2022.7.19
ABTとIROJITENで描く「本を読むのがもっと楽しくなる“お花のしおり”&ひらひらちょうちょ」の作り方
minneの人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
BlancBlanche さん
草花や動物などをモチーフに、水彩絵の具で描いたウォールステッカーやインテリアポスターなど、おうち時間を彩る作品を中心に制作。
https://minne.com/@digitalprint
ABTとIROJITENで描く「本を読むのがもっと楽しくなる“お花のしおり”&ひらひらちょうちょ」の作り方
鮮やかな発色が魅力のデュアルブラッシュペン「ABT」と自然界の色を再現した繊細なカラーバリエーションの色鉛筆【IROJITEN】を使用して、本を読むのがもっと楽しくなるタンポポのしおりを作っていきます。しおりのサイズはよく読む本のサイズに合わせてOK。今回は仕上がりサイズ6㎝×16㎝で作っていきたいと思います。後半のおまけでは、可愛い「ひらひらちょうちょ」の作り方も紹介していますよ。
それでは作り方をご紹介します。
用意するものはこちら
・ABT
・IROJITEN
・MONO graph(シャープペン)
・水筆
・Pit AIR(テープのり)
・MONO(dust CHACH)
・カッター
・カッターマット
・水彩画用紙(A3程度のもの)
・はさみ
・定規
・白いペン
・水溶耐水両用定着液
1、しおりの型を作る
シャープペン(MONO graph)で、縦6㎝×横32㎝の長方形を描き、その中心と左右の端から3㎝の計3箇所に薄く線を引きます。
次に、その線の上からカッターの刃の裏(逆)部分で折り線を軽めに引きます。
引き終わったら、シャープペンの線は消してください。
カッターで引いた折り線に沿って、左右の端から3㎝の箇所は『山折り』、真ん中の箇所は『谷折り』で折り曲げます。
次に、Pit AIR(テープのり)を谷折りで重なる画用紙の内側(片面)の部分になるべく隙間なく塗り、ずれないようにピッタリとくっつけます。上のパカパカした部分は後からお花を描く部分になるのでしっかりと開いておいてください。
2、お花の柄を描く
上部のパカパカと開いた部分にシャーペンでお花を描いていきます。ここでは軽めのタッチで描くことがポイント。また、タンポポ以外のお花でも作ることができますが、左右対称になるものがオススメです。
※お花の中心と上下の中心にそれぞれ印を付けると、バランス良く描くことができますよ。
描いたお花の余白の部分は不要なので、ハサミやカッターでカットしてください。
⑥テープのりで重ね合わせた部分は茎や葉になります。こちらもお花と同様にシャーペンで軽く描き、カットしていきます。
3、お花に色を塗る
ここからは色を塗っていく工程です。まずはお花の部分を塗っていきます。深みを出すために、IROJITENで縁をササッと塗ります。イメージしている仕上がりの色味と同系色で少し暗めの色を選ぶことで、より立体感が出ますよ。
※今回使用したのは第1集のVol.3(deep tone Ⅰ)です。
次に、お好みのABTを使ってさらに色を塗っていきます。「縁から塗って水筆でぼかす」を繰り返してください。にじみ防止のために、花びらの外側から塗っていき、一周したら内側の花びらを塗るまで少し時間を置くのがおすすめです。塗り終わったら、さらにその上からIROJITENで色を重ねていきます。
※外側の2段はABT(055)(933) 3段目が(027) 中心が(837)です。
茎や葉っぱの部分も花びらと同じように、IROJITEN→ABT→水筆→IROJITENの順に塗り重ねてください。
※写真はABT(245)と(177)を使用
すべて塗り終わったら、防水加工と紙の強化のため『水溶耐水両用定着液』をスプレーします。30㎝ほど離して、まんべんなく吹き付けてください。なるべく風のない時に屋外で行ってくださいね。
4、仕上げ
定着液が乾いたら、白いペンで点や線を入れていきます。線を引いて間に点を繰り返し、隣と同じ所に点が来ないように描くと綺麗な見た目になりますよ。
茎や葉の部分も葉脈のように線を入れていき、最後にもう一度『水溶耐水両用定着液』を全体にスプレーし、完全に乾いたら完成です。
※お花は裏の部分にもABTで色を付けておくと、どこから見ても綺麗に仕上がります。
読みかけの本に挟んで花びらを開くと、まるで本からお花が咲いているように見えます。
他にもお好きな花で色々なしおりを作ってみてくださいね。飾っておくだけでも素敵ですよ♪
5、【おまけ】余った紙でひらひらちょうちょを作ろう
余った紙を5㎝ほどの四角にカットします。大きさは大体で大丈夫です。
紙の真ん中に薄く線を引き、シャーペンで胴体と羽を描きます。
胴体の左右にカッターの刃の裏側で折り線を入れ、不要な部分をカットします。
お花のしおりと同様に、ABTとIROJITENを使って色を付けていき、定着液をふります。仕上げの模様はシャーペンで描くのがおすすめです。
※写真は胴体(977) 羽(055)(N95)で塗っています。
折り線に沿って折り曲げ、胴の裏にPit AIRを少し塗ります。
お花のしおりや色々なところにピッと留まらせて楽しんでくださいね♪