子どもの頃の夏休みの宿題を思い出しながら、工作気分で手作りカードを作ってみませんか。離れて暮らす家族やお友だちへ、近況報告にぴったり。手作りカードが届いたら、きっと厳しい残暑の疲れも吹き飛ぶはずです。
ポップアップカードの作り方
仕組みさえわかってしまえば気軽にチャレンジできるポップアップカード。まずはテンプレートを使って、飛び出す仕組みを理解してみましょう。
●用意するもの
・A4用紙2枚(厚めの用紙のほうがしっかりした仕上がりになります)
・スティックのり
・テープのり
・はさみ
・カッター
・定規
●ポップアップカードのテンプレート
ダウンロードはこちらから↓
・カードのテンプレート
・ポップアップパーツのテンプレート
●作り方
1)用紙にテンプレートを印刷し、絵柄に沿ってカットします。
カード本体の黒い点線を“山折り”、水色の点線を“谷折り”に折り曲げます。
2)カード本体の表紙面全体(AとBの面)をスティックのりで貼り付けます。
今回は強力に接着できる「ピットハイパワー」を使いました。
3)ポップアップのパーツをテープのりを使って組み立てます。
今回は、細かい部分にも塗りやすい6mm幅のテープのり「ピットエアーミニ」を使いました。
手順1:点線を山折りする
手順2:パーツの「のりA・B・C」面にテープのりをつける
手順3:「のりC」をパーツ背面に貼り付けて土台を作る(土台の写真参照)
(土台)
「のりC」面をパーツ背面に貼り付けた状態がこちら。四角い土台が出来てパーツが自立します。
土台の四角の四隅がそれぞれ90度になるようにしておくと、カードを開いたときにパーツがしっかり立ち上がります◎
4)ポップアップパーツをカード本体に貼り付けます。
「のりA」面を「貼付け位置A」面へ、「のりB」面を「貼付け位置B」面へ貼り付けます。
テンプレートのように、カードの折り目部分にパーツの角を合わせて貼ると、カードを開いたときにパーツがしっかり立ち上がります。
5)完成!
空いたスペースにほかのパーツも貼り付ければより賑やかな仕上がりに◎
アレンジしてみよう!
好きなイラストや手描きのメッセージを切り抜いてパーツにすればポップアップカードにできちゃう?!ちょっとした工夫でオリジナリティを演出してみませんか。
■Tips【ポップアップパーツの仕組み】
●土台を作る
①を同じ長さにする
②を同じ長さにする
●ポップアップさせる絵柄を作る
③の長さをカード本体の表紙の長さよりも短くする。長くなるとカードを閉じたときにポップアップが飛び出てしまいます。
●安定感を出す
④の幅は極力長くしたほうがカードからポップアップが立ち上がるときに安定します。
図のように⑤の幅を④より短めにすると、カードを開いたときにパーツの土台が目立たず、スマートに仕上がります。
夏に贈るメッセージ集
「カードを気軽に贈りたい」そんな方へ、メッセージに添える簡単な例文をご紹介。ぜひ気に入ったフレーズがあったら引用してみてくださいね。
手作りカードって楽しい!
気に入った用紙をみつけたり、ちょうどいい厚紙が手に入ったら気軽にポップアップカードを作ってみませんか。
今回紹介してくれたのは…
Masayo Tobita/日本ホールマーク
ホールマークでマーケティングを担当。グリーティングカードを眺めること、書くことが好きでホールマークに入社。数えきれないほどのカードを保管している。贈る相手を思い浮かべながらカードを選ぶのが幸せな時間。