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【ワークショップレポート】人気イラストレーターから学ぶ、トンボ鉛筆「ABT」カラーイラスト講座

開催日程
2020.8.8(土)
場所
オンライン(Zoom)/ YouTube 生配信

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
ご興味ある方には以下レポートと合わせて動画のアーカイブもございますのでぜひご覧ください。
 


 

お得感No.1のコミック配信サービス『まんが王国』を展開する株式会社ビーグリー社が主催した、カラーイラストオンラインワークショップに協賛いたしました!

 

(左:真田たくみさん、右:七神マナ先生)


 
講師には水彩画を得意とする人気イラストレーターの七神マナ先生、MCには女優で画家としても活躍している真田たくみさんをお招きしました。

 

新型コロナウイルス感染対策のため、Zoomによるオンライン開催となり、抽選で200名様限定、ご自宅に七神マナ先生による人物線画とABTをお送りし、その教材を使いながらご参加いただきました。

また、当選を逃された方のため、YouTubeでも同時配信いたしました。こちらの動画はまんが王国ワークショップYouTubeチャンネルのアーカイブよりご覧いただけます。
 
まんが王国ワークショップYouTubeチャンネル

 


 

■七神先生の美麗な線画に着色!まずは肌の塗り方から

 

はじめに七神先生がプロのイラストレーターとしての視点で水性グラフィックマーカーABTの特長や魅力を丁寧に教えてくださり、そしていよいよ七神先生による着色講座開始!本ワークショップでは、人物の肌と瞳の塗り方を教わります。

 


女の子のかわいらしくふんわりと色づいた頬を表現するため、まずは塗りたい範囲よりも広く、ブレンダーペンで下塗りをしておきます。その上に薄い色から順に筆先でやさしく色を乗せ、さらに境界をブレンダーペンでぼかしていきます。頬は薄いピンク色の上から中心にだけ肌色を乗せてグラデーションを作ります。
水彩らしくぼんやりと柔らかな色づきにするには乾かないうちに素早く色を乗せるのがポイント。
 

今回は陰になる部分にのみ肌色を塗り、紙の白さを活かして肌の白さを表現しています。太陽の位置は意識しつつも、イラストの絵柄や雰囲気を損なわないように気を付けながら着色します。
 

頬の内側はクリアファイルなどをパレット代わりにして茶色のインクを出し、濃いピンクと混色して色を作ります。
 
 
■表情の要!透明感ある瞳の塗り方
 

続いて瞳の着色。
瞳の色は青をベースにしつつ、縁は反対色の黄色を使い色を引き立たせ、かわいらしくも透明感ある瞳を演出。
はじめにしっかりとブレンダーペンを塗ってから乾かないうちに縁の黄色と上部を中心に青を乗せます。それぞれ色の境界はぼかしましょう。
 

しっかりと乾いたらさらに瞳に茶色を乗せていきます。ハイライトになる部分のまわりは囲まずに隙間をあけて色を置き、ブレンダーでぼかすイメージです。瞳は人物の表情を左右するので繊細な工程ですが、七神先生が別紙で丁寧に解説してくださるのでとってもわかりやすい!
 

さらに茶色を塗ってぼかしていきますが、先に置いた青色が潰れてしまわないよう、青い部分から茶色の部分へと筆先を動かすのがポイントです。
 

そして最後にハイライトの境界を濃いピンクでなぞります。かなり細い線を描くため、8ミリのペン先の方を使用します。ほんのわずかに色が入るだけで、ハイライトが自然になり立体感と深みが増します。
瞳に色が入ると一気に命が吹き込まれたかのよう!ビー玉のようなうるうるお目目が完成です。
 

続いてまつ毛やアイメイクを塗っていきます。
濃いめのピンクでまつげのラインをなぞり、目じりのほうに茶色を乗せます。茶色の縁は残しながら中心だけ濃いピンクでぼかします。そうすることで水彩画特有の縁に濃い色が残る「水彩境界」をABTでも作ることができます。
 

目尻や粘膜も塗っていきます。
 

線の片側だけぼかす技術で下まつ毛を表現。このように細かい部分は0.8ミリのペン先を使って線を引き、ブレンダーでぼかしましょう。
 

 
 
■肌と瞳の着色は完成!
 

ABT水性マーカーを使って水彩画のように仕上げるポイントは、乾く前にしっかりぼかすこと。水彩境界を作ること。
また、右の絵は講座がはじまる前に七神先生が肌の下塗りをしたもの。
肌のように広範囲の着色は水性マーカーのみの使用ではムラになりやすいですが、パレットに出したマーカーのインクを水をたっぷり含んだ筆で取り下塗りをすることで、ムラなくより水彩画らしい表現が可能です。こちらの絵はその上からマーカーを使用して陰や瞳を着色しています。
 

七神先生がTwitterにUPされていたカラー原画も登場!
ワークショップよりもたくさんの色を使用してはいますが、マーカーを使用して着色されたようには見えない美しすぎる仕上がりに会場のスタッフからは思わずうっとりとした溜め息が。
 
講座の後は七神先生による質疑応答の時間があり、イラストを描く上でのポイントや水彩画についていろいろお答えいただきました!
 

七神先生お気に入りのABTの色は、メルヘンなピンク(873)と水色(291)とのこと。今回の教材としても使用しました!
 

そしてワークショップ参加者様の中で、今回仕上がった作品をTwitterに指定タグをつけて投稿すると、抽選でワークショップ中に完成したイラストに七神先生の直筆サインを入れたものをプレゼントという企画も。当選者の方、おめでとうございます!
 

こうしてワークショップは終了。
七神先生の丁寧な解説をもとに、広報担当も実際にイラストの着色に挑戦!乾いた後に色を乗せてしまいぼかしきれていないところもありますが、初めてにしては納得のいく出来になったと思います。ABTの多彩な表現力と七神先生の高等テクニックを身をもって知ることができました!
大がかりな道具も必要なく、初心者でも簡単に水彩イラストを描くことができるABT。ワークショップの動画を参考にして、是非とも水彩イラストに挑戦してみてください!
 

>>まんが王国ワークショップYouTubeチャンネル
 
>>ご参加の皆様の作品はこちら
 


 
■講師、MC紹介
 

七神マナ
透明水彩でイラストを描く。フリルやリボンなど華やかな装飾に彩られた、デザイン性の高いキャラクターが魅力。命をもたぬ様々な存在を女の子として擬人化し、切なさ、あどけなさ、エロティシズムを内包した、美しい絵物語に紡ぎあげる。
Twitterアカウント:https://twitter.com/h654r1

shn

 

真田たくみ
水彩画、鉛筆画を主として、油絵も描く。大学の美術ゼミナールで学ぶまでは独学で絵を描き、2018年11月、2019年5月にデザインフェスタに出展。壁面画にも挑戦した。綺麗だと感じたことや言葉に出来ない感情を絵で表現する。大学生時代にFM岩手『やるJ!グルージャ』ラジオのアシスタントを担当、その他CM、声優、テレビ出演など様々に活動。2018年に上京後は女優活動を中心にしながら。アプリSUZURIでオリジナルグッズを販売している。
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/sobakasu25

shn

 
株式会社ビーグリー:https://www.beaglee.com/

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