色紙を楽しもうシリーズ第2弾!
「色紙を楽しもう|vol.1」では、ミックスメディアペーパー「ペイントオン」にABTや色鉛筆を使い、夏らしいイラストの作例をご紹介しました。
さまざまな画材に適する「ペイントオン」。前回はその中の3種類(ブラック、グレーグリーン、デニムブルー)を使用しました。
今回は「グレー」「ナチュラル」「ホワイト」の3種類をセレクトし、秋のイラストとそれぞれの紙のおすすめポイントをご紹介していきたいと思います。
■ペイントオンの特長をおさらい!
「色紙を楽しもう|vol.1」でもご紹介しました「ペイントオン」。
その特長として、様々な画材や表現方法に使うことができるミックスメディアペーパーであり、厚手の用紙なので、水彩など水を多く使う技法やクラフトにも向いています。
用紙は全8種類。紙目の違いで選べる3種類のホワイトペーパーと5種類のカラーペーパー。
それぞれの表紙には相性の良い、おすすめの画材がデザインされています。
■カラーペーパーに絵を描いてみよう!
ここからは実際にトンボ鉛筆の「ABT」「色辞典」とクレールフォンテーヌの「ペイントオン」を使って描くカラーイラストのアイデアをご紹介します!
<ペイントオン グレー × 色辞典>
ハロウィンの薄暗く、不気味な雰囲気を表現してみよう
【使用画材】
・色辞典 ペールトーンⅡ/ディープトーンⅡ
・ペイントオン グレー
「グレー」は暗い色も明るい色も映える、表現の幅が広がるカラーペーパー。
今回は色辞典の深くこっくりとした色のディープトーンを影の部分、やわらかく明るい色のペールトーンを光の部分に使い、ファンシーな中にちょっと不気味な雰囲気の漂うハロウィンを表現しました。
<ペイントオン ナチュラル × ABT>
食欲の秋!ほっくり食材をふんわり表現してみよう
【使用画材】
・ABT
・水筆
・木物語 B
・ペイントオン ナチュラル
クラフト紙のような色合いの「ナチュラル」は色に統一感を持たせ、まとまりのある絵に仕上りやすくなります。
「ナチュラル」は食べ物を描くのにもぴったり!ペーパー本来の温かみのある色味が描いたものをより一層おいしそうに引き立てます。
<ペイントオン ホワイト × ABT>
まっさらな背景に紅葉の朱色を映えさせよう
【使用画材】
・ABT
・水筆
・ペイントオン ホワイト
ペンのインク色を引き立て、より一層鮮やかに見せる「ホワイト」。今回は紙の肌目の違いで3種類あるホワイトペーパーの中から、表面に適度な凹凸がありどんな画材でも扱いやすい「ホワイト」を使用し、鮮やかな紅葉とイチョウを描きました。
細字のペン先で線を描いてから水筆でぼかすことで葉脈のように見せ、葉の立体感が表現できます。
今回の記事では秋をテーマに描きましたが、カラーペーパーはほかにも様々な表現でお使いいただけます。
ぜひ今回の記事を参考に、作品作りに役立ててみてくださいね!