカルな色合いでナチュラルに「手形足形アート」
ベビーが産まれたときの定番でもある、手形や足形の記念品。今回はABTや水筆を使ったボタニカルな色合いの手形足形アートをご紹介します。おしゃれに成長の記録を残したい方や、水彩の色合いがお好きな方はぜひ参考にしてみてください。
手形足形アートの作り方
【材料】
・画用紙(今回は縦18cm横16cmにカットしたものを使用)
・お好みの額縁
【道具】
・ABT 177、889、098、993、N15、076、062、977、027、346、026
・水筆(小筆)
・色辞典 D17
・筆之助 しっかり仕立て ブラウン
・鉛筆
・クリアファイル
【作り方】
1. 額縁の大きさに合ったサイズの画用紙に、ベビーの手形と足形の輪郭を1つずつ鉛筆で書きます。寝ている間にそっとなぞるのがおすすめです。薄く描いておくと、線が目立ちにくくなります。
2. 空いたスペースに、筆之助ブラウンで生年月日や体重、身長などの文字を書きます。今回は「Welcome to the world」というフレーズも書きました。いきなり文字を書くのが不安な方は、鉛筆で下書きをすると安心です。
「筆之助は、カリグラフィーのように強弱をつけながら文字を書けるのが楽しいアイテムです」
3. 手形と足形の輪郭に沿って、外側から葉っぱを描いていきます。クリアファイルの上にABTを出し、水筆で色を取って描きましょう。水筆を寝かせて描くと大きめの葉っぱに、立てるように描くと細い葉っぱを描けます。ABTは【道具】に記載している色をランダムに使い、ボタニカルな色合いに仕上げます。
「今回ABTはたくさんの色を使用し、細かなデザインにもこだわりました」
輪郭を描いたら、中にも葉っぱを埋めるように描いていきます。空いたスペースには1枚ずつ葉っぱや小さな丸を描いて埋めると、バランス良く仕上がります。
「水筆は、ABTのインクを簡単に絵の具のように使えるのが良いと思います。淡い色味を出すのに欠かせないアイテムです」
4. 文字や手形足形を囲うように水筆で木の枝を描いていきます。まずは全体のバランスを見ながら、お好みのブラウン系の色で枝から描きます。
枝を描いたら、グリーン系の色を何色か混ぜて、葉っぱを描きます。今回は手形と足形の真ん中に、ハチのイラストも描きました。
5. 手形足形の中に空白があり気になる場合は、色辞典D17で薄く塗りつぶすと、まとまりが良くなります。
6. お好みの額縁に飾ったら完成です。オリジナルの手形足形は、ベビーが大きくなったあともンテリアとして長く楽しめますよ。
ハンドメイドレシピ 3.
ゆらゆらと揺れる様子が楽しい「ベッドメリー」
最後にご紹介するのは、ベビーのおうち時間に大活躍してくれるベッドメリーです。お部屋のインテリアに合わせてお好きな色で作ってみてください。ベッドメリーとしてはもちろん、ガーランドとして活用することもできます。
ベッドメリーの作り方
【材料】
・画用紙
・お好みのリース
・お好みの紐
※モチーフの型紙ダウンロードはこちらから
【道具】
・ABT 丸:177・977、雲:N95、枝:879、気球:993
・水筆(中筆)
・プレイカラードット グレー
・消えいろピット
・アクアピット強力ペンタイプ
・クリアファイル
・鉛筆
・ハサミ
【作り方】
1. 画用紙を丸、雲、枝、気球の形に鉛筆で下書きをして、モチーフをカットします。それぞれのサイズは全て同じ大きさになるようにして、今回は丸の大きさ直径3cmを目安に作りました。
「マンスリーカードと同じく、できるだけ角がない丸みのある形にこだわりました」
丸は7枚で1セット、雲は4枚で1セット、枝は2枚で1セット、気球は4枚で1セットです。お好みの数だけ準備してください。同じ大きさにするのが難しい場合は、はじめに1枚だけを作り輪郭をなぞってカットしたり、画用紙を何枚か重ねてカットしたりすると、同じ大きさに揃います。
※モチーフの型紙をこちらからダウンロードできます。
2. クリアファイルにABTを出し、水筆でモチーフに色を塗っていきます。あとから半分に折って貼り付けるので、片面だけ塗ります。綺麗に均等に塗ろうとせず、少し色ムラがある方が色々な表情を楽しめます。
「ABTは水筆を合わせて使うと、より簡単にさくっと水彩を楽しめるのがお気に入りです。色の種類も多く優しい色合いで、使うとわくわくした気持ちになれます。子供にも早く使わせてあげたいです」
プレイカラードットを使い、ドット柄を作るのもおすすめです。今回はグレーで丸のモチーフをドット柄にしました。
3. 枝以外のモチーフを半分に折り、色を付けていない面に消えいろピットを塗って1セットずつ接着して作ります。最後の面は紐をつけるので塗らずにおいておきましょう。
このように1セットずつ貼りつけて開くと、立体的なモチーフに仕上がります。
4. お好みの紐をベッドメリーの作りたい長さにカットし、アクアピット強力ペンタイプを塗って、最後に残しておいた面に接着していきます。枝のモチーフは紐を挟んで貼り合わせるように接着します。
「アクアピット強力ペンタイプは、細く狭い箇所にもさくっと使用できて良かったです。持ち運びにも便利なサイズ感だと思います」
5. お好みのリースにくくりつけて完成です。リースは100円ショップや手芸店などで手に入ります。ベビーのベッドはもちろん、お部屋のインテリアとして楽しむのも良いですね。
「ベッドメリーの揺れて動く様子を見て、子供も興味津々でした。複数枚重ねて作るので色塗りに時間がかかりますが、その分納得の仕上がりになりました」
ベビーとの暮らしをいろどるハンドメイドレシピ、いかがでしたか?「買えば揃うモノに溢れた世の中ですが、自分の手で制作し、アイデアを考えながら取り組む時間は大切だなと感じます。今回は産後のタイミングと重なりベビーをテーマに制作できることが嬉しく、子供の喜ぶ姿を想像しながら作る時間はとても楽しかったです」と、Risaさん。今まさに子育て中の方も、そうでない方も、Risaさんのアイデアを参考にハンドメイドの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
写真/Risa
文/manami(Craftie Home)