今回は、お出かけや旅行をより楽しむおでかけマップの描き方をご紹介します!
●使用する画材
『ABT』、『筆之助』、『プレイカラードット』、『色鉛筆』を組み合わせながらクラフト紙に描いていきます。シャープペンシルや消しゴムは下絵を描くときに使用します。
●地図を見ながらおでかけマップの構成を決めよう
まずは下準備。地図帳や道路マップなどを見ながら、ラフスケッチを描きます。
訪れるスポットの位置を把握したら、おでかけマップの描く範囲を決め、アクセスルートや目印を調べます。電車が中心の旅なら駅や鉄道路線を、ドライブなら高速道路や幹線道路、バス旅行ならバス停やバスターミナル、といった感じで必要な情報をまとめていきます。位置関係や方角、道路・鉄道の接続をわかりやすく整理しながら、概略図のように描いていくのがコツです。
ピックアップしたい要素が多いときは、蛍光ペンなどで色分けしてマーキングすると把握しやすくなります。
※作例の地図・立ち寄りスポットは記事用に作成した架空の場所です。
●下絵を描く
ラフスケッチをもとにクラフト紙に下絵を描きます。清書では淡いトーンの色を多く使うので、下絵の線はシャープペンシルなどで薄く描く。
上から水性ペンでなぞっても下絵の線が目立たないように、下絵の線はできるだけ薄く細く描く。
●清書
下絵で描いた道や線路を、水性ペンで清書していきます。配色は、道路をグレー、高速道路をグリーン、鉄道路線を黒。道路のグレーは、文字が見やすくなるように、より淡いトーンを選んでいます。
通りの大きさ(道幅)に合わせて、描く線も筆圧で太さに差をつける。
次に有料道路をグリーンで。
そして鉄道路線。ここでは筆之助(墨)を使用。耐水性水性顔料インクなので、水性染料インクのABTなどで描いた道の線と重なってもにじみにくいのがポイント。
だんだん地図らしくなってきましたね!
●立ち寄りスポットをポインティング・細かい道などを描き足す
立ち寄りスポットなどを書き込んでいきます。シャープペンシルなどで目印をつけ、必要に応じて細かい道を描き足していきます。小道や路地のような細い道は、細芯を使うと便利です。
描くマップが複雑になると、位置などを間違えたり、微調整が必要になることも多いので、清書の前にシャープペンシルなどで目印をつけて、地図で再チェックするとミスが減ります。
地図の位置に間違いがなければ、ポイント部分も清書します。
『プレイカラードット』と『筆之助』を使って、ピン型デザインにしてみようと思います!
■ピン型デザインのポイントの描き方
シャープペンシルで印をつけたポイントから、少しずらした位置にドットをつけ、印とドットを線で繋ぎます。ピンの玉部分に白でハイライトを入れると立体感が出ます。ここでは筆之助パステルカラー(ホワイト)を使いました。
上記の方法で、各スポットすべてにピンマークを書き込みました!
完成も近づいてきました。
はみ出た下絵の線は丁寧に消す。消しゴムはピンポイントで消せる極細タイプのものを使います。
●目印や文字を書き加えて地図の完成!
『筆之助しっかり仕立て』を使って文字を書き込みました。筆圧で線の細さを調整できるので、文字の大きさの書き分けもこれ1本でOK。
緑地や公園部分を色鉛筆で塗って、地図に彩りを加えました。
●手帳やノートと組み合わせて使えば利便性がさらにUP!
立ち寄りスポットのピンマークに番号を振って、ノートに書いた旅の行程リストと連動させたいと思います。
ピンマークの側に数字を振ります。さらにスタート地点とゴール地点を示す吹き出しも追加しました。
■手帳やノートと組み合わせてみよう
片側ページに地図、その反対側に行程表を並べると、地図を見ながらスケジュールや詳細情報も確認することも出来ます。
折りたたんでコンパクトに収納。レタリングで表紙風にデザインしてみました。
●タイトルやコメント、イラストを追加して紙面を飾ろう
余白になった部分を、吹き出しやイラストで埋めてみましょう。地図中に直接書き(描き)込む以外にも、別の紙に書いたものをコラージュのように貼る方法もオススメです。また、紀行文やスケッチといったボリュームの大きなものを添えたいときは、地図の左右や上下に予め余白を多めに取って、スペースに余裕を持たせておきましょう。
付箋なら、旅のすき間時間にササッと書けるし、後から移動・編集もできて便利ですね。空きスペースにフィットするよう、付箋は色おりがみを切ったものにピットタックで貼り付けて使用。
●ミニイラストのテンプレート
絵を描くのは難しいな…という方は、記事最後にあるテンプレートを利用してみて下さい! おでかけにちなんだアイコン風イラストを収録しています。
なお、見出し・タイトルデザインのTIPSなども別記事(「ノートをデザインしよう!(タイトル・文字デコレーション編)」で紹介しているので、書き方に迷ったときはこちらも参考にしてみて下さいね。
テープのりの『ピットリトライ』は貼り付け後、約1分間は貼り直しができるので、貼り付ける位置の微調整も簡単。
※記事内のコンテンツはプライベートで楽しむことを目的に作成しています。