minne の人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
emiasahiさん
イラストレーターとして、雑誌や書籍、広告など幅広く活動。minneではショップカードやレターセットなど、オリジナルイラストを元にした作品を販売。
https://minne.com/@emiasahi
「お花のメッセージカード」のつくり方
贈りものに添えて大切な想いを伝える「メッセージカード」を手づくりしてみませんか。
イラストだけでなくレタリングにもぴったりな、コシのある筆芯が特徴の「筆之助」を使い、透明水彩絵の具とのコントラストを活かした「お花のメッセージカード&封筒」をつくっていきましょう。
用意するものはこちらです
<材料>
・筆之助しっかり仕立て (ブルー、グレー、ブラウン、墨)
・透明水彩絵具 (CERULEAN BLUE、SAP GREEN、CARMINE)
・画用紙 B4 1枚
・厚めの画用紙 A4(波光) 1枚
・クロッキー用紙 1枚
<使用した道具>
・三角定規
・コンパス
・シャープペンシル
・ローラー
・パレット
・液体のり
・新聞紙
・市販の洋2サイズの封筒
1. 展開図を書く
市販の封筒のサイズを測りながら、クロッキー用紙に展開図を書きます。
それぞれのサイズ値を書き込みましたので、ご参考にしてください。
画用紙に展開図を重ねて、コンパスの針で交点に印をつけます。
点と点を結ぶ線に定規を当て、画用紙を手でちぎります。ちぎることで紙ならではの風合いが生まれます。
2.封筒をつくる
机が汚れないように新聞紙を敷き、ちぎった画用紙を乗せたら、透明水彩絵具のブルー(CERULEAN BLUE)を水で薄めて、ローラーで塗ります。ムラができてもいい味になるので大丈夫です。
定規を当てながら、封筒の折り目をつけます。
のり付けをすれば、封筒の完成です。
3.お花や文字のパーツをつくる
画用紙の余白にローラーで、透明水彩絵の具のグリーン(SAP GREEN)とレッド(CARMINE)を塗ります。
白地に「for you」の文字を「筆之助」のブラック(墨)で書きます。縦の線はペンを寝かせ気味に太く、横の線はペンを立てて細く書くと上手く書けますよ。
グリーンの上に、筆之助のグレーを使い、バラの葉の葉脈を描きます。ペンは真っ直ぐ立てて繊細なラインで描きましょう。
レッドの上には、筆之助のブラウンを使い、バラの花を描きます。写真などを見ながら描いていくとスムーズです。
バラの花と葉の形を意識して、手でちぎります。文字は自由に、好きな形にちぎります。
4.封筒、カード、パーツを組み合わせる
続いて、カードをつくります。厚めの画用紙を15×20cmの大きさになるように定規を当てながら手でちぎり、半分に折ります。
バラの花と葉を仮置きし、筆之助のブルーで「Happy Birthday」など、メッセージを書きます。余白のバランスを見ながらゆっくりと丁寧に。
バラの花と葉をカードに、「For you」の文字を封筒のかぶせ部分にのりで貼れば、完成です。
バリエーションをたのしんで
もうすぐ母の日、ということで、カーネーションバージョンもつくってみました。
封筒の色味は、透明水彩絵の具のピンク(LILAC)にラベンダー(LAVENDER)を混ぜています。カーネーションはピンク(CHERRY RED)、葉の部分はグリーン(TERRE VERTE)で色を付け、文字は筆之助のパープル、ブラウンを使用しました。
お誕生日や母の日など、1年に一度の大切な記念日に向けて。みなさんもぜひ手づくりのメッセージカードで、想いを伝えてみてはいかがでしょうか。
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