minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
季節の手紙や さん
季節を感じる植物や動物をモチーフに、手描きのイラストをつかった一筆箋や栞、カレンダーなど紙雑貨作品を中心に制作。
https://minne.com/@galerie
色鉛筆で描く「山のぺたんこ袋」の作り方
鮮やかな発色、優れた定着性、滑らかな書き心地が特徴のトンボの色鉛筆「NQシリーズ」と繊細な自然界の色を再現し、花、動物、自然の風景などを描くのに最適な色鉛筆「IROJITEN」をつかって、色鮮やかな山を描いたぺたんこ袋を作ります。発色の素晴らしいトンボ鉛筆の色鉛筆でお気に入りの山をたくさん描いてみてくださいね。
それでは作り方をご紹介します。
用意するものはこちら
・COLOR PENCILS「NQ 36色」
・IROJITEN「36色セレクトセット」
・PiT AIR
・白い紙(A4サイズ)
・鉛筆
・はさみ
1、下絵を準備する
まずはA4サイズの真っ白な紙と鉛筆を用意して、下絵となる山のかたちを描きます。
連なった4つの山の下絵が描けました。こちらは自分の好きなかたちに描いてOKです。
線画が苦手な方は、以下のリンクから画像と同じ線画がダウンロードができるので、そちらを活用いただいても大丈夫ですよ。
下絵が描けたら、山をはさみで切り取ります。この下絵の型をつかって、たくさんの山を描いていくので連なったままでも、切り離して個別でつかっていただいても大丈夫です。
次に、切り取った山の型を縁取るようにして、別のA4サイズの白い紙に山の線画を敷き詰めていきます。
山を逆さにしたり、重ねたり、自由に描くことでオリジナルのデザインになりますよ。
下絵が準備できました!
2、自由に色を塗る
下絵が準備できたら、COLOR PENCILSとIROJITENをつかって自由に色を塗っていきます。
左手に使用したい色鉛筆を持っておけば、スムーズに色塗りが楽しめますよ。
山の色塗りは何色つかっても、どんな模様でも大丈夫。COLOR PENCILSとIROJITENが素晴らしい発色をしているので、組み合わせを考えなくても素敵な色合いになります。
色を重ねたり、くるくる回したり、筆圧を変えたり、楽しみながら塗っていってください。
いろんな山が描けました!春夏秋冬の季節感など、テーマをもって描くのも楽しいですよ。
たくさん描くのが大変な場合は、山を2〜3種類描いてパソコンに取り込み、Illustratorなどのツールで複製してレイアウトする方法でも作ることができます。
3、袋を作る
絵が準備できたら、いよいよ袋のかたちに組み立てていきます。
まずは山の絵を描いた紙をコピーして、同じものを2枚用意します。
次に、片方の紙の長い辺の端1〜2cm程の箇所にPiT AIRを付け、2枚の紙を写真のように重ねてくっつけます。
糊付けした部分を折り込み、2枚の紙の絵柄が表になるように重ね合わせます。
重ね合わせると、糊付けした方と逆の辺が写真のように余ります。
余った部分は短い方に合わせて山折りにしてください。
山折りをした箇所に、反対側と同じようにPiT AIRをつけ、重ねて糊付けをしていきます。
最後に、下の部分(短い辺の片方)を2回ほど折り、外れないように紙用ボンドをしっかりとつけてとめれば、色鮮やかな山のぺたんこ袋のできあがりです。
完成品がこちらです。描く山のデザインや使用する色によって自分だけの袋ができますよ。
マチなしの袋なので、重いものや大きいものを入れるのには向きません。手紙やシール、メッセージカードなどの軽くて薄いものを入れるのにぴったりですよ。
おまけ
山の絵をパソコンに取り込めば、その絵をつかってレターセットやシールなど、いろんなものを簡単に作ることができます。今回は描いた絵でシールと文庫本用の栞を作ってみました。
シール台紙や栞用の紙は、文具などを置いている雑貨店やホームセンターなどで手に入るので、ぜひ作ってみてくださいね。
トンボ鉛筆さんには、普段の作品づくりや子どもとのお絵描きでも大変お世話になっています。
これだけたくさんの素晴らしい色を目の前にすると気持ちも高鳴り、カラフルな何かを描きたくなります。今回、その何かは山となりました。
IROJITENは自然界のものを描くのにぴったりな色鉛筆なので、山だけでなく自分好みのモチーフでもぜひ楽しんで作ってみてください。