毎年2月22日は「ねこの日」。大好きな猫の似顔絵を描いてこの日をお祝いするのはいかがでしょう! 普段見慣れている模様も、よーく観察してみると、縞が混ざっていたり、ハートなどのハッピーマークが隠れているかもしれませんね。
今回、耐水性のブラックインク(※1)で線を描き、グラフィックマーカー「ABT」を使って模様を塗る方法を紹介したいと思います。
(※1)作例はZOOM505の水性ボールペン(0.5mm)を使用。水性顔料インクのため、しっかり乾くと上からABTで色を塗っても線がにじみにくいです。筆文字サインペンの筆之助も耐水性インクなのでオススメです! 使用した画用紙はmaruman オリーブシリーズ(画用紙厚口)。
●ABTを使った色の組み合わせ※3桁の数字は、ABTの色番号です。
●下地になる色を塗ってみよう
広い面積を均一に塗るときは、太芯でサッ、サッとリズムよく、同筆圧で紙をなで続けるように塗ると色ムラができにくいです。(難しく感じるときは少し薄めの色を選んで、2、3度塗りする感覚で塗れば色ムラが目立ちにくくなります。)
縞やブチなど、重ね塗りで模様を表現する場合は、まず薄い(明るい)色を塗って、その上に濃い(暗い)色を重ねていきます。
長毛の猫の模様を描くときは、塗ったインクが乾く前に塗り重ねていくと、前後に塗った色がなめらかにブレンドされ、毛並みのやわらかさが表現できます。
あとからブレンダーでなじませるのもOK。
瞳を塗るときは、見たときの印象より少し明るめの色を選ぶと、瞳が明るく見え、猫の表情が明るくなります。
瞳孔とコントラストがしっかりつくくらいの明るさが目安です。舌や口の中を塗るときも同様に、ちょっと明るめの色を選んで、余った紙で試し塗りをしてみるのがオススメです。
●重ね塗りのコツ
重ね塗りする色の濃さやくっきり加減は、下地に塗った色の乾き具合によって変化が付けられます。
余った紙で試し塗りをしてから塗れば安心!
いかがでしたでしょうか? 今回登場してもらった猫たち以外にも、豊富なABTのカラーの組み合わせ、紙との組み合わせで色の表現は無限なので、色々試しながら猫イラストを楽しんでください!