
minne の人気作家さんに聞く、作品レシピ
「FUN ART STUDIO」と「minne」の特別企画。毎月、minneで人気の作家さんにトンボ鉛筆の画材を使った作品レシピや使用方法をご紹介いただきます。
今回のminne作家さん
hiishさん
眺めても身に着けてもたのしめる、“思い出”を絵日記のように描きおこして形にしたブローチを制作しています。
https://minne.com/@hiish

「お花のイラストカード」のつくり方
前回ご紹介した「紫陽花のブローチ」に続いて、今回は、かわいい「お花のイラストカード」をつくってみませんか。お花のかんたんな描き方と合わせてご紹介します。
発色のいいデュアルブラッシュペン「ABT」と水性画材のぼかしや混色に便利な「水筆」を使ってぜひ一緒につくっていきましょう。
用意するものはこちらです。
・ABT
・水筆
・はがきサイズの画用紙
・定規
・目打ち
1、カードをつくる

はがきサイズの画用紙を二つ折りにしてカードをつくります。 まずは画用紙を横にして、中心から3mmずらしたところに、折り目用の印を目打ちで付けます。

目打ちのヘリなどを利用して、折り線に跡を付けます。
2、お花を描く

カードの表面(3mm短い面)にABT772の淡い色でランダムにドットを描いていきます。

ドットの周りを同色の濃い色で囲みます。ここではABT835を使用しています。 ところどころ、ドットの中にも小さなドットを描きます。

ABT985でドットの輪郭を、ABT905で中心のドットをさらに描いていきます。

水筆(中筆タイプ)で、色の境目をぼかし、濃淡を付けます。

完全に乾いたら、濃いめの色やニュアンス色でアクセントになるドットや輪郭を書き加えていきます。細かい部分はABTの細い方を使いましょう。(使用カラー:ABT673、679、817)

茎をABT076の細い方で描いていきます。

お花のイラストができあがりました。
3、カードを仕上げる

次に、カード内面の下方部分を彩っていきます。
イラストで使用した2色(ABT817、835)で縁に沿ってラインを引きます。

ラインを水筆(中筆タイプ)でぼかし、グラデーションをつくります。

乾いたらできあがりです。
お好みの色でつくってみてください。お花部分に使用した色をカードの下方のラインにも使用するとすっきりと仕上がりますよ。
4、紫陽花の描き方
最後に、今のシーズンにぴったりの「紫陽花」の描き方もご紹介します。絵手紙や一筆箋の挿絵などもおすすめです。

ABT603で、四角に近い花びらを4枚セットで描きます。

4枚セットを、全体的に丸いかたまりになるように、繰り返し描いていきます。ところどころにABT673で色を重ねてグラデーションをつくっていきます。

隙間は、ABT603の細芯の方で花びらの輪郭のみ描きます。ABT126の細芯で、バランスを見ながら葉も描きましょう。

葉の表面にはABT076を使用します。グリーンの色味をすこし変えるだけで立体感が生まれますよ。続いて、水筆(中筆タイプ)で花びらの隙間をぼかしていきます。
乾いたら、できあがり。
どちらのお花のイラストも手軽にチャレンジできますので、ぜひお好みの色でたのしんでみてくださいね。