ほんの少しだけ暑さがやわらんできましたね。
日中はまだまだ残暑が厳しいですが、朝はひんやりとした空気で秋がそこまで来ているようです。
今回は8月に発売されたABTのテーマ別6色の配色セットから「ノルディック」を使って“鉱石鉱物イラスト”を描きたいと思います。
ここ数年、人気のある鉱石イラストですが、「どうやって描くの?」「難しそう…」という声も聞きます。
そこで、「1色だけで」しかも「塗り重ねていくだけで」簡単に描ける方法をご紹介したいと思います。
使うのはノルディックの6色と水筆。
6色あるので6種類の鉱石を描きます。
ノルディックは明度の低い色ばかりなので、どの色でもグラデーションがきれいに出るため鉱石だけでなく幅広く使えるオススメの配色です。
1. 紙パレットやクリアファイルなどにそれぞれABTを塗ります。
水筆でインクを取り、6角形になるように塗り潰していきます。
6角形であれば、どんな形でもOK。4cm角くらいが描きやすいです。
少しいびつな方が鉱石っぽくなりますよ。
インクは均等に塗らずに、左上が濃く、下にいくにつれ薄くなるように塗ります。
「右下から光が当たっている」という設定にして明暗をつけていくことで1色だけでも鉱石特有の透明感のある質感が出ます。
2. インクが乾いたら、上の3角形に色を重ねて塗ります。
光を意識して左側が濃くなるようにインクを乗せます。
3. インクが乾いたら、左上の3角形に色を重ねて塗ります。
下が薄くなるように。
4. インクが乾いたら、右上の3角形に色を重ねて塗ります。
ここはすべて薄く塗ります。少し立体っぽくなってきました。
5. インクが乾いたら、下の3角形に色を重ねて塗ります。
ここはすべて薄く塗ります。
6. インクが乾いたら、左下の3角形に色を重ねて塗ります。
下が薄くなるように。
7. 最後、右下の3角形に色を重ねて塗ります。
ここはすべて薄く塗って完成です!
インクが乾いたら→光を意識して→3角形を塗っていく、の繰り返しで描けました!
3角形が重なっている濃い部分は、最後にバランスを見て塗り足してもOK。
相性の良い配色になっているので、2色に挑戦しても楽しいですよ。
例えば、こんな組み合わせはいかがでしょうか?
明度の高い色を下部分に塗ることで、少し表情のある石になりますね。
切り取ってみました。
これだけでも可愛くてテンション上がります◎
せっかくなので、最近SNSなどで流行ってるひっかけるタイプのしおりを作ってみました。
展開図はこちらからダウンロードできます。
1~3. 3角形の耳のような部分をパタパタと折って
4. ///の部分にのりをつけ(PiT AIRを使用)
5. 鉱石ものり付けして、完成!
沢山できました!
このしおり、すごく落ちにくいのでスケジュール帳にもいいなと思います。
ノルディックに入っている6色は北欧をイメージしたきれいにまとまるおすすめ配色なので、これからの季節、出番の多い色ばかりじゃないかな、と思います。
是非いろいろ試してみてくださいね。
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