2023.4.12
【簡単に作れる展開図付き】PLAY COLOR K/IROJITEN/筆之助で描く「おうち立体小物入れ」の作り方
minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
シロリス さん
印刷を使わずに切り絵から作られたマシカクの封筒や、カタチのおもしろいレターセットなど、”こんなのあったらいいな”をカタチにした紙雑貨アイテムを制作。
https://minne.com/@siroriss
PLAY COLOR K/IROJITEN/筆之助で描く「おうち立体小物入れ」の作り方
ペン先がつぶれにくく、ベストな太さが続く水性マーキングペン「PLAY COLOR K」と、滑らかな書き心地で絵に立体感と美しいグラデーションを与える色鉛筆「IROJITEN」、メリハリのある線が手軽に描ける筆文字カラーサインペン「筆之助」を使用して、立体的なフォルムがかわいいおうちの小物入れを作ってみましょう。
型となる展開図はダウンロードしてお使いいただけるので簡単に作ることができますよ。
それでは、さっそく作り方をご紹介します。
用意するものはこちら
・PLAY COLOR K
・IROJITEN
・筆之助
・ピットハイパワーSアロマ PT-TPK02 グレープフルーツの香り
・テープのり(PiTパワーD)
・おうち立体小物入れの「屋根」「本体」の展開図を印刷した画用紙(A4 2枚)※
・定規
・カッター(はさみでも可)
・カッターマット
1、おうちの展開図を準備する
まず最初に、「おうち立体小物入れ」の「屋根」と「本体」の展開図をダウンロードして、A4サイズの画用紙に印刷をしてください。
※画用紙は厚すぎると丈夫に仕上がりますが、作業が難しくなります。
印刷ができて、なおかつ作りやすいお絵かき用の画用紙を使ってくださいね。
2、屋根に色を付ける
画用紙に印刷した「屋根」の展開図に色付けをしていきます。まずは、レンガ模様に沿って、好きな色の筆之助でなぞります。
筆之助は大胆な太い線から繊細な極細の線まで筆圧でコントロールができるので、味のある仕上がりになりますよ。
今回はオレンジ、レッド、イエローのカラーをチョイスしました。
次は色塗り。IROJITENの色鉛筆で好きな色を選んで塗っていきます。
薄い色から濃い色へ何層にも塗り重ねることで、奥深く素敵な屋根の色になりますよ。
今回、IROJITENは[DL-1]雀茶、[DL-9]古代紫、[DL-10]梅紫、[V-1]チェリー、[V-2]栗色、[P-1]薄紅、[D-14]枯竹色を使用しました。
あとでカットするので色塗りの段階では線からはみ出しても大丈夫です!
自由に色塗りを楽しんでくださいね。
3、カットして屋根を作る
色塗りが完成したら、カッターを使ってカットしていきます。
定規を当てて、写真の①、②のように矢印の向きへカットしてください。
③は、カーブがあり定規を使えないので、ゆっくりとフリーハンドでカットしていきます。
難しい場合は、はさみを使ってもOK。切る際は、ケガのないよう注意してくださいね。
次に、切り抜いた屋根をやさしく丸めて円錐の形になるように型付けをします。
こうすることでのり付けがしやすくなりますよ。
ほんのりと型が付いたら、のりしろにテープのり(PiTパワーD)を付け、ゆっくりと丁寧に円錐になるように貼り合わせていきます。
屋根の部分はこちらで完成。
4、本体部分をカットする
屋根が完成したら、次は本体部分を作っていきます。
印刷した画用紙を写真の①~④の順番でカットしていきます。
次に実線の部分をカットしていきます。
次は、おうち本体の上下の折り目(点線部分)にカッターで薄く切り線を入れていきます。
画用紙は少し厚みがあり折りにくいため、カッターで超極薄に切り目を入れます。
切り落としてしまわないように、先ほど切り落とした余白の部分で力加減を試してみてくださいね。
写真のように半分以上つながった状態にします。
もし難しい場合は、カッターの背の部分でスジを入れてよく折ってから型を付けてください。
おうち本体の下の部分は、表から折り目にカッターで切り線を入れます。
おうち本体の上の部分は、裏から折り目にカッターで切り線を入れます。
5、本体部分に色を付ける
ちょっと緊張感のあるカッターを使った作業は先ほどの工程で終わりです。
ここからはほっとひと息、楽しい塗り絵の時間!
PLAY COLOR Kでまずは縁取り、IROJITENで色塗りをしていきます。
PLAY COLOR Kはきいろ、みどり、アクア、IROJITENは[D-10]土龍色、[D-16]苔色、[D-17]仙人掌、[D-18]針樅色、[DL-4]麹塵、[DL-5]緑青、[DL-6]山藍摺を使用しました。
6、本体部分ののり付け〜完成
色を塗り終えたら、くるくると円柱に丸めて型を付けます。
型付けができたら、のりしろにテープのり(PiTパワーD)を貼ります。
しっかりと貼れるのでのり貼りの強い味方です。
丁寧に、貼り合わせ位置を合わせます。
円柱のかたちになったら、底が丸くなるように形を整えます。
事前にカットしておいた、底に貼る「外側◎」に仮で合わせて、内側の線に本体ののりしろが沿うかを確認してください。
問題ないのを確認できたら、いよいよのり付け。
ピットハイパワーSアロマを底に貼る外側の「のりしろ」部分に塗ります。
本体をのせ、内側の線に合わせます。
のりしろ部分を指で押さえてしっかりと接着します。手が入れづらい場合は、先の丸い色鉛筆の後ろ側などで押さえてくださいね。
次に、こちらも事前にカットしておいた底に貼る「内側」の全面にのりを塗ってください。
のりを塗った内側と書いてある方を下向きにして、底面へ貼り付けます。
手で押さえてしっかりと接着させれば、本体部分も完成です!
屋根を本体に乗せると、おうち立体小物入れの完成です。
小物を入れるとこんな感じに♪
いろんなパターンの屋根を複数作れば、屋根を変えるだけでデザインの異なる小物入れを楽しむことができますよ。
今回は、PLAY COLOR Kを使って他にも模様を描いてみました。
塗りだけではなく、青系と赤系の色が豊富なので、たくさんの色を使って模様を描いても楽しいです。
おまけ
今回は白の画用紙を使って作りましたが、色画用紙やクラフト用紙など、紙をアレンジすることで雰囲気の異なる小物入れを作ることもできますよ。
窓を切り抜いてもかわいいです♪
今回はインテリアとしても飾れるおうちの立体小物入れを制作しました。
楽しく作って飾ったり使ったりしてみてくださいね。