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【ワークショップレポート】Ssオンラインワークショップ「りーりん」イラスト講座

開催日程
2020.12.19(土)
場所
オンライン配信(Zoom)

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

 


 

Ssオンラインワークショップ「りーりん」イラスト講座

「トンボ鉛筆 水性グラフィックマーカー・ABT を使ってキャラクターを塗ろう!編」

 


今回のワークショップでは、イラストレーター「りーりん」さんと、司会に声優&アニメーター「心愛ココ」さんをお迎えして、Ss(スモールエス)63号に掲載されている「りーりん」さんの「ABTメイキングページ」と連動した講座を行いました。
 
参加者全員に「水性グラフィックマーカー・ABT 6色+水筆」セットのご提供し、さらにミューズさまより、りーりんさんチョイスの「高級国産水彩紙ランプライト」のご協賛をいただきました。
 
「ABT」を参加者の皆様が実際に使用しながら、オンラインでイラスト着彩テクニックを学べる90分の講座(2部制)の内容をレポートいたします!
 
参加者「全員」にご提供、豪華なワークショップキット
 


 
画材の選択と理由 / 今回使用したABTの6色と水筆と画材紙
 

今回りーりんさんが選んだ6色は、今回のイラスト向けの着彩にマッチした色というのはもちろん、混色によってつくれる色の幅が広い物を選択したとのこと。


・使用した6色のABT(番号):090・277・620・856・933・947
・使用した水筆:中筆

水筆は、3種あるうちの先端の細く全体は太いタイプのもの「中筆」を使用。

りーりんさん「筆全体は太くても、毛先自体は細いので、細かな描写、広範囲の塗りの際など筆のタッチで調整ができて便利」

 
 

 
使用した画材紙
・LAMPLIGHT 300g (MUSE)
 
りーりんさんの線画をプリントした画材紙「高級国産水彩紙ランプライト」の選択の理由は「色を重ねていっても毛羽立ちが少ない」「水の乾きが早く、重ね塗りでもにじみが少ない」りーりんさんもおすすめの、初心者の方でも扱いやすい画材紙。

 
着彩準備の準備、クリアファイルをパレット代わりに
 
クリアファイルに使用色を直接置きパレット代わりにして、水筆で濃淡を調整したり混色を行う。これによって、鮮やかな淡さを表現することができる。
このテクニックには、司会の心愛ココさんや視聴者の皆さんも驚き。
 

 
着彩スタート、水性の良さを引き出す筆先と水筆のテクニック
 
着彩前に水筆で着彩箇所に水を塗ることで塗りムラを出にくくし、広範囲に塗りやすくする。水が出にくいときは水筆のグリップ部分を押して水滴を垂らして伸ばしても良い。
 

繰り返し円を描くような筆のタッチで着彩していく。これは、塗りの色のふちが出にくくするために行っている。途中で色が伸びにくくなった時は、紙に直接水を垂らすと色が伸びやすく広がりやすくなる。色が足りないときは随時色を足していく。
 

頬のチークは、大胆に色を置いて周囲に色を広げるように塗る。周囲の色に馴染ませるように筆の先端で柔らかく色を伸ばしていく。この際、色を広げすぎると下の色に影響を与えてしまうので、色の伸ばし度合には注意が必要。
 

水筆のグリップを押して水を出しながら先端をティッシュなどでふき取っておくと、色の濁りを軽減することができる。塗りの途中で気にしておきたいポイントも解説してくれました。
 

瞳の描画、着彩は特に繊細な作業。筆の先端を使って細やかに描画していく。色の濃い部分があれば色を伸ばし、薄めていく。細やかな作業の分、着彩を乾かしながら作画を行うので、乾かしている最中は別パーツの着彩を行う。
この時、顔の色と同系の色の部分(例えば今回の線画では腕の部分)を着彩することでパレットの色を引き継いで使用できる。
 

髪の着彩は、筆を立てるように描画していくことでシャープなタッチを再現している。
また、カーブを描くように描画することで髪のハイライトや印象が際立ってくる。
 

服の着彩は、大胆に色を置いていく。グラデーションの表現の際は、乾く前に早めに他の色を入れていくのがポイント。ABTの水性の良さが特に際立つテクニック。
影の部分は、同系色を強めに入れることで立体感を際立たせることができる。
 

 
 
ワークショップ中のQ&Aコーナーでは、水筆とニブ着彩のポイントも解説
 

パレットから拾って水筆で描く際と、マーカーのニブ(筆先)で直接描く際の違いは、薄くするか、濃くするかで判断。濃くはっきりさせたい部分や、影を濃いめに入れたいときもマーカーのニブで直接塗っていく(主に影や背景等色が濃い部分、発色を濃くしたい部分)。
ゆっくりとしたペンタッチで、色がしっかり乗っているか、ムラが出ていないかを注意しながら塗っていくことがポイント。
発色が良いので、着彩の完成のイメージをしっかりもって描いていくと置いた色が際立った表現が可能になる。
 
 

ABTの特色を活かした、りーりんさんの着彩テクニックの詰まった90分間
 

今回のワークショップは、「ABT」の特色を活かしたりーりんさんの着彩テクニックが数多く見られるあっという間の90分間でした。
今まで「ABT」に触れたことがない方や、水性マーカーの使い方がわからなかったかった方も、着彩の第一歩を踏み出すことができたのではないでしょうか?
 
ワークショップ最後には、参加者皆様が着彩にチャレンジした作品画像をツイッターで発信!
ハッシュタグ「  #ABT #スモールエス #りーりん 」で、見ることができます。
 
次回のSsオンラインワークショップにもご期待ください。

 

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