みなさんこんにちは!
イラストレーターのサラ・ガリーです。
今回は、小さな色見本帳のつくり方をご紹介します。
絵や文字を描こうとするとき、まずインクの色を確認したいですよね。
色見本を事前につくっておけば、色を一目で確認できるだけでなく、好きな色の組み合わせを思い出せたり、作品づくりのインスピレーションをもらえたりすることもあります。
今回はそんな色見本を小さな本にして、中のページに様々なアイデアを散りばめてみました。
短い時間で簡単に作れて、とっても可愛く、何よりあとで役に立つ色見本です。
ぜひ一緒に作ってみてください^^
今回はこちらの3つのセットの色見本を作ります。
(ABT 10色セット。左からプライマリー、ブライト、トロピカル)
本のサイズは、小さくて十分。
紙が小さい方が、不思議と気負わずに描けるんです。
それになんてったって、可愛い!
わたしはポストカードより少し大きいサイズ(12.5cm x 18cm)のスケッチブックを使いました。
ミニ本の作り方はこちらを参考にしてくださいね:
では始めていきましょう。
まずは各ページの番号と、表紙と裏表紙の場所をメモしておきます。
こうすれば、本を広げても上下左右間違えないので、安心して作業できます。
表紙にはシリーズの名前(ここではプライマリー)と、各色で四角を描いて、セットの色を表しました。
(全10色セットですが、「N00」はインクが透明なので、今回は使いませんでした)
次に、1ページ目に全ての色の一覧を作ります。
まずはペン軸に記載されている色番号をメモ。
それから2種類の筆先で線を描きます。
ここでは筆先をぐっと抑えて水の形を作っています。
次に、水でのばしたときにどんな色になるかを記録します。
ページの左端に少しインクをのせてから、水をつけた筆ですーっと右に伸ばしてインクを薄めます。
赤は、水で薄めるとピンクっぽい色になるんですね!
色見本をつくっていると、よく発見があります。
次に、クリアファイルをパレット代わりにして全ての色の筆先でインクをのせて…
先ほど作ったページをみながら、複数の色を混ぜてみます。
色を混ぜたり組み合わせたりするのって本当に楽しいです!
ここでは、色を青系・赤系で分けてそれぞれの組み合わせを試しました(トロピカルセット)。
思いきって全色混ぜてみたのがこちらです。
暗い色が混ざってもきれいに調和することを発見できました。
こんなセーター、欲しいなあ。
このページの右側では、色を重ねたときの色の変化を見てみました(ブライトセット)。
まず黄色い四角を8つ描き、その他の色を上から重ねて塗ってみます。
黄色+水色=青緑、
黄色+紫=茶色、
黄色+濃い紫は黒!になりました。
下段では同様に、ピンクを下地にしました。
ここでは色からインスピレーションを受けた形などを
自由に描き残しておきました。
完成した3つはこちらです。
・プライマリーセット
・ブライトセット
・トロピカルセット
畳むとこんな感じ!
色見本をペンと一緒に保管しておけば、次回、作品をつくるときに参考にできます。
ぜひみなさんも試してみてくださいね^^
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