minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
水月(みづき)ようこさん
身近で小さなアート〈ポストカード〉をメインに展開する動物イラストレーター。
優しい色でいきものたちをモチーフに作品づくりをしています。
https://minne.com/@watermooon
ABTで描く「ソーダ水を飲む白猫さんのメッセージカード」
前回の「おめかし猫さんのダイカットタグ」に続き、猫さんモチーフの作品です。
今回は涼しげなソーダ水を飲みほす白猫さんのメッセージカード。
デュアルブラッシュペンABTを使い、ダウンロードできる型紙で作りましょう。
それでは、さっそく作り方をご紹介します。
<用意するもの>
・ABT
・水筆
・筆之助 しっかり仕立て(ブラウン、グレー)
・色鉛筆
・テープのりPit、液体のり
・用紙(ハガキほどの厚みのあるもの 今回は水彩紙を使用)
・色画用紙
・シャープペンシル、ボールペン
・白いペン
・クリアファイル
・セロハンテープ
・カッター、はさみ
・カッターマット
・定規
・クラフトパンチ(円形10mm)
・ドライヤー
1.ソーダのグラデーションを塗ります
シャープペンシルで用紙に7cm幅で線を引き、中をグラデーションで塗っていきます
ABTの055、173、245を使います
パレットがわりのクリアファイルの上に055をとり、水筆で水を含ませて下から2cmほど塗ります
次に173を同じ幅で塗り、境目を水筆でなぞってぼかします
ポイント 水筆に残った色を落としてきれいな水でぼかすことで、色が濁りにくくクリアなグラデーションに仕上がります
残りの部分に245を塗ります
広い面を塗る時は水を多めにして、溜めたインクを横に塗り広げるイメージで
境目を水筆でぼかしたらソーダ部分のグラデーションの完成です
ドライヤーでしっかり乾かします
2.グラデーションの上にグラスの下絵を転写します
プリンターで印刷した型紙の裏側をシャープペンシルや鉛筆で塗りつぶします
塗りつぶした面を下にして、グラスの上から緑→黄色のグラデーションになるように位置を合わせてセロハンテープで固定し、ボールペンでなぞって転写します
さくらんぼも忘れずに写しましょう
グラスの形に切り抜きます
3.白猫のカードを作ります
用紙に猫のカードの型紙を転写して着色します
耳、鼻と口、ほほ 723(ほほの部分は水筆で)
目 055、筆之助しっかり仕立てブラウン
目のライン 色鉛筆 ちゃいろ
ストロー 451
カード本体 055(水筆使用)
カッターやはさみで切り抜きます
4.封筒を作ります
色画用紙の裏に封筒の型紙を転写して切り抜き、点線部分を谷折りにします
ポイント カッターの刃の背で筋をつけるとまっすぐきれいに折ることができます
のりしろをテープのりで接着して、
封筒の完成です
5.封筒にグラスを貼り付けます
切り抜いたグラスを封筒の上部分に合わせ、のりで貼り付けます
6.さくらんぼを作ります
色画用紙をクラフトパンチで切り抜いてさくらんぼの実を作ります
筆之助しっかり仕立てグレーで軸を描き、切り抜いた実をのりで貼ります
中のカードも同様に仕上げましょう
最後に白いペンでグラスに泡を描き加えます
ポイント 色画用紙を切り抜いた赤い実がアクセントになって立体感が出ます
7.完成です
カードを封筒にセットしたら白猫さんがごくごく美味しそうにソーダを飲みほすメッセージカードの完成です!
ソーダ水でいっぱいのグラスが、カードを引き出すにつれて空っぽに
空のグラスにお好きなメッセージをどうぞ
カラーバリエーションの例はこちら
ピンク: 725、933、055
ブルー: 373、173、055
白猫さんはお好みでハチワレにしたりミケにしたりと色柄を楽しんでいただけますよ
ぜひ作ってみてくださいね♪
水月ようこさんの作品は、minneでご覧いただけます。
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