
手描きを楽しむのに欠かせない画材。
お気に入りの表現ができるアイテムを使えばもっと手描きの世界が広がるかも!
このコーナーでは、FUN ART STUDIOのおすすめART TOOLSをご紹介します。
第一回はグラフィックマーカー「ABT」です。
ABTは1984年にデザイナー、イラストレーターなどプロ向けの画材として開発されたグラフィックマーカーです。誕生以来40年以上、世界中の様々なアートシーンで支持されてきました。
レタリングからイラスト、気軽に水彩表現も楽しめます。
ABTのことは気になっているけれど、まだお迎えしていない方へ。
こちらの記事では、改めて“ABT”の特長をご紹介いたします。
たっぷり魅力を知っていただき、あなたの手描きライフの相棒候補となったらうれしいです!
■ 筆×細字のツインタイプ
ABTの名前は『Art Brush Twin』の頭文字に由来しており、
一本の軸に「筆+細」の二種のペン先を持つアートペンという特長を表現しています。
しなやかに太く細く、自在に描ける“ ブラッシュ(筆)芯 ”は
丈夫でこしがあるので、筆圧をかけてもへたらずに使いつづけることができます。
そして細かな部分も正確に表現できる0.8mm “ 細芯 ”は
安定して均一な線を引きたいときに力を発揮します。
■ 水性染料インクを採用
画材としての本格的なマーキングペンは油性インクの商品も多い中で、
ABTは紙にじみや裏抜けが起きにくい水性インク。
中でも染料インクを採用し、鮮やかな発色と混色のしやすさを実現しています。
色をかけあわせて自分だけのカラーやグラデーションを楽しめます。
また水を使って淡い色をつくったり、筆跡をぼかしたりなど、
水性染料インクならではの表現は幅広いです。
後ほど、いくつかテクニックもご紹介いたします。
※ABTは水性染料インクの為、色によっては日光や紫外線の影響で退色する場合がございます。
■ 全108色のカラーラインナップ
プロユースに応える全108色のカラーラインナップ。
奥行きのある本格的なイラストも描ける、スタンダードから微妙な色合い、
カラーレスブレンダー(N00)まで豊富に取り揃えています。
全色の色見本です。
眺めているだけでなんだか満たされませんか・・・?
色選びのご参考になれば嬉しいです。
ドローイングには不可欠なグレー系も充実しています。
明度差だけでなく暖色系・寒色系を掛け合わせて、色数は14色!
108色もあるなかで、色選びに迷うこともあるかもしれません。
ABTの軸にはそれぞれに意味のある、3桁の色番号が印刷されています。
色調を揃えたい時は、下一桁の”色調番号”に注目してみてください。
有彩色の中から下一桁の色調番号ごとに色分けしてみると画像のようなグループができます。
手帳やバレットジャーナルを書かれる際、色調をそろえて紙面を彩ってみるのはいかがでしょうか。
■ 多彩な表現
水性染料インクなので、N00(カラーレスブレンダー)でグラデーションを作ったり、
水で水彩絵の具のような効果を出したりすることも簡単です。
色を掛け合わせて自分だけのカラーやグラデーション、ぼかしなど、様々な表現を楽しめます。
また、ABTのこしのあるブラッシュ芯をいかした表現”ドロップアレンジ”もおすすめです。
ブラッシュ芯を紙に押し付けると簡単にドロップ型を描くことができます。
しやなやかで丈夫なペン先なので、強めに押しても大丈夫!
ドロップをつなげたり、繰り返したり、色を変えたり。アレンジ次第で様々なイラストを描くことができます。
ドロップアレンジ紹介記事はこちら
また霧吹きを使って簡単にできる表現が、”スプラッシュアレンジ“。
クリアファイルを用意し、お好きな色でABTのインクをのせたところに霧吹きをふきかけます。
画用紙や水彩紙を乗せて、紙にインクを写し取ったら完成です。
スプラッシュアレンジの紹介記事はこちら
いかがでしたでしょうか。
改めてご紹介する記事を書いていると、今とてもABTを使って絵を描きたくなってきました!
レタリングからイラスト、気軽に水彩表現も楽しめるABT。
まずは気になる色をお迎えして、気軽に手描きを楽しんでみてください。
すでにお使いいただいている方も、ぜひ今回の記事を参考に、ABTの魅力を再発見いただけたらうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(トンボ編集室)
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