minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
水月(みづき)ようこさん
身近で小さなアート〈ポストカード〉をメインに展開する動物イラストレーター。
優しい色でいきものたちをモチーフに作品づくりをしています。
https://minne.com/@watermooon
ABTで描く「おめかし猫さんのダイカットタグ」
カラフルな帽子をかぶった猫の形のダイカットタグです。デュアルブラッシュペンABTを使い、ダウンロードできる型紙で可愛い猫さんを作りましょう。
それでは、さっそく作り方をご紹介します。
<用意するもの>
・ABT
・筆之助 しっかり仕立て
・筆之助 しなやか仕立て
・水筆
・用紙(ハガキほどの厚みのあるもの 今回は水彩紙を使用)
・シャープペンシル、ボールペン
・クリアファイル
・セロハンテープ
・ドライヤー
・カッター、はさみ
・のり
・カッターマット
・お好みのリボン(幅6mm)
・穴あけポンチ(パンチでもOK)
・ひも
1.ダウンロードした型紙を転写します
型紙をダウンロードし、プリンターで印刷します
裏側をシャープペンシルや鉛筆で塗りつぶします
ポイント 芯は柔らかい2B以上を使うと転写しやすくオススメです
塗りつぶした面を下にして用紙にのせ、セロハンテープで固定して表からボールペンでなぞって写します
2.混色して色をつくります
パレットがわりのクリアファイルにABTの977と055を塗り、水筆を使って混ぜて色を作ります
クリアファイルに白い紙をはさむと色がよく見えて使いやすくなります
3.水筆を使って色をつけていきます
広い面は、水筆の平筆を使って水を少し多めにすると塗りやすいです
ポイント 薄めの色を塗り、乾かして重ねることで好みの色に調整しやすくなります
顔全体を塗り終わったら、ドライヤーでよく乾かして縞模様を描きます
977を水筆(中筆)にとり、顔の中から外へひげを描くように塗りましょう
耳の先も同色で塗ってワンポイントに
4.お顔を描いていきます
耳と鼻、口のラインを761で描きます
鼻と口周りの細かい部分は細芯でしっかりと
目は筆之助しっかり仕立てブラウンで描きます
表情がはっきりしてメリハリのある顔立ちになります
5.帽子を塗ります
723のブラッシュ芯で直接塗っていきます
同じ方向に筆を動かすと筆跡が揃って仕上がりがきれいです
ドライヤーで乾かしてから569でリボンを着色します
ポイント 帽子を濃い色にすることで淡い色の猫とのコントラストが引き立ちポップで可愛い印象に仕上がります
6.イラストを切り抜いて組み立てます
全て塗り終わったら、カッターやはさみで切り抜きます
首元のリボン穴と帽子の切り込みも忘れずに
切り込みに耳を入れて帽子をかぶせたら帽子と猫が取れないようにのりづけします
首の下にリボンを通して結びましょう
穴を開けてひもを通したらおすまし猫さんタグの完成です!
バリエーションいろいろ
〈白猫さん〉
帽子 451 リボン 443
ほっぺ、耳、口 761
目 055、969、筆之助しっかり仕立てブラウン
〈黒猫さん〉
黒画用紙に型紙を写し(色鉛筆の白を使用)、顔を筆之助しなやか仕立てを使って描きます(目鼻 ホワイト、耳 ペールイエロー)
隠ぺい力のあるインクなので濃い色の用紙でもきれいに発色します
帽子は055、173を使用
〈ハチワレさん〉
帽子 N15 リボン 725
顔 443+N45 耳 451
目 N15、451、筆之助しっかり仕立てグレー
鼻 761
〈三毛さん〉
帽子 055、845、990
顔 977、N45
耳 N45、055
目 筆之助しっかり仕立てグレー
鼻と口 761
お好きな柄がいろいろ楽しめます。猫好きの方へ手作りタグはいかがですか?
ご自宅の猫さんをモデルにぜひ作ってみてくださいね♪
水月ようこさんの作品は、minneでご覧いただけます。
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