大切な人になかなか会えない状況が続いていますが、そんなときこそグリーティングカードの出番。文字だけでなく写真と一緒に近況を伝えてみませんか。今回は市販のカードに写真をプラスするだけでつくれる“写真入りカード”のアイデアをご紹介します。
直接会う代わりに写真+カードで近況報告を
メールやSNSで手軽にやりとりできる今だからこそ、手書きのメッセージは想いを伝えるのに効果的。そこでおすすめしたいのが写真と一緒にカードを贈ることです! たとえ写真でも相手の顔を見ると気持ちは安らぐもの。ということで今回は「じいじ&ばあばへの近況報告」をテーマにした“写真入りカード”づくりにチャレンジします。そのほかにもいろんなシーンで活用できるので、ぜひ役立ててみてくださいね。
▼たとえばこんなときに…
✔友人と撮った思い出写真のプレゼントに
✔お世話になった方へのお礼に、その方とのツーショット写真を添えて
✔職場の同僚の送別会に、オフィスでの集合写真や思い出の場所の風景写真を添えて
カードを選ぼう
まずは贈るカードを選びましょう。今回は写真を貼りやすいように、以下のポイントで選びました。
●形
自由に使えるスペースの広い平タイプのカードをチョイス。貼る写真の大きさやメッセージの量にもよりますが、立体タイプだと使えるスペースが少ないので、平タイプがおすすめです。
●デザイン
貼る写真のイメージに合わせたデザインを選ぶと統一感が出ます。今回は、ゆるいタッチのパンダがかわいいユーモラスなデザインを選んでみました。贈る相手の好きなモチーフが描かれたカードを選ぶのもよいですね。
\そのほかにこんなカードも/
レイアウトを考える
カードが決まったら、どのように写真やメッセージをレイアウトするか大まかに考えてみましょう。ここで写真を何枚配置するか、メッセージをどこに書くかを決めておくと後の作業がスムーズです。別の用紙に下書きしながら考えると簡単です。
【TIPS】レイアウトのヒント
●見やすいレイアウトとは?
左から右に視線が流れるように要素を配置すると全体が見やすくなります。カードの片面のみにメッセージを書く場合は、すぐに目に入る位置に文字を書くと読みやすくなるでしょう。
<例>
左開き(表紙を表にしたとき、左側が折られているもの)→右の面
右開き(表紙を表にしたとき、右側が折られているもの)→左の面
上開き(表紙を表にしたとき、上側が折られているもの)→下の面
ですがカードの書き方に決まったルールはないので、両面にメッセージを書く、表紙を飾る、など使い方は自由にアレンジしてOKです!
●写真の形もひと工夫!
四角い写真をそのまま貼るのもよいですが、形に合わせて切り抜くのも◎。バランスを見ながらぜひアレンジしてみましょう! 今回は四角い写真を1枚、小さく切り抜いた写真を2枚使うことにしました。
写真を貼り付ける
レイアウトが決まったら、いよいよカードの制作にとりかかりましょう! まずはカードに写真を貼っていきます。四角い写真はテープのり「ピットエアーミニ」、小さく切り抜いた写真はスティックのり「ピットハイパワー」を使用しました。
上:ピットエアーミニ
コンパクトなタイプで小回りが利くので、隅までまっすぐテープのりを貼りたいときにとても便利!
下:ピットハイパワー
定番のスティックのり! 曲線部分にも綺麗にのりを塗りたいときはこちらが便利です。
【TIPS】写真を貼るときのアイデア
●動きをつけてメリハリUP!
複数の写真を貼るときはあえて斜めにしたりずらしたりすると、動きが出てにぎやかな印象になります。大きさの違う写真を重ねて貼るのもおすすめです。カードに貼ることを考えて、写真は少し小さめのサイズでプリントすると扱いやすいですよ。
●マスキングテープで写真に+α
のりづけした写真の周りにさらにマスキングテープをON。額縁のように囲んで貼ったり、アクセントとして角に貼ったりすることでより華やかに!
メッセージを書く
写真を貼ったらメッセージを書いていきます。一番目立たせたい部分は複数の色を使って書くと見た目がグレードアップ! さらにチャレンジしたい方はレタリングを取り入れるのもよいですね。
近況以外にも、写真の説明やキャプションを書き加えると◎。もちろん写真がある分、メッセージは一言でも十分華やかです!
<レタリングの参考記事はこちら>
手帳に使えるレタリング&アイディア
カード全体を飾りつけて仕上げる
最後にカード全体を装飾して仕上げましょう。ちょっとした工夫で見栄えがぐっとよくなりますよ。
【TIPS】飾り付けのアイデア
●カンタン紙吹雪風アレンジ!
マスキングテープや紙を均等なサイズに切ってランダムに貼ると、まるで紙吹雪のよう! いろんな色や柄で楽しめます。
●小さめイラストをプラス!
キラキラや集中線を付け足すだけでもにぎやかに。季節や写真の内容にちなんだイラストにするとスペシャル感がアップします。
●ステッカーで手軽に飾るのも◎
イラストを描くのは苦手…という方におすすめしたいのが「キャプションステッカー」。「Thank You」「おめでとう」など使い勝手のよい文字型ステッカーです。
詳しくはこちら
完成!
自分にとっては日常の出来事でも、相手にとっては特別な瞬間。手間暇かけてつくったものは、相手に贈る喜びもひとしおです。世界に一つだけの写真入りカードで、なかなか会えない相手とのコミュニケーションを楽しんでみてください!
●今回使用したカードはこちら
今回紹介してくれたのは…
Ren Ito/日本ホールマーク
ホールマークでPRとSNSを担当。
普段から日記や絵を描くのが好き。
可愛い文房具を見かけるととりあえず買ってしまう。