2020.3.24
【CARD TIPS】Vol.1 グリーティングカードを書いてみよう
お祝い事やお礼のとき、気軽に気持ちを伝えるのにぴったりなグリーティングカード。気に入ったカードに少し手書きのメッセージを添えるだけで、きっとあなたの想いは伝わります。
このコーナーでは、心に残る贈りものとして最適な“カードの書き方”のちょっとしたヒントをご紹介します。
「ありがとう」を贈ろう
お世話になった方へ日頃の感謝の気持ちを贈りましょう。
春は卒業や入学、就職、異動など出会いや別れの多い季節。そんなシーズンこそカードが活躍します。
今回は異動する同僚へ贈るシチュエーションを例に“サンキューカード”の書き方をご紹介します。
カード選びも楽しもう
まずは贈るカード選びから。プレゼントを選ぶ時のように相手を思い浮かべながら、どんなカードがいいかイメージすると楽しくなりますよ。相手の好きな色や好きなモチーフが入っているものも選ぶときのポイントにするのもいいですね◎
今回はネコ好きの同僚にぴったりなネコのイラストがかわいいデザインで、いつもお世話になっている気持ちを込めたかったので表に「Thank You」とキャプションがあるカードを選びました。
カラフルで明るい印象のデザインは、カジュアルに同世代の友達へ贈るのにオススメです。 普段書いている文字の大きさも意識して、メッセージスペースをチェックするのもポイント!
使用するペンを選ぼう
カードを彩るために複数色のペンを使います。
今回はメッセージ部分があまり大きくないカードなので、極細字が書けてカラーも豊富な「プレイカラーK」を選びました。
まわりの飾りには簡単に5mm径のドットが描ける「プレイカラードット」を使用したいと思います。
もちろんお手元の使い慣れているペンだけでもOKです。
カードのデザインに使われているカラーと同じ色味を使うと、統一感が出て◎。
【今回使用したペン】
ではカードを書いてみましょう!
まず、メッセージを考える
カードには手紙のような時候や結びのあいさつは不要です。「ありがとう!」のひとことだけでも良いのがカードの魅力。近しい関係でしたら、日頃のエピソードや相手の長所などを何か一言でも盛り込むとさらに喜んでもらえるに違いありません。
次に、文字のレイアウトをイメージする
だいたいの文章が決まったら文字のレイアウト(配置)を考えます。別の用紙に下書きをするとより具体的なイメージが湧きます。
文字のレイアウトは中央揃えにするとカジュアルに、左揃えにするとカチッとした印象を与えます。文章量が少ないときには中央揃えがおすすめ。
メッセージを書く
レイアウトに合わせて文字を清書しましょう。メッセージは相手にしっかり届けたいので、他の使用色より濃い色を選ぶといいですね。今回はプレイカラーKのフレンチブルーを使用。濃いブルーを選択することで、黒を使用するよりソフトでカジュアルな印象になります。
タイトルを飾ってみる
書いた文字に装飾をしてみましょう。少し色味を加えるだけでカードがより華やかになります。タイトルだけでなく宛名も飾ると、とっておき感が増してGOOD!
今回はドットを使ったポップなイラストイメージに合わせて、「THANK YOU」部分を丸文字で装飾してみました。
まずプレイカラーKの極細字で文字を縁取り、太字で中を塗りつぶしました。文字の右上に少し白い部分(光っているところ)を残しておくと、ぷっくりとしたかわいい丸文字になります。ちょっと難しそうに感じた方は、鉛筆で下書きしてから書くと安心ですよ。
さらにアレンジしてみる
カードのデザインや絵柄に合わせてイラストやフキダシを加えてみるのもいいですね。難しく考えず、丸や三角マークを付け足すだけでもグンとランクアップ。今回はプレイカラードットでカラフルなドットを加えてみました。
飾り始めると楽しくて手が止まらなくなることもあるので描き過ぎには注意です!
プレイカラードットで簡単ネコ🐈
今回はカードのデザインにあわせて“プレイカラードット”でネコを描いてみました。描いたドットに猫耳を付け足せばネコのイラストが出来上がり!?ちょっとした工夫でオリジナリティを演出できます。
完成!
世界にたったひとつのカードが完成です。
メッセージが書かれたグリーティングカードはとっておきの贈りもの。相手のことをこんなに想うときがあるでしょうか。渡したときの相手の笑顔を想像しただけでワクワクしてきます。心に残るプレゼントのひとつとして、暮らしのなかにカードを取り入れてみませんか。
●今回使用したカードはこちらから
今回紹介してくれたのは…
Rio Kumagai/日本ホールマーク
社内で一番小さなデザイナー。紙ものが大好きで収集しがち。
美味しいコーヒーを飲みながら誰かに手紙を書く時間がお気に入り。