マッチ箱のようなスライド式の箱を作ってみようと思います。
あまり小さいと作りにくいので、今回は名刺サイズにしてみました。
展開図をA4サイズにプリントアウトします。
型紙にするので余白は切り取ります。
上が中箱になる部分、下がスライドする部分です。
中箱の展開図を画用紙に写します。今回は黒にしてみました。
…私は印をつける時はよくIROJITEN F7(ライトニングイエロー)を使用します。紙が白でも色画用紙でも印はハッキリ見えるのに組み立てると目立ちにくいためとても気に入ってます。
では中箱部分から作っていきましょう。
1. 展開図を切り取ります。
2. 線に沿って折り目をつけます。厚みのある画用紙なら定規を線にあてて折るとキレイに折れますよ。
(画像) 1 の↑部分だけが山折り、あとはすべて谷折りです。
3. 全部折れたら斜線部分にのりを付けます。
4. テープのりはPiTパワーCを使いました。しわにならず、スムーズに接着できるので次の工程へストレスなく進めます。
5. 反対側ののりしろにもテープのりをつけ、しっかりと貼り合わせます。
6. スライド部分も展開図を写し、切り取ります。
せっかくなのでABTで紫陽花を描いてみました。(描き方は後で説明します)
7. 線に沿って折り目をつけておきます。こちらはすべて谷折りです。
8. のりしろをしっかりと貼り合わせたら、スライド部分の完成!
中箱を入れたら完成なのですが、ラベルを貼ったらカッコイイかも!と思い付き、中箱を黒にしたのでちょっとメンズライクなラベルを作ってみました。
9. ヨコ40×タテ60mmのラベルです。
10. 下から20mmくらいで折ってスライドに貼り付けたら!いい感じです◎
いくつか作って重ねても素敵だし、贈り物の箱にしても良さそうです。
先程のスライド部分に描いた紫陽花の描き方です。
バランスの取りにくい紫陽花ですが、図案化しやすいガクアジサイにしたので、思ったより簡単に描けますよ。
(デュアルブラッシュペンABTを使用して描きました。)
1. 丸い円を意識しながら●と〇をランダムに描いていきます。
…筆芯ではなく細字の芯で描いていきます。※ABT620を使用
2. 空いている部分にABT133でアクセントの黄緑を足していきます。
3. いよいよ花ですが、十字を意識しながら描いていくとバランスが取りやすいです。花びらの数は4枚、中心は空けておきます。
…花びらは筆芯で描きます。同じ大きさにならなくてOK!むしろ花びらの大きさは揃っていない方が動きが出て◎
4.十字に描いた花の間を埋める感じに花を4つ描きます。
丸くなるようにバランスを見つつ描くと、こんもりとした紫陽花になりますよ。
5.空けておいた花びらの中心に〇を細字芯で描いたら、できあがり!
今回は紫系とピンク系の2種類描いてみました。
使用したのは、
紫系:620、N95、133
ピンク系:772、N95、133
今回のような同じモチーフを繰り返し描くようなパターンイラストの場合、キーカラーを決めたら(620と772)それ以外の色(N95と133)は変えずに描くとまとまった印象になります。
是非トライしてみてくださいね!
※ABTは水性染料インクの為、色によっては日光や紫外線の影響で退色する場合がございます。