minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
meltow さん
溶け合う色合いやにじみなど、水彩ならではの美しい表現を活かしたイラストのアイテムを制作。
https://minne.com/@mitsui-321/
ABTで描く「ミモザの花束カード」の作り方
グラデーションを描くのにもぴったりの色数豊かなデュアルブラッシュペン「ABT」を使って、ミモザのカードを作りましょう。見た目にもかわいらしい花束風のデザインがポイントです。今回は型紙も用意しましたので、各自ダウンロードすることで簡単にチャレンジできますよ。
それでは作り方をご紹介します。
用意するものはこちら
・ABT
・水筆(中筆)
・水彩紙
・クリアファイル(パレットの代用)
・はさみ
・シャープペンシル
・カッター
・カッターマット
・定規
・消しゴム
・花束カードの型紙(プリントアウトしてご準備ください)
1、花束カードの型紙を写し取る
まずはじめに、花束カードの型紙をダウンロードし、A4サイズの紙にプリントアウトします。
≫ダウンロードはこちら
プリントアウトした紙をカッターマットの上に置き、外枠の線に沿って、カッターと定規で切り抜きます。
切り抜いた紙を水彩紙の上に置き、シャープペンで角の部分に点を打ちます。
(画像のピンクの点の部分です)
定規とシャープペンで点と点をつなぎます。これで型紙を水彩紙に写しとることができました。
2、水彩紙にミモザの花を描く
クリアファイルにお好みのカラーのABTを塗り、そのインクを水筆にとったら、三角形の真ん中にリボンを描きます。リボンの真ん中の結び目を濃く描いて、リボンは水でのばしていくようなイメージで描くといいですよ。
(ABT使用カラー:665)
さらに、濡れている間に同じ色を濃い目ににじませていくと、立体感が生まれます。
リボンが描けました。
次に、黄色系のABTを使ってミモザのお花部分を描きます。
先ほど同様に、まずクリアファイルにABTを塗り、そのインクを水筆でとったら、丸をランダムに描いていきます。先にいくほど小さい丸にします。
濡れている間に、すこし濃い黄色または橙色を水筆にとり、上からにじませていきます。
(ABT使用カラー:025,925)
ABTの緑系の色を水筆でとり、隙間に茎を描き入れました。
これでミモザ1本が完成です。
(ABT使用カラー:249)
同様の手順で、あと2本ミモザを描きました。
中心にくるミモザなので、濃いめの色で仕上げています。
3、合間にユーカリを描く
ミモザの合間にユーカリの葉を描き加えていきます。
緑系のABTを水筆にとり、楕円をいくつか描いて線でつなげましょう。
濡れている間に、別の緑色を上からにじませます。
(ABT使用カラー:192,407)
同様にユーカリの葉を描き加えました。
また、さらに隙間に、薄めの色でミモザを描き加えました。
追加のミモザは、先ほどと同じABTの黄色を水分を多めにして描き、濡れている間にABTの黄緑色をにじませて、中心のミモザとは色の違いが出るようにしています。
(ABT使用カラー:025,133)
4、細かい部分を描き足す
空白を埋めるように、今度はABTで直接ミモザの葉を描きます。バランスをみながらいくつか描きましょう。
(ABT使用カラー:249)
アクセントになるよう、ミモザの花の上にもABTで直接ミモザの黄色の丸を描き足します。
(ABT使用カラー:025)
ミモザの葉と黄色の丸を描き足したところです。
リボンの下の部分に、ユーカリの葉と同じ色で茎を描きます。
5、花束の形に仕上げる
ABTの細芯の方で、両端の三角部分に罫線を入れます。
(ABT使用カラー:620)
中面が完成しました。
花束カードの周囲をはさみでカットします。
(画像のピンクの点の部分です)
三角形のところは線の通りに、ミモザの部分は描いた絵を切り落とさないようにしてカットしてください。
折り目になるところに定規をあて、カッターの刃がない面で軽く筋を付け、内側に折り曲げます。
シャープペンシルで描いた線は、消しゴムで消しておきましょう。
裏面の両端の三角部分にABTでチェック柄を描きます。
(ABT使用カラー:620)
左右を折り畳むと花束の形になります。チェック柄の上に自由に文字を入れてもかわいいですよ。
ここではABTの黒で「Happy Birthday」と入れました。
(ABT使用カラー:N15)
ミモザの花束カードの完成です!
手作りのメッセージカードなら日頃の感謝の気持ちや想いもより伝わるはず。
ぜひ、大切な人を想って作ってみてくださいね。
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