「父の日」はお父さんに“ありがとう”を伝える日。日頃の感謝を伝えたいなと思いつつ、なかなかストレートに気持ちを伝えられなかったり…。そんなときはグリーティングカードを使ってみませんか。
「ありがとう」の伝え方
カードを贈るとき、必ずしもメッセージを書く必要はありません。“ありがとう”のひとことやイラストだけでもOK!それがカードのいいところ。イラストも描き方のコツをつかんでしまえばカンタン!?今回は父の日のカードに添えるイラストの描き方と中紙付きカードの使い方をレクチャーします。
まずはカード選びから!
お父さんに贈るカードってどんなものがいいかな?と迷ってしまう方も多いようですが、男性に贈る場合、色数の少ないデザインやブルー・グリーン系のカードを選ぶといいですね。今回はイラストを描きやすいように中面が無地の“中紙付き”カードを選びました。実は“中紙付き”のカードはとっても便利。使い方は後ほど…
イラストで伝えよう!
お父さんへのメッセージ、長文がちょっと恥ずかしい時はイラストを添えて華やかにしてみては。
メッセージも苦手だけど…イラストを描くことも得意でない方も多いはず。そんな方は“小さめ”のイラストからチャレンジしてみましょう。 “小さめ”のイラストをカラーペンを使っていくつか描くだけで、賑やかで明るく仕上げられます。
●お父さんの描き方
みなさんのお父さんはどんなお顔?似顔絵って描いてもらうと嬉しいもの(なかなか描いてもらう機会も少ないですしね)。似ていなくても全然大丈夫!お父さんのことを思い浮かべて描いていれば想いはきっと伝わります。これはメッセージを書くときと同じですね。
TIPS 1 似顔絵を描くコツ
似顔絵を描くコツは…チャームポイントを強調すること。そして…「可愛らしく」表現すること!
【輪郭や髪型】
お顔は輪郭で印象がかなり変わります。どんな輪郭をしているかじっくり観察してみてください。四角めのお顔も少し丸みをもたせると好印象に仕上がります。髪型は全体の輪郭や質感などを意識して描くと、最小限の手数でそっくりになることも。
【表情】
カードに描く似顔絵の表情は笑顔が一番!口は優しいカーブで描くのがオススメです。普段笑顔をあまり見せない方でも少しニコッとさせてあげてもいいですね。
TIPS 2 色の使い方
サインペンの色も使い分けてみるとイラストの印象がだいぶ変わります。
【パステル】
優しい印象のパステル系。ピンクやミントグリーン、パープル、クリームなど。同系色で少し濃い色を1色入れると全体が引き締まります。
【補色】
相反する色を使うと鮮やかイラストに仕上がります。例えば「だいだいいろ」と「みずいろ」を組み合わせるとオシャレで元気いっぱいな印象に。
【同系色】
まとまりが良い同系色は全体をスッキリ見せることができます。「あお」と「みずいろ」、「きみどり」 と「みどり」など選びやすい点もいいですね。
【単色】
似顔絵を単色で仕上げる場合は暖色がおすすめです。柔らかい印象に仕上がります。
TIPS 3 色の塗り方いろいろ
同じイラストでも塗り方を変えるだけでだいぶ違った仕上がりになります。
【スッキリ斜め線】
シュッシュッとペンを走らせてみましょう。上手にできなくても緊張せず気軽に塗ってみるといいでしょう。
【ガシガシ塗り】
ジグザグに一筆書きで塗りつぶします。丁寧に塗らなくてもOK!余白が残っていてもオシャレに仕上がります。動きのある元気な印象に。
【ベタ塗り】
ベタ塗りも一工夫してみましょう。輪郭線ギリギリを塗るのではなく、丸いまとまりを意識して少し内側を塗ってみてください。塗る範囲の輪郭を先に描いておくと失敗が少なくなります。
【細かい線】
細いペン先で一方向に塗ります。色鉛筆を使うような感覚で丁寧に塗れば、繊細で可愛いイラストが簡単に描けます。
TIPS 4 小物も描いてみよう
もう少しイラストを描いてみようかな、というときは小物をプラスしてみましょう。趣味の道具や、好きな食べもの、大切にしているものなどをチョイスするといいですね。また、お父さんらしいアクションをさせてみるのもGOOD!「これ、覚えていてくれたんだね!」「そうそう、このポーズお父さんらしいよね!」そんな会話も弾みます◎
【アイテムやシーン】
お父さんのお気に入りの小物や趣味のもの、大好物を思い出してみてください。ぐっとオリジナリティが演出できます。普段しないようなポーズをとらせてみても面白いかもしれないですね。
【あしらい】
余白にガーランドやフラッグ、リボンなどでカードをデコレーションしてみてると一気に華やかに! 三角形や長方形を紙吹雪のようにたくさん描くだけでも賑やかなカードに仕上げることができます。
カードにイラストを描いてみよう
今回は真ん中に簡単なメッセージを配置して、その周りをぐるっと囲むようにイラストを描いてみました。ほら!イラストの魔法がかかった!?短いメッセージでもカードが華やかになりました。
今回は極細字と太字のツインタイプで色数も多い「プレイカラーK」とドットが描ける「プレイカラードット」を使用。極細字で描いたイラストを太字で塗り、周りをドットで賑やかな仕上がりに♪
Column
“中紙付きカード”って素晴らしい!?
購入したカードにカード本体より一まわり小さい“白い用紙”が挟まっていたことはありませんか。これはカードの“中紙”。実はとても使い勝手がいいんです。知っておくと役立つ中紙の使い方をご紹介します。
中紙は、カード本体の用紙や装飾が凸凹していてメッセージが書きづらい場合に入っていることが多いです。カードに直接メッセージを書き込むよりも中紙に書くことでよりフォーマルな印象を与えることができます。
中紙の使い方
どこに書いたらいいの?
メッセージは白い用紙の右側に書きます。左側(表紙側)は真っ白のままでOK!もちろんたくさん書く場合は左側から始めても問題ありません。
中紙は留めるの?
挟まっているだけでいいの?と不安になる方はノリを使って本体と固定します。カードの“綴じ”のところ(中央部分)を軽く留めるといいでしょう。
下書きできるの?
心配な方は鉛筆やシャープペンシルでの下書きがおすすめ。中紙は基本的に白い紙なので消しゴムで消しやすく、何度も書き直しができます。
書き直しもできる!?
もし書き損じてしまっても安心。お手元の無地のコピー用紙などを同じサイズにカットして挟み直せばOK!これが中紙の最大の魅力です。
書くスペースを自分で選べて、書き直しもできる!白い用紙に黒ペンでメッセージを書けば「きちんとした印象」が演出できるので、ビジネスや目上の方へメッセージを贈るときにもおすすめです◎
お父さん、どんな顔するかな!
出来上がったら早速お父さんへ贈りましょう。もし遅れてしまっても「いつもありがとう」の気持ちがあれば、お父さんは必ず喜んでくれるはず。思わぬ贈り物がきっと宝物になるでしょう。
●今回使用したカードはこちらから
デザイナーより
「上品で使いやすいをコンセプトにデザインしました。二つ折りのシンプルなカードですが、箔やエンボス加工などを施し高級感を演出しています。淡い色合いが優しい印象で、目上の方へのお礼はもちろんのこと、ご結婚のお祝いにも最適です。」
今回紹介してくれたのは…
Miho Okazaki/日本ホールマーク
ホールマークで一番大きなデザイナー。
犬とコーヒーと映画が大好き。地元横浜も大好き。
今回ピックアップしたカードのデザインも担当。