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毎日コーデの時間が楽しくなる♪
ブラッシュレタリングで彩る とびきりおしゃれな収納アイテムの作り方

アーティスト・プロフィール

Craftie

Craftie Homeのアンバサダーさんに教わる、ハンドメイドアイディア

 

FUN ART STUDIO」と「Craftie」の連載企画! Craftie Homeのアンバサダーさんにハンドメイドレシピや暮らしの中にハンドメイドを取り入れるアイデアをご紹介いただきます。

 


 

こんにちは! Craftie(クラフティ)です。
Craftieは、ハンドメイドを通じて、毎日の暮らしをちょっとだけ豊かにするモノやコトをお届けしています。そんな私たちの活動を一緒に盛り上げてくれるのが、ハンドメイドキットブランドCraftie Homeの アンバサダーのみなさんです。ものづくりが大好きな彼女たちは、同時に暮らしづくりの達人!今回は、その中の一人、阿部早織さんに手作りサシェと、アゲート風ネームタグ、アクセサリーボックスの作り方を提案してもらいました。

 


 

阿部早織さんってこんな人!

Craftie Homeアンバサダー。集英社「BAILA」スーパーバイラーズ。オフィスカジュアル・リアルOL休日コーデをInstagramに投稿。
https://www.instagram.com/saoli723/

阿部早織

 


 
毎日のおしゃれを、少しの工夫でさらに楽しく
 
オフィスカジュアルなファッションや、休日コーデのInstagramへの投稿など、幅広く活躍中の阿部さん。「ニットはニット、ボトムスはボトムスとジャンル分けしています。カラーが多いときは色別に合わせて収納するとよいですよ」と、お洋服やアクセサリー類の収納にも工夫があるよう。

その工夫として阿部さんが楽しんでいるのが、カリグラフィーです。カリグラフィーとは、西洋の書道とも呼ばれ、文字を美しく見せるための手法のこと。
カリグラフィーには専用のペンが必要ですが、今回はより手軽に楽しめるプラッシュペンを使って書くブラッシュレタリングに挑戦。ブラッシュレタリングをファッションに取り入れ、日々のワードロープで活用できる素敵なアイテム作りを阿部さんから教わります。毎日の洋服選びや小物選びが、いつもよりワクワクする。そんなアイテムをぜひ作ってみてください。
 

ハンドメイドレシピ1.
芳香剤やポプリをおしゃれに見せる 手作りサシェ


 

お洋服をクローゼットやタンスで保管するときに使う、芳香剤や防虫剤。よい香りをつけたり湿気対策をしたりするのに活躍してくれますが、そのまま使うのはちょっと味気ない…と感じていた阿部さん。そこで、今回は防虫剤や芳香剤を、おしゃれに包んで使うアイデアをご紹介します。お好みのポプリを入れて使うのもおすすめですよ。

 

 

手作りサシェの作り方

 

【材料】
・A4サイズのトレーシングペーパー
・リボン(今回はサテン、オーガンジーを使用)
・芳香剤や防虫剤、ポプリなど
・タグやドライフラワー(お好みで)

 

【道具】
ABT(カラー筆ペン)N65/772
筆之助(筆文字サインペン) グレー
・テープのり
・穴あけパンチ

 

【作り方】
1. A4サイズのトレーシングペーパーとABTを準備します。
今回ABTはN65と772を使用しました。トレーシングペーパーは複写して絵や文字を書くときなどに用いられ、文具店やホームセンターなど身近なお店で販売されています。
「ABTはどんな色でもよいですが、薄めの色がトレーシングペーパーの紙質に合うのでおすすめです」

 


 
 
2. ABTは細芯と筆芯のツインタイプのペンになっています。今回は筆芯で、トレーシングペーパーに文字を書きましょう。事前に折り線をつけておくと、文字を書く位置の目安になります。今回は直接文字を書きましたが、トレーシングペーパーの透ける紙質を活用し、お好みの雑誌や本などから気に入った英文字やフレーズを選んで、複写するのもおすすめです。

 


 
 
3. ブラッシュレタリングは、文字と文字をつなげるように書くと美しく仕上がります。今回は「fragrance」や「make your life shine」など、香りや暮らしに関する文字を書きました。文字は斜めに大胆に書くと、バランスよく仕上がります。

