minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
うふふまいこ さん
小さな幸せを生み出すうふふクリエイター。思わずうふふと微笑んでしまう作品を制作。
https://minne.com/@uhuhumaiko
ABTできらめきを描く「宝石リングのメッセージカード」の作り方
デュアルブラッシュペンABTと水筆を使って、偶然できる混色を楽しみながら世界にひとつだけの「宝石リングのメッセージカード」を作りましょう。大切な人への贈り物にもぴったりですよ。
今回は、ダイヤモンド、オパール、トパーズをイメージした3種類の宝石の描き方をご紹介します。
用意するものはこちら
【宝石カード】
・ABT
・水筆(小筆)
・アクアピット強力ペンタイプ(液体のりペンタイプ)
・色鉛筆(金・銀)
・画用紙(白)
・A4サイズの紙
・マスキングテープ
・はさみ
・トレース台(ipadやスマートフォンでも代用可能です)
【リング・宝石箱台紙】
・のり
・メタリック画用紙(金・銀)
・リボン(金・銀)
・色画用紙(紺など宝石を引きたてる暗めの色がおすすめです)
・定規
・カッター
1、宝石のベースを描く
まずはじめに、宝石カードの型紙をダウンロードし、A4サイズの紙に印刷をします。
手描きで楽しみたいという方はこちらの「宝石の簡単な描き方」をご参照ください。
寒色系を使った「ダイヤモンド」の描き方
寒色系の色を使って「ダイヤモンド」をイメージした宝石を描いていきましょう。
まず、トレース台、なければipadやスマートフォンなど光を照らすものを用意します。
テンプレートを印刷した紙に、画用紙を重ねてマスキングテープで固定してください。
ペンのり(アクアピット強力ペンタイプ)で宝石の線をトレースします。ペン先を画用紙にあてるとボコッと凹む感覚があるので、すこし押しつけながら描いていくのがコツです。
2~3分、しっかり乾かします。
2、ABTと水筆で色を塗っていく
宝石の線はすべて三角形で構成されているので、1つの三角形の中に2つ~3つの小さな三角形を描くイメージで色をのせていきます。
ABTで三角形を描いたらすぐに水筆でぼかします。
色ごとにこの作業を繰り返していくと、にじんで色の重なりができ、幻想的な色が楽しめますよ。
はみ出しても大丈夫です!色と色が重なりあって偶然の混色ができたり、ペンのりで塗った箇所が宝石の線の形にはじいてくれるので、思い切って色を塗ってみましょう!
色の上に色を重ねてもOK!お好きな描き方であなただけの色を見つけてみてください。
全て塗りつぶさず、明るい部分や白地を残しておくと、宝石のキラキラとした感じが出せます。
右側の円はカードの裏面になるので、色鉛筆の銀色で塗ります。 カットしたときに白地が出ないようテンプレートの円より5mm程度はみ出して塗りましょう。
宝石と銀色で塗った円の真ん中で折り目をつけ、はさみでカットします。
中にメッセージを書けば、世界にひとつだけの宝石カードのできあがりです!
ちなみに・・・
PiTタックCはふせんが作れるテープのりなので、 貼ったあとも簡単にはがすことができます。
メッセージが見えないよう、軽く封をするように貼っておけば、 サプライズになるかも!?
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
3、リングの土台を作る
続いて、宝石カードを指につけて楽しめるリング(指輪)にするための、土台部分を作っていきます。
メタリック画用紙(金・銀)を宝石カードより一回り小さめにカットし、リボンを通すための切り込みを縦に2ヶ所入れます。 リボン(金・銀)は 80mmの長さにカットし、切り込みに通します。
リボンの端から 10mm 程度をのり付けし、くるっと巻いて接着します。
接着した部分が上にくるようにリボンの位置を調整します。宝石カードの裏面に貼ったら完成です!
4、宝石箱台紙を作る
次は「パカッと開いてサプライズ!」宝石箱のような台紙を作りましょう。
色画用紙(宝石の色を引き立たせる暗めの色がおすすめです)を70mm幅にカットし、正方形ができるように三つ折りにします。 上下の正方形を1mm程度短めに折るときれいに折り込めますよ。四つ角ははさみで丸くカットします。
正方形の中心より 1~2mm程度上に入れておくと、宝石カードのリングを差し込んだ時にバランスがよくなりますよ。
次に台紙の留め具を作ります。7mm幅に細くカットした紙を用意し、下部に7mm~10mm程度のり付けをします。(図の青い斜線)
留め具の差し込み口は下辺から約5mm上のところに台紙を二重にしたままカッターで10mmの切り込みを入れます。
のりがよく乾いたら留め具に折り目をつけて差し込めば完成です!
カラーバリエーションを楽しんで
ABTは種類が豊富なので、お好きな色を見つけて混色を楽しんでみてください。
ここからは、オパールとトパーズをイメージした宝石の描き方をご紹介します。
ペールトーンを使った「オパール」の描き方
虹色に輝くオパールをイメージした宝石を描いていきましょう。使うABTをペールトーンでまとめれば、ふんわりとやさしい雰囲気に仕上がりますよ。
まず、色鉛筆の金色と銀色で楕円をトレースします。
ABT で●▲■の図形をランダムに描いたらすぐに水筆でぼかします。色ごとにこの作業を繰り返していきます。
にじんだところに色をのせたり、色と色を重ねてみたり、偶然できる混色を楽しんでください。
ABT243と703 は他の色よりすこし濃いので、小さめに塗って水筆で広げるようにぼかします。
全て塗りつぶさず、白地を少し残すのがポイントです。右側の楕円を色鉛筆の金色で塗ってカットしたらできあがり!
イエローをベースに使った「トパーズ」の描き方
ABTのイエロー系をメインに使い、トパーズをイメージした宝石を描いていきます。補色をプラスすることで、より立体感のある色味に仕上がりますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ペンのり(アクアピット強力ペンタイプ)と色鉛筆の金色で宝石の線をトレースします。
1つの三角形の中に2つ~3つの小さな三角形を描くイメージで色をのせていきます。 ABTで色を塗ったらすぐに水筆でぼかします。
黄色系の宝石ですが、ポイントで補色の紫色(ABT620)を使用してみました。 黄色と混ざると濁りやすいので重なり過ぎないよう注意しながら塗っていきます。 真ん中の八角形はすこし明るくしたいので下図のように ABT のペンの色を水筆にうつし、
八角形の中心点に向かって線を引くようなイメージで塗ります。
薄すぎる場合は、ABTで直接塗って水筆でぼかしながら調整します。ABT992で全体に陰影をつけたら宝石の完成です。
(描いている様子の動画もぜひチェックしてみてください ↓)
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全て塗りつぶさず、明るい部分(淡い部分)や白地を残しておくと、宝石のキラキラとした感じが出せますよ。
右側の八角形を色鉛筆の金色で塗ってカットしたらできあがり!
左から順に、オパール、ダイヤモンド、トパーズの宝石リングのメッセージカード。
宝石箱台紙にセットすると、より宝石の輝きを感じることができます。ぜひみなさんもお気に入りのデザイン、お気に入りの色味でオリジナルの宝石リングのメッセージカードを作ってみてくださいね。