 


 
 
4. トレーシングペーパーに文字を書いたら、使用したい芳香剤や防虫剤を包みましょう。今回は香り付けされたポプリを、お茶パックに入れたものを使用しました。

 


 
 
5.トレーシングペーパーで包むとき、包むだけでなくしっかり止めたいという方は、のりを使って包みましょう。テープのりを使用すれば、トレーシングペーパーのラインに沿って綺麗にのりを付けることができます。

 


 
 
6.ポプリを包んだら、リボンを巻きます。リボンはオーガンジーやサテン素材のものを使うと、高級感が出ます。

 


 
 
7. 裏から表に通してリボン結びをするだけでもかわいいですが、十字にクロスさせるのもおすすめです。裏から表面にリボンを通し真ん中でクロスさせて、もう一度裏へリボンを通して裏面の真ん中でクロスさせて結ぶと十字になります。

「ピンクリボンのサシェは、トレーシングペーパーに文字を書いた後、くしゅっと丸めて軽くシワをつけて広げています。雰囲気が変わるので、アレンジすると楽しいですよ♪」

 


 
 
8. リボンが巻けました。お好みで、筆之助で文字を書いたタグをつけるのもおすすめ。筆之助のペン先は文字がつぶれにくいエラストマー芯。筆圧をコントロールしやすく、文字の強弱をつけやすいのが特徴です。タグには穴あけパンチで穴をあけると、リボンを通しやすくなります。今回は「fragrance」と書きました。

 


 
9.お好みでドライフラワーを挿して完成です。芳香剤や防虫剤をそのまま使用するよりも、グッとおしゃれな収納になりますね。お洋服やアクセサリーの色味とリボンの色を揃えると、ワードローブに統一感が出ますよ。

 


 
 
ハンドメイドレシピ2.
水筆でぼかして作るアゲート風ネームタグ


 

 

指輪やネックレス、時計などのファッション小物。そのまま収納するのは少し物足りない気がしますね。今回のハンドメイドでインスピレーションになったのは、ウエディングシーンでも人気のアゲート風アレンジ。アゲートとは、模様が美しい瑪瑙(めのう)と呼ばれる天然石のことです。繊細な模様をペンやレジンなどを使い描くことで、アゲート風アレンジとして楽しむことができます。今回はABTと水筆を使い、ニュアンス感が漂うアゲート風ネームタグを作ってみましょう。

 

ネームタグの作り方

 

【材料】
・画用紙
・リボン(今回はオーガンジーを使用)

 

【道具】
・ABT(カラー筆ペン)N60/N95
・水筆(中筆)
・筆之助 墨
・MONO graph(シャープペンシル)、もしくは鉛筆
・消しゴム
・穴あけパンチ

 

【作り方】
1. ネームタグにしたい画用紙を手でちぎり、お好みの大きさにカットしましょう。ハサミではなく手でちぎることで、紙の繊維が出て温かみのある風合いに仕上がります。大きく大胆にちぎりましょう。

 


 
 
2. 手でちぎったら、ABTと水筆を使いアゲート風になるよう色をつけていきます。今回はN60、N95を使用しました。薄い色から塗りはじめ、徐々に濃い色を重ねていきます。続いて水筆でぼかし、この作業を繰り返しましょう。色を重ねる場合は、下の色が乾いてから重ねると思い通りに書くことができます。

「アゲートの柄は稲妻を描くような気持ちで線を書き水筆でぼかしていくと、大理石のような模様を作ることができます。さらに、縁にしっかりと色を入れることで、アゲートらしい仕上がりになりますよ」

 


 
 
3.続いて、穴を開ける場所に印をつけて、筆之助を使いネームタグにアルファベットを書きます。今回は「Ring」の「R」、「Watch」の「W」を書きました。シャープペンシルや鉛筆で下書きをしておくと安心です。文字を書く前に穴を開けることもできますが、書いてから開ける方が全体のバランスを整えやすくなります。

 


 
 
4.文字を書いたら穴あけパンチで穴を開けて、リボンを通します。今回はオーガンジーのリボンを使用しました。

 


 
 
5.完成です。アクセサリーと一緒に保管するだけでなく、本のしおりや、ワイングラス用のネームタグとして活用することもできます。

 

 
 
ハンドメイドレシピ3.
手のひらサイズがかわいい。手作りアクセサリーボックス


 

最後にご紹介するのは、紙で作れる手のひらサイズのかわいいアクセサリーボックスです。ただカットして形を作るだけでなく、ABTと水筆を使い、色のグラデーションをプラスするのが今回のこだわり。お好みの文字を書いたリボンを巻いて、さらにオリジナリティを演出しました。

 

アクセサリーボックスの作り方

 

【材料】
・厚手のケント紙A4(縦12cm:横18cm×1枚、縦11.5cm:横17.5cm×1枚にカットできる大きさ)
・リボン(今回はコットンを使用)
・装飾に使用するドライフラワー(お好みで)

 

【道具】
・ABT(カラー筆ペン)N076/N192/N158
・水筆(中筆)
・シャープペンシルもしくは鉛筆
・消しゴム
・定規
・テープのり

 

【作り方】
1.はじめに、厚手のケント紙を縦12cm:横18cmにカットします。さらに、縦は4cmずつ、横は6cmずつ3等分になるよう、点線の位置で折り線をつけておきましょう。ケント紙は画用紙に比べ毛羽立ちにくく、折ったり組み立てたりしやすいのが特徴です。

 

 

 
 
2.次に、点線の位置をハサミでカットして切り込みを入れます。続いて、上下の辺を手順1でつけた折り線を目安に折ります。

 

 

 
 
3.ハサミで切り込みを入れて折った位置を、約1cmハサミでカットします。(ピンク色の部分は、手順4でのりを付ける場所、星印は手順5で内底へ折り込む場所になります)

 

 

 
 
4.カットしたら、手順3でカットした図の左右ピンク色の場所にテープのりを付けて、ボックスの形になるよう組み立てます。のりを付けた方を外側にして張り合わせ、指で抑えて固定します。

 

 
 
5.手順3でカットした図の「」の部分を、ボックスの内底へ折り込むようにして組み立てます。このときも、のりを付けて組み立てると、しっかり固定しやすくなります。

 

 
 
6.これでボックスの蓋ができました。蓋を作ったら、同じ手順で縦11.5cm:横17.5cm(縦横5mmサイズダウン)のサイズで、ボックスの本体も作りましょう。

 

 
 
7.蓋の表面にABTで色をつけます。薄い色から濃い色の順に斜めのライン状になるよう色を塗り、グラデーションになるよう水筆でぼかします。今回はN076、N192、N158を使用しました。ボックスに組み立ててから着色することで色のデザインを考えやすくなりますが、平面の方が塗りやすい場合は、手順1でカットをした後に着色してもよいです。

「薄めの色を全体に入れてから、濃い色を乗せていくと、綺麗なグラデーションに仕上がります」

 

 
 
8.本体に蓋をして、ボックスにリボンを巻きます。今回はコットン素材のリボンに、筆之助で文字を書きました。コットン素材に文字を書くときは、筆圧をかけすぎないようにするとにじまずに、細い線を綺麗に書くことができます。

 

 
 
9.お好みでドライフラワーを添えて完成です。指輪やピアス、小ぶりのネックレスなどを収納するのにぴったりなサイズ感なので、お好みの用途でご使用ください。ハンドメイドレシピ2でご紹介したネームタグと共に使用するのもおすすめですよ。

 

 

おしゃれが楽しくなるアイデアレシピ、いかがでしたか?

 

「ABTはカラーが豊富で、自分の使いたい色に出会いやすいと思います。また、今回使用したケント紙やトレーシングペーパーのような紙でも、色の表現がしやすかったのが印象的でした!

水筆は初めて使いましたが、筆のしなり具合や、素材が塗りやすかったです」

と阿部さん。

 

ABTと水筆の組み合わせで、ニュアンスのあるグラデーションを作れるなんて驚きです。阿部さんのアイデアを参考に、毎日のお洋服選びや小物選びのシーンにハンドメイドをプラスして、日常の一コマを私らしく彩りたいですね。

 


写真/阿部早織
文/manami(Craftie Home)

